2話
学校が終わり。家に帰る途中。明らかに不審な男を見かけた。
横をすれ違う時、【誰にしようか】と、言っていた。
その時は、何の事か分からなかったし、別に他人が思っていることだから、気にしてなかったけど、家に帰りテレビをつけると、この近くで、殺人が合ったことが分かった。
犯人は、その場で逮捕されたらしい。犯人の顔が映し出されると。
見覚えが、あった。
その人は、さっきすれ違った男だった。
誰にしようかと考えていたのは、誰を殺そうかと考えていたんだ。。。。
この人の心を読める力読心術は、人の読みたくない心まで、読んでしまうか。
と、思うとこの力にもデメリットがあることにガッカリした。
けど、メリットはたくさんあるし、
このくらいのデメリットで自分の中のこの力の価値を下げたくはない。
この力にも僕はいくつか疑問を抱いている。
まず1つは、どの距離内の人の心だったら読めるのか。
そして次に、一度に何人の心を読めるか。
そして、心を一時的に読まなくできるか。
どうやったら、この疑問えお解決できるだろうか。
誰かに協力してもらうのもいいけど。この力の秘密はまだ僕と
この力をくれた人以外には知られていない。
もし、他の誰かにこの力の秘密を伝えて噂になれば
大変だから。一番信頼している人に教えよう。
と、思ったけど友達はいないし今から友達を作ろうとしても
裏切られる可能性は十分ある。
と、考えれば誰にも伝えない方がいいのかもしれない。
そうだ一度インターネットで読心術について調べてみよう。
googlle 《読心術》
僕が求めてる情報は出てない。
その後、何度も調べたがやはり情報は出てこなかった。
この力は僕しか持っていない力なのか?
そうだ、あの夢に出てきた人。誰なんだろう。
どうやったらまた会えるんだろう。
そろそろ夕飯だ。お母さんがそう心で思っているのが分かる。
リビングへ行くと、
「ちょうど今呼ぼうと思ってたところ、もうご飯だから」
そうだ、読心術の事お母さんに相談しようかな。
でも、バカにされるか、僕だって最初は信じてなかったし、
今は、本当に使えるから、信じてるけど
お母さんは使えるわけでもないし、もし考えてる事を当てたとしても
お母さんの事だから、偶然とか言うのは予想できる。
「いただきます」
お母さんは今【学校は楽しい?】と聞こうか迷っている
お母さんと仲が悪いわけではないが、
昔。といっても僕が小学校5年生の頃、お母さんとお父さん」はいつも
喧嘩をしていた。だから僕が中学校へ行くと同時に離婚して、
中学3年生の時、僕をお母さんが引き取って引っ越した。
だから高校では友達は、幼馴染とか、中学校からの友達とかは誰もいない。
離婚して、お母さんはそれが原因で、友達がいないとか(まぁ実際そうだけど)
思い込んで、僕とあまり話せなくなっている。
「ごちそうさま」
お母さんに面倒な事を聞かれたくないから、すぐお風呂に入り
そして、自分の部屋に戻った。
もう眠いから寝よう。
すると、
「君よ、どうだい?人の心を読めるというのも悪くはないだろう。」
「う、うん。ところであなたは誰なの?」
「私かい?そうだね、誰って言ったほうが良いのかな。
人の夢に出現する、悪魔?みたいな」
「悪魔?なんで悪魔がこんな力をくれるの?」
「私は君に最初提案と言った、あげるなどとは言っていない。
これは君のある物と交換という意味だ。」
「ある物?」
「そう。君の肉体だ。でも、今肉体をくれと言っても、くれる人なんかいないし、
そしたら、この力と交換という意味が無い。
だから、君が死んだ後君の肉体をくれれば良いんだ。」
「死んだあとならいいけど?」
「よし、それなら契約成立でいいね?」
「はい」
「契約完了だ」
「肉体をあげたらどうなるの?」
「それは、、また今度話そう」
と、言って消えていった。
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