少女とその信奉者に捧げる詩

小田嶋はな

ゆうぐれの詩

細い足

手首の傷


できるなら、アリスのように。


「ねこは嫌い」と言うきみは

美しさの象徴


少女の体は

まるでかげろうのように

実体をもたず


ただ虚像としてそこに「ある」


アリス、お前はどうして。


憎んでいたかったんだ、

世界のすべてを。


明日のぼくらは。

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少女とその信奉者に捧げる詩 小田嶋はな @nekomusu

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