深夜三時の憧れ




なにとはなく

叫びたくなる

そんな日がくる


その夜にかぎって

人気の絶えた駅前で叫び声が聞こえる


なにとはなく

叫びたくなる

こんな日がある


この夜にかぎって

闇深い線路の上から叫び声が聞こえる


なにとはなく

叫びたくなる

聞こえる叫び声に割れるほど共振していた

午前三時、まだ日も昇らぬ


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