隠居が通る16 熊蔵が源八にどうだいっそのこと大殿の家来にならんかと言うと、一度お断りしたゆえもう一度家来に加えて貰えるだろうかと言うと、今回の働きぶりは見事だった、き


隠居が通る16


熊蔵が源八にどうだいっそのこと大殿の家来にならんかと言うと、一度お断りしたゆえもう一度家来に加えて貰えるだろうかと言うと、今回の働きぶりは見事だった、きっと加えてくだ、

さると熊造が言うと、江戸に着いたら良しなに取り計らってくれと言うので、承知したこれでそなたの倅も喜ぶだろうと言うと、実は一番喜ぶのは妻だよ、今の暮らしに不服はいわんが、

武家の出じあからなあと酒を飲み干したのです、


弥助とすみれも宴席に加わり、みんなは大盛り上がりしたのです、弥助が傍に来たのでご苦労次の物見はどうであったかと聞くと、次は長府から岩国でございますが今のと所は不穏な動、

きはありません、岩国は吉川様の領地ですが関が原で、毛利は徳川に味方したのに約束の所領は安堵されず、36万石に減俸されたのは吉川様のせいだとして、肩身の狭い思いをしておら、

れるそうで御座いますと言ったのです、


翌日は秋正に別れをつげて船に乗り長州の下関に降り立っのです、そのころ稲葉の用人に臼杵の下田から事の顛末の詳細が届き正俊に報告していたのです、何100人以上が討ち取られた、

と、たつた4人にかと聞くと、下田の手の者300人で討ち果たそうとしたそうですが、中津藩の軍勢1000人が押し寄せて降伏をしたそうに御座います、正直殿は殿のお墨付きを奪い、


今回は稲葉正俊の指図なれば、不問に付すと言って、次席家老下田の隠居のみで許して城下を立ち去ったそうにございますと言うので、山田はどおしたのだと聞くと、道場で立会い簡単、

に打ち据えられて、正直殿の配下に加わったそうです、道場主山浦玄才以下はことごとく討ち取られたよしにございますと言うと、中津藩と言えば正直の分家秋正の領国だな無断で兵を、

出して他国に侵攻するとはと言うと、


中津藩は北九州の外様大名監察役目であり、隣国に不穏な動きあれば自由に兵は動かせまする、いま頃は事の仔細は上様の耳に入っていると思いますと言うので、心配ない、お墨つきは、

わしの自筆ではなく花押も変えてある、臼杵藩に道中見回り役に知られてはならない事があり、その為に正直を襲ったのではないか、とシラをきれば済む事だ、不届きにつき臼杵藩は、

改易にすべきだと言上すれば、


わが親類筋なれど政には心情は挟まない考えとして、認めざるを得ないだろう、これで佐土原藩と会わせて10万石は、改易できるネタが出来たと言う事だと言ったのです、次はどこだと、

聞くので長府から岩国向かうでしょうと言うので、長州か長府は毛利光広で岩国は吉川広家じあな、毛利本家と岩国の吉川とは関が原以降犬猿の仲だ幕府は岩国藩を認めているが、毛利、

は独立をみとめておらん、


完全に独立を認めると言えばわしに味方するであろう、指南役の黒崎を呼べと言うと用人が連れて来たので、そちは急ぎ岩国に行きこの書状を首席家老の川上に渡して協力するように言、

うのだ、岩国は6万石だが成功したら4万石を加増し10万石として、長州藩からの独立を認めると書いてある、手錬の者を探し金で雇うのだ、そやつが失敗すれば口封じをするのじあお前、

は直接手をだしてはならんと言い、


もしそこでしくじったら後をつけて江戸まで着いて来るのだ、途中で必ず正直を亡き者にするのだと言うと、承知つかまつりました、直ちに船にて江戸を立ち岩国にて待ち伏せいたしま、

すと言ったのです、事の仔細は家光と正春にも届けられ、家光はお忍びで正春の屋敷に渡り、正春に正俊めあれほど言たにも係わらず、逆恨みしおってと言うと、父上より江戸に帰るま、

