応援コメント

東京透明日常」への応援コメント

  • 真ん中の、めだまをつくこと、はじかれること、が傘の芯で、前半と後半は、傘をひろげて寝かせて横からみた、傘の部分にみえました、と言ったら、変な読み方でしょうね。無機質に集まる傘たちを吸い込むのはビル群が似合っている、のかもしれません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私の想定していなかった、とても興味深い読み方だと思います。
    捨てられた傘は上に向けられてはいませんから、横向きが似つかわしい。
    傘の構造というそれ自体が、倒れて転がるためにあるようなものですね。


  • 編集済

    これは、印象として、ザ・東京、って感じがします。

    藍染乃さん、この >かむとける雨 ってどんな雨なんでしょう。
    この、かむとける、って感じがどんな感じなのかな、って。


    追記です。
    藍染乃さん、丁寧お答えいただきありがとうございました。

    酸性雨かどうかは別にして、>「神が溶け込んでいる」雨 なんて素敵です。

    >人間以外の大きな意思のようなものに包まれた東京
    って感じも、そんなに大げさじゃなく、すんなり受け入れられる感じがします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

     ご質問いただきました「かむとける雨」について、即興で詩を書いたときに現れた、音優先の造語です、ということを前置きにした上で、思うことを書きます。

     おおむねは、以前に書いた『かむとけ』という詩からの発展だろうと思います。「神解け」とは雷のことであるという辞書的な事実を知り、そこから「神がとける」→「空に溶ける」→「酸性雨」のように連想した結果が『かむとけ』でした。そのため、今回の「かむとける雨」も、物理的には酸性雨のことを含むと思われます。何かを溶かし入れて、降りかかるものです。
     雨の勢いはさほど強く感じません。恐らく「神が溶け込んでいる」ということが重要になってきて、雷自体や、雷雨であることにはこだわる必要がなくなったものと思われます。ただ、ビニール傘が捨てられていくということからは、台風の日のような風の強さを連想するところもあります。
     また、詩の中で既に崩れていますが、「かむとける雨の東京」までが最初のインスピレーションだったかと思うので、「かむとける雨」が「東京」に掛かっていたのが始まりでした。人間以外の大きな意思のようなものに包まれた東京、くらいの意味に取れるでしょうか。雨の様相ではなく、雨粒を含んだ東京の空気全体を指して、「かむとける」と言っているようです。

     思いついた範囲ではこのようなところですが、いかがでしょうか。追記など、お気軽にくださればと存じます。
     いつもお読みいただき、ありがとうございます。