第4話

見て直ぐにお互いが黒目の服装を着ていても、敵同士だという事が分かった。

何か反発し合う《 職業柄の感や臭いで 》、片方は、スルド過ぎる目と恐い威圧感、また片方は、厳し過ぎる目と正義の圧力感!?のはずだった。


モニターを見て・・・「 計画が違ってきたみたいですね~!?・・・・・・ 」


「何だよ~、オイッ、コラッ」

「ア~、テメイこそ、何だよ~ア~」

たちの悪い口ケンカと共に激しい取っ組み合いが始まり、バンバンッという発砲事件が、そこらじゅうで始まってしまっていた。


弾が飛び交う、白い煙が宙を浮遊する、薬莢が飛び散る、死者が増えていく。 命が欲しくないのかと思うように敵に真っ向勝負し撃ち合っていく。

頭を冷静!?冷酷!?にしてスナイパーの如く、計算して正しい射撃姿勢で敵を倒していく。

獣ながらグループで敵と戦う奴らもいた。

数少ない数人の獣がモニターに気付いた。

「 ・・・ン~、もしかして俺達をハメヤガッタナ~、あの政治家~・・・!? 」


「 ・・・クソ、ポリ公~ども~・・・!? 」上を向いて叫び合う。


その戦闘対戦中に建物のそこら中で音の無い眩しい稲光が発生した。

ほとんどの奴らが、目をそらすか、瞑るか、しかめるか、手を目の前にかざした。

何なんだ!? 何が始まったんだ!? 何が起こったんだ!? その場所にいる獣達がみな、そう感じた、そして動揺した。


「 ・・・悪の巣窟を消す・・・テストを抹消する・・・一石二鳥でしょう・・・ 」

「 ・・・フッ、何も問題ない・・・何も残らない・・・ 」

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