ではほうっておけとの事で御座りますと言うと、


しかし、この後も正直をしつこく付けねらうだろう、もしもの事があればとおするのだと聞くと、おそらく父上は街道筋を大掃除なさるつもりでしょう、不届きな大名にお灸を据えるつ、

もりです、上様の指図なく老中如きの指図で動くなとクギを刺されるつもりかと思います、東郷と佐々木を送り込みましたので、これで、熊蔵、黒木、源八、山田、東郷、佐々木、みな、

といづれも、


10人力のつわもの共なれば父上を亡き者にする事など出来ませぬ、父上に街道筋の掃除をお願いして、静観しましょうと言うと、あい、わかった、わしも応援に駆けつけたいもんだと言、

い、正俊は泳がしておこうと言ったのです、それから正俊は家光から何も言われないので、用人にほれみろ上様はご存知なのに何も言われない、ヤツパリわしには手が出せないのだと笑、

い、


正直の手を借りて、わしに引導を渡すつもりだろう、今の内だお峰に隆久への細工を早くやるように言うのだと言うと、用人が承知と言ったのです、さつそく使いをお峰の方に出すと、

子飼の岩崎三郎を呼び仔細を言うと、それでは両替商の高見屋の娘妙にしましょう、町で美形の娘で評判ですし、高見屋は幕閣にも顔が聞きます、娘を殺されれば黙っているはずはあ、

りませんと言うと、


今夜にでもやるのだ、わらわがたまにはお忍びで町歩きでも、するように言うておくと言ったのです、お峰は隆久の御座所に行き、もうすっかり秋で御座りますなあ、たまには深川あた、

りにお忍びで、もみじ狩でもお行きなればよろしいのにと言うと、深川にもみじがある寺でもあるのかと聞くと、綺麗なもみじみたいな町女が一杯おるでしょうがと笑うと、おう、そう、

かそうじあな、


たまには町娘もいいだろうと笑い、岩崎を呼び忍びで綺麗なもみじ狩でもするぞ、手配せいと言うと、承知つかまつりました、今したく致しますと言ったのです、隆久は着流しに着換え、

て、岩崎以下数人を従えて深川の料理屋の放れにに入ったのです、芸者を呼び庭のもみじを見ながら酒を飲んだのです、岩崎らは座をはずし、高見屋の娘、妙に踊りの師匠から用事があ、

るので深川の料理屋に来るようにと偽の手紙を渡して店を見張ったのです、


程なく妙が町籠にのり踊りり深川の料理屋に着き籠をおりると、女中が離れの部屋に通したのです、岩崎が隆久に耳打ちすると立ち上がったので部屋に案内して、素人娘で御座います、

殿のお好きなようになさりませ、後は金を渡せば済む事に御座りますと言うと、わかったと言うと、部屋に入ると、お妙が踊りの師匠さんに呼ばれて来たのですがと言うと、その師匠、

がわしじあと言って、


手を握り隣の部屋のフトンに押し倒したのです、なにをなされますと言うので、腰紐で口に猿轡をかませたのでお妙は声は出せません、着物を脱がせ裸にして乳房を吸い、敏感な部分、

に指をいれかき回して濡れてくると足を広げさせ、硬くなった一物を差込み上下に動かしたのです、お妙は必死に逃げようとしましたが、男の力にかなうべくもなく抵抗をやめて、目か、

ら涙を流したのです、


隆久は生娘は具合がいいのお、これはたまらんと言いう~と言って放出したのです、中々良かったぞ、金はタップリやるぞと言って部屋を出て行ったのです、岩崎に上玉であったぞと、

言って宴席に戻ったのです、岩崎が部屋に入りこんどはわしの番だと続けて犯して、終ると着物を着るように言うので、泣きながらきものを来て身繕いをすると、そんなに美形に生、

まれるから災難に会うのじあと笑ったのです、


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