第15話 スキル説明
「えーと、いま付けてるスキルは
「ていうか、使わない人って誰に聞いたんだよ。」
【私を作った科学者だ。正確には、『メリットもあるがデメリットもあるため使わない人もいるんじゃないか?』と言われた。確かに範囲が限られているため使うのは難しいだろうが、その分効果は高い。私は接近戦で戦うタイプだから成功する確率も高いと踏んでいる。】
ああなるほど。確かに接近戦で戦えば、範囲の効果も問題ないか。俺はノキアの説明に納得し、次のスキルについて考えた。
【そういうわけで、このスキルは抜こうと思っている。】
まぁいいんじゃない?
「次は保護か。」
【それはわからん。】
…ほんとに上がってんのか?それ…まぁいいか。次。
【だが効果時間は1秒だ。その1秒のためにたった5つしかないスキルに入れるかどうかということだ。】
なるほど。さっきの
「…いやこれ必要!?」
【何を言う。騎士とは主を守るものだ。防御こそ最大の攻撃。防御を馬鹿にするものは私が許さん。】
…ダメだこいつ。ただの防御厨だ。
【さて、私が今付けているスキルは以上の5つだ。そして
別のスキルか…
「なぁノキア。そのスキル、俺が決めていいか?」
【お前が?】
なんだよその顔。
「別にいいだろ?ちゃんとノキアにも教えるし、使うタイミングとかはノキアの言う通りにする。俺だってなにか役に立ちたいんだよ。」
【…】
目を細めてノキアは考えている。うーん、もっとお願いした方がいいかな?いや!俺にだってプライドがある!たとえどんなことを言われても、俺は頭は下げないぞ!
【…まぁいいだろう。】
「えっ?マジ?ほんとにいいの?」
思ったよりあっさり決まったな。
【なんだ。お前が決めたいと言ったのではないか。】
「いやそりゃ嬉しいけど、思ったよりあっさり決まったもんでつい…」
【なら断ろうか?】
「すいません。決めさせてください。」
俺は頭を下げてノキアにお願いした。プライド?何それおいしいの?
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