落陽




空の暮れるほうを見ながら

あなたは何事か囁く


枯れ葉のような色した太陽に

とびきりの笑顔で

それきり

何を言ったのと問うことは

わたしにはできない


もう、この季節が

永遠に次へと巡りませんよう


そんなかんたんな事だって

祈ることすら

わたしにはできない



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