第11話

警察関係者が、まだ目につけていない新しいサイバーテロやサイバーウォー、パソコンは、おもちゃ、プログラムは、ゲーム感覚、自分は、頭が良く、人の上に立つ人間であるし、自分だけが良ければ人なんかどうでもよいと思っている、冷酷な面は、誰でも持っている事であり、自分自身では、全く気付いて無かった。

人よりも金よりも、結果が全てで自分は、歴史に残る人物だと思い込んでいた。


ハッカーとプログラムの変更と複数の経由で低く飛び、レーダーには、引っ掛からない弾道ミサイルを調達、そしてスイッチは、押された。

緻密に計算された経路 ( 河川 )から、ミサイルを目的地に向かって飛ばす。

国家機密の最新型 無音式のゆっくりと浮遊して飛ぶミサイル『Christ』が進んで行く。


目的は、一つ 完全燃焼と抹消。 皆 平等!?のように、気に入らない世の中の不平等さの状況を幸せの者、お金持ちの者、権力者達の対極側にツラい人生の人達がいる事を知って貰い、《 死 》を持って苦しさや悲しさを皆に平等に戒めを与え、知って貰う事が目的だった。


早く再生出来るように新型の中性子爆弾積みのミサイルをゲーム感覚で画面を見て目的地にいく。

アルコールを飲み、つまみを食い、楽しみながら、自らのミサイルを誘導していく。


建物のそばには、名高る政治家達の豪邸や数多くの会社社長宅や警察関係者の中枢や気に入らない奴の家や元カノの人妻の家や高飛車の女の家や偉ぶった高く広いお墓を持った人達の家々があった。

生まれたばかりの赤ん坊もろとも末裔根こそぎ滅ぼす気があった。

 自分以外の人には、関心が無いからだ、赤い血は、流れて無いのか・・・・・・!? 


また一人だけかと思いきやこの機会を利用して実験を重ねていく者もいた。

時や場所を自由に操る者!?

Jukai/1300という名の闘技場ビルに着弾・・・暗闇に人を消していく程の眩しいばかりの光と全ての物を吹き飛ばす大型ハリケーン程の恐く凄まじい風が飛び交い輝く。

同時に計算し尽くされた凄まじいチェーン状の炎が時空から現れ、物を飲み込んでいった。


過去の教訓なのか、怖い都市伝説なのか、その場所に残っているのは、誰も住まない、誰も住ませては、貰えない、地上から見られない、しかし、地上にあるとされる無音の真っ白いゴーストエリア!? 通称『Warning mark』!?だけがあった。

・・・・・・世界が極秘扱いする世界・・・・・・。

悪い奴等は、犬が自分の場所をマーキングするように地上にマーキングを創って誇らしげに楽しんで行く。


俺の造った艶のある黒いクレーターのある街、ここが俺の故郷 ( ふるさと )さ。


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