第6話 おーばーきーる
「さて、城の外に本隊がいたからそこに吹き飛ばしたが………」
いっや、すっごい人数いるな。
「ミラ、あれ、どれぐらいある?」
「………1万と6千ですね」
は!?多すぎな気がするけど…………うん、話し合いをしよう。
俺は浮遊魔法を解除し歩いて本体の前へ出る。
ミラ、ギーク、ソウラの3人はゆっくりとレイに向かって跪く。
「指揮官…………一番権限を持ってるやつを──────」
「精霊技巧弾!!!放て!!!」
ウォッという音が響いあとに、大砲のようなものから砲弾が打ち出された。
「魔力障壁」
と言う魔法を使うと。自分の前に青く光る半透明の板が現れる。
障壁に砲弾が当たり破裂すると当たりに風の刃(だと思う)が吹き荒れる。
「あ、魔法を弾の中に入れてるのね………なるほど」
「っ!?効いてない…………だと!?」
「………………………………………貴様ら」
っっ!?はぁ!?
ソウラから油断したらすぐに殺されると思うほどの殺気が放たれる。
てか、戦闘初心者の俺に感じさせるほどの殺気って…………
「さっきから黙って見てればレイ様が喋っている時に砲撃など……………」
キィィィィィンっと音が響き、大砲が全て細切りにされる。
「どういう了見だ?」
「我もそろそろ我慢ならぬぞ?」
レギスさん、貴方もっと明るいノリの人でしょ?何でそんなに声低いんで?
「【禁断の──────】」
ミラさん、止めてここでそれ使うとカオスになるから。
「落ち着け!」
指揮官らしきオッサンの前まで歩く。
うん、厳ついな、でもよく鍛えられてるとわかる。今だってすぐに切りつけられるように構えてるし。
「貴様らは………いったい?」
ふむ、答える前に容姿を少年から青年に変えとくか。
あ、アイテムボックス使えるかな?使えたら中に課金アイテムの【化粧箱】があるはずなんだけど。
「【アイテムボックス】」
脳裏に画面が浮かび上がる。
【アイテムボックス】
・化粧箱
・崩剣
・エリクサー×125
・叡智の魔導書
・覇者の証・覇者の指輪
おお、全部入ってる。
えっとどうすればいいんだろ…………化粧箱を使いたいんだけど?
【化粧箱】
使用しますか?
YES or NO
考えるだけでいいのか、楽だな。
YES
レイの身体を光が包んでいく。
背丈や顔つきが変わり、光が霧散した後は大人になったレイがいた。
「俺か?……この城のボスだが」
────────────────────────
今度相手視点からも書いてみよかなと
( ∩ˇωˇ∩)
真紅の悪魔 あげたま @kotade
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。真紅の悪魔の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます