防犯ブザー改良型も作れてしまいました

 うーんうーんと悠利ゆうりは真剣に考え込んでいた。お薬は無事に作れたが、もっとフレッドのために何か出来ないだろうかと考えてしまったのだ。

 勿論、悠利とマギサが作った解毒薬の類いは、それだけで十分にフレッドの力になるだろう。何かあったときの保険として、きちんと効果を発揮してくれるはずだ。それは疑っていないのだが、もっと他にも何かとついつい欲張ってしまう。

 それは多分、滅多に会えないからだろう。フレッドが大変な世界で生きているのを知っているのに、普段の悠利達は様子を窺うことすら出来ない。一人で頑張るお友達のために何かをしたいという、純粋な好意だった。

 なお、悠利がそんな風に一人でうんうん唸っている間、フレッドはアリーやブルックを隣に置いて、マギサと談笑している。フレッドの話も面白いだろうが、そこに時折加わる大人二人の話もマギサには楽しいらしい。平和な空間が出来上がっていた。

 そこから少し離れて唸っている悠利に声をかけたのは、ウォルナデットだった。何をやっているのか気になったらしい。


「さっきから何を唸っているんだ?混ざれなくて良いのか?」

「あー……。お話も良いんですけど、もっと何かこう、フレッドくんの役に立つものが作れないかなぁと思って」

「具体的には?」

「全然思い浮かんでないんですよねぇ……」


 そう告げつつ、悠利は学生鞄からアレコレと素材を取り出していた。仲間達が任務やら修業やらで出かけたときに、お土産として色々渡してくれたものだ。アジトで何かしらに使ったものの、中途半端な量なので捨てられそうになっていたものを、悠利が勿体ないからと分けて貰ったパターンもある。

 別にそれらの素材で何かを作るのを目的にしたわけではないが、容量無制限かつ時間停止機能とソート機能を備えた魔法鞄マジックバッグである学生鞄に入れておけば、何かのときに役に立つかもしれないという発想だった。……つまるところは、勿体ない精神である。

 まるでお店屋さんごっこのように悠利が素材を並べるのを、ウォルナデットは面白そうに見ていた。元冒険者なので、こういった素材への知識も持ち合わせている。時々、素材の名前を呟いては楽しそうにしている。

 そうやって素材を並べてみても、良いアイデアなど浮かばない。ただ、並べてしまえば、【神の瞳】さんが何か見出してくれないだろうかという期待だった。……己の技能スキルに対して抱く感覚ではないのだが、悠利の中ではそういう認識だった。

 そんな悠利の隣で、何を思ったのかウォルナデットが次から次へと鉱石を並べ始めた。彼が出せるのはあくまでも鉱石というか石の類いで、いわゆる原石と呼ばれるアレコレが得意分野だ。つまり、加工された宝石やインゴットは無理だが、その原材料は出せるということである。

 悠利には何が何やら解らない様々な鉱石を、ウォルナデットは面白そうに悠利が並べた素材の周囲に並べていく。何がしたいのかと視線を向けた悠利に、元人間のダンジョンマスターはにかっと笑った。


「いや、見てたら素材の中にこういうのなかったから。合わせたら何か作れるかなーと思って」

「ウォリーさん」

「せっかく知り合ったし、俺もあの子のために何かしてあげたいと思ってさ」


 屈託なく笑うウォルナデットの姿に、悠利は何て優しいんだろうと思った。……やっぱりどこからどう見てもダンジョンマスターには見えない。ダンジョンマスターに変質させられてなお、彼の精神性は元のままだ。物凄く強靱な人格だなぁと思う悠利だった。


「ありがとうございます。でも、無理はしてないですか?こういのって力を消耗するんですよね?」

「うん、だから、そんなに負担のやつしか出してないよ」

「それなら良いんですけど」


 ウォルナデットの説明を聞いて、悠利はホッとした。何せ、彼はマギサとは違う。常にお客様が満員御礼でダンジョンコアにエネルギーが満ちているマギサと違って、ウォルナデットは今現在必死にお客様を呼び込んでエネルギー補充をしようとしているところなのだ。無理をさせてはいけない。

 それはそれとして、彼の手助けはありがたかった。並べられた鉱石や原石達がどういうものかは悠利にはよく解らないが、素材が増えれば可能性が増える。【神の瞳】さんが何かに気付いてくれないかと必死に素材を見つめる。

 しばらくして、視界の中で青く光る素材が見えた。悠利はハッとした。これは【神の瞳】さんからの合図である。きっと、これらの素材を使えば何かが作れると教えてくれているのだ。

 期待を込めて悠利は技能スキルを発動させて、詳細情報を確認する。




――防犯ブザーの材料。

  魔石の欠片を用いて魔法道具マジックアイテムの防犯ブザーが作れる素材を選別しました。

  該当する素材を錬金釜に入れて作れます。

  なお、防犯ブザーの概念はあまり知られていませんので、説明が必要です。




 最後の一言は、先ほど作ったタブレットケースに入った解毒薬の錠剤での反省点を生かしたことなのだろうか。今日も【神の瞳】さんは凄いな!と悠利は思った。悠利のためにとても解りやすく説明してくれる頼れる技能スキルだった。

 ……なお、普通の技能スキルはこんな感じで鑑定結果を出してきたりしないのだが、悠利にとってはこれが普通なので何も不思議には思わない。他人の鑑定画面が見えない仕様なのは幸いだった。アリーに見えていたら絶対にツッコミが炸裂している。

 とにかく、これでフレッドのための防犯ブザーを作ることが出来る。悠利は満面の笑みで材料を錬金釜にぽいぽいと入れ始める。不思議そうにウォルナデットが声をかける。


「ユーリくん、何を作ろうとしているんだ?」

「防犯ブザーです」

「防犯、ブザー……?」

「危険が迫ったときに大きい音を鳴らして、相手を牽制しつつ周囲にそのことを知らせる道具ですね」


 ざっくりとした悠利の説明に、ウォルナデットは「今はそんな便利なものがあるんだねー」と感心したように頷いていた。……いえ、この世界に防犯ブザーがあるかどうかは知りません。ただ悠利が知っているだけです。

 もっとも、防犯対策として大きな音が鳴る何かというのなら、普通に存在している可能性がある。ホイッスルなどが良い例ではないだろうか。アレは少しの力で大きな音が遠くまで響くので、使い方によっては防犯ブザーのようにもなるかもしれない。

 それはさておき、悠利が作りたいのは防犯ブザーだ。あのバカみたいな音量ならば相手を怯ませ周囲に気付かせることが出来るだろう。こちらの世界に防犯ブザーがあるのかは知らないが、【神の瞳】さんが作れると言ってくれたのだ。そうなったら作るに決まっている。

 そう、全てはフレッドの安全のためだ!

 別に私利私欲のために作ろうとしているわけでも、自分が玩具が欲しくて作るわけでもない。気を抜くと何だか危ない目に遭ってばかりの大変そうな友人に、お守り代わりにアイテムを一つ渡してあげたいだけだ。

 それに、これは悠利とウォルナデットの共同作業である。先ほどの解毒薬はマギサとの共同で作ったが、ウォルナデットも何かしたそうだったのだ。なので、これはウォルナデットの心意気を汲んだことにもなる。……なるということにしておこう。

 そうこうしているうちに錬金釜が止まった。お馴染みのぱこっというちょっぴり間抜けな音と共に蓋が開く。悠利は真剣な顔で中身を取り出した。


「……防犯ブザーだ」


 手にした物体を見て、悠利はぼそりと呟いた。それは紛れもない防犯ブザーだった。掌に収まるサイズの卵形で、中央に大きなボタンが付いている。てっぺんにはピンが刺さっており、そのピンの先にはチェーンが繋がっていた。

 そのチェーンでどこかに結ぶことが出来る形状も、いざというときに間違えずに押せそうな大きめボタンも、掌にすっぽり収まるお手頃サイズも、何もかもが悠利の記憶にある防犯ブザーと同じだった。


「ユーリくん、それが防犯ブザー?」

「そうです。このボタンを押すか、てっぺんのピンを引っこ抜くと大きな音が鳴るんですよ」

「へー。魔石の欠片も入れてたけど、魔道具になるのかい?」

「……ちょっと確認してみますね」


 ウォルナデットの質問を受けて、悠利は作った防犯ブザーを【神の瞳】さんで確認してみる。防犯ブザーが作れるとは言われたが、普通のアイテムなのか、魔道具なのか、魔法道具マジックアイテムなのかはさっぱり解っていない。ちょっと調べるべき案件だった。

 果たして、【神の瞳】さんの鑑定結果はというと――。




――防犯ブザー(特注品)

  錬金釜で作った特注品の防犯ブザー。材料は比較的集めやすいものですが、作成するにはそれなりの技量が必要となります。

  また、作製者の技量と錬金釜の品質が加わったことにより、より品質の良いものが生み出されております。

  シンプルな構造ですが一応魔法道具マジックアイテムであり、半永久的に使うことが出来ます。

  ただし、強い力でぶつけるなどすると壊れますので、大事に扱ってください。




 いつも通りの【神の瞳】さんの判定だった。そして、物凄く簡単に作れた防犯ブザーが、実は結構難易度の高いものだったということを悠利は今更ながらに理解した。その辺は作る前に忠告が欲しかったなと思ってしまう。

 錬金釜を使いこなすには錬金の技能スキルや錬金術師の職業ジョブが必要となる。悠利は錬金の技能スキルが何故か∞であり、錬金術師よりも更に上、万物を見通す【神の瞳】を所持している者が持つ探求者という職業ジョブを持っている。こちら、早い話が世界の真理を知るが故に錬金での適性がバカみたいに高いというやつである。

 そして、錬金釜を使うときには使用者のイメージが反映される。回復薬を作ったときの入れ物などが解りやすいだろうか。同じレシピでも、技量とイメージ力の差のようなもので品質に違いが出る世界だ。……つまりは、様々な事情を加味した結果の、多分他の人には作れない一点物の防犯ブザーが作れてしまった、ということである。

 悠利は少し考えて、けれど覚悟を決めて防犯ブザーを握りしめた。多分アリーの小言が飛んでくる。それでも、これはきっとフレッドの役に立つはずだと信じて楽しそうに話しているフレッド達の元へと移動した。


「フレッドくん」

「ユーリくん?どうかしましたか?」

「護身用に防犯ブザーを作ったから、良かったら受け取ってもらえるかな?」

「防犯ブザー?」


 悠利の言葉に、フレッドは不思議そうに首を傾げた。それは何ですかと言いたげなフレッド。その視線は良いのだが、アリーから突き刺さる「お前今度は何を作った?」と言うお説教モードの視線が物凄く痛かった。今回はやらかした自覚があるので、悠利は正直に説明した。


「手持ちの素材と、ウォリーさんから貰った素材で作った、魔法道具マジックアイテムです。……特注品の、多分、一点物、です」

「え……?」

「お前本当に何をやらかしてるんだ!?」

「やってみたら出来ちゃったんですぅうー!」


 がしっと頭を鷲掴みにしてくるアリーに、悠利はわざとじゃないですと必死に訴えた。ギリギリと頭を圧迫するアイアンクローの強さは、手加減していると解るもののやっぱり痛い。保護者のお説教は覚悟していたが、痛いものは痛かった。

 痛いですと呻きつつも、悠利はアリーに促されるままに説明を続けた。この世界基準でトンチキな物体を生み出した自覚はある。だってきっと、防犯ブザーは知られていないと思うのだ。似たような用途の道具はあるかもしれないが。


「でもでも、危ないことは何もないんです。ボタンを押すか、ピンを引っこ抜くかしたら、物凄く大きな音が鳴るだけの、防犯用の道具なんです」

魔法道具マジックアイテムっつったのは?」

「動力切れが起きないで、半永久的に使える感じが魔法道具マジックアイテムっぽいのかなって……」

「……音が鳴るだけなら魔道具でも良かっただろうに……ッ!」

「僕に言われても知らないですぅ……」


 この世界では、元の世界での化学や電力に該当するものは、魔道具と魔石で賄われている。魔石は様々な属性を持つ石であり、該当する魔石をはめ込むことで使えるのが魔道具だ。そして魔石が劣化したら新しいものに取り替える。電池のようなものである。

 確かにアリーの言い分も一理あるのだ。ボタンを押すかピンを引っこ抜くかで大音量が出る物体だというなら、動力を魔石に設定した魔道具でも良かったはずだ。しかし出来上がったのは特注品の魔法道具マジックアイテム。何でそうなったと言いたいのだろう。


「他は?」

「……まだ動かしてないから知らないです……」

「とりあえず試せ。話はそれからだ」

「はい……」


 しょぼんと肩を落とす悠利は、そこでやっとアイアンクローから解放された。とぼとぼと肩を落としながら、皆から離れる。不思議そうな顔をする一同に、音が大きいので、と悠利は端的に告げた。

 そう、この防犯ブザーが悠利の知識を元に作られたというのなら、音はバカみたいに大きいはずだ。身近で聞いたら耳が痛いと思うような、あの大音量が出るに決まっているのだ。だから悠利は、皆からちょっと距離を取ったのだ。

 ルークスだけは、悠利が心配なのか一緒についてきた。足下にいるルークスを見下ろして、悠利は心配そうに聞いた。


「大きい音が鳴るけど、ルーちゃん大丈夫?」

「キュ!」

「そっか。大丈夫なら良いんだけど」


 スライムが音にどれだけ反応するかは解らないが、当人?が大丈夫だと言っているなら大丈夫なのだろう。そう思うことにした悠利である。

 そして、覚悟を決めてボタンに指をかける。皆に見えるようにして防犯ブザーを持ち、そして、ぽちっとしっかりとボタンを押した。

 次の瞬間、ビーーーーーーーーー!!っと言うような大音量が鳴り響いた。ギョッとしたように反応する皆を見つつ、腕で耳を押さえるようにしてガードしてて正解だと思う悠利だった。

 あと、何故か目の前に煙幕が出た。……どうやら、相手への目くらましらしい。オプションでそんなもの付いてたんだ、と思った悠利であった。

 とりあえず実験は出来たので、ボタンから手を離す悠利。そうすると音は止まり、煙幕はそれ以上増えずに風に流されて消えていった。悠利の足下でルークスが、驚いたような目をしている。ただし、どちらかというと好意的で、何それ凄い!みたいなノリだった。

 煙幕が晴れた後、フレッド達の元へ戻った悠利は、頭を抱えて盛大に唸っているアリーを見てしまった。ぽんぽんとブルックが肩を叩いているが、その表情はちっとも慰めるものではなかった。どちらかというと面白がっている。

 フレッドとマギサ、ウォルナデットは目を丸くしていたが、ダンジョンマスター達は悠利が戻ってくると興味津々で防犯ブザーを見ようとしてくる。……流石はダンジョンマスターだ。とても図太い。


「とりあえず、こんな感じの道具です。小さいからポケットに入れるとかして持ってたら、いざってときに居場所を知らせるとかに使えるかなって……」

「お前は本当に……、何でそんなわけ解らんもんばっかり作って……」

「……僕の故郷では子供に持たせるような道具なんですー。流石に魔法道具マジックアイテムじゃないですし、煙幕も出ませんけど」


 胡乱げな視線を向けるアリーに、悠利は嘘は言ってませんと大真面目な顔をした。そう、嘘は言っていない。防犯ブザーは安全を考えて小学生に支給されるような道具である。魔法道具マジックアイテムもでなければ煙幕も出ないが、防犯ブザーに関しての説明は間違ってない。なので、アリーの魔眼でも嘘という判定は出ないだろう。

 はぁあああ、と盛大な溜息が聞こえた。保護者として色々と言いたいことはあるのだろう。変なものを作るなというもっともなツッコミは、そもそも目立つことをするなという意味でもある。悠利が【神の瞳】を持っていること、そのせいで職業ジョブが伝説級の存在の探求者であることを知る身としては、色々と胃が痛いのだろう。それに関しては素直にごめんなさいと思う悠利だった。

 アリーと悠利のやりとりを聞いていたフレッドは、少し考えてから防犯ブザーに手を伸ばした。悠利が手渡すと、素直に受け取ってくれる。


「珍しい品物だというのは理解しましたが、使い方も簡単ですし、ありがたくいただきます」

「本当?」

「僕がこれを持っている方が、ユーリくんは安心してくれるんですよね?」

「うん」


 それは事実だったので、悠利はこくりと頷いた。フレッドの身を守る手段が、危険を遠ざける手段が、少しでも多ければ良いと思うのだ。滅多に会えないお友達が、少しでも安全でありますようにという祈りだ。純粋な好意である。

 アリーがイマイチ悠利を怒りきれないのは、その気持ちが理解出来るからだ。ブルックが何も言わないのも同じ理由だ。悠利以上にフレッドが置かれている環境を正しく理解している大人二人としても、安全のために打てる手があるならば打ってやりたいと思う気持ちは同じなので。

 ただそれでも、アリーには口にしておかなければならない言葉があった。


「フレッド様」

「はい、何でしょうか?」

「入手先を聞かれたら、我々から貰ったと言葉を濁してください。こいつはトンチキなものばかりを作るのですが、あまり目立たせるのもアレなので……」

「僕目立ちたくないですー。一般人なのでー」

「お前はちょっと黙ってろ」

「はい……」


 重くなりそうな空気を軽くしようとした悠利は、半眼で睨まれて大人しく黙った。やらかした後なので、保護者様に逆らえる気がしないのだ。そんな悠利を慰めるように、ルークスとマギサがぽんぽんと背中を叩いてくれていた。優しい。


「どなたと明言せずに、クランの名前を出す方が良いということですね?」

「はい。それならば嘘をついたことにはなりません。性能その他に関しても、もらいものなので詳しくは解らないで押し通していただければ」

「解りました。実際、大きな音が鳴って煙幕が出る以外、どういう仕組みかは僕にはさっぱりなので」


 フレッドは柔らかな笑顔でそう告げた。確かにその通りだった。魔法道具マジックアイテムだからだろう。いったいあの煙幕がどこから出てきたのかは、誰にも解らない。なお、悠利もよく解っていない。

 悠利が渡した防犯ブザーを手に、フレッドは大事にしますねと笑った。防犯用の道具だと言えば、肌身離さず身につけることが許されるだろう。滅多に会えない友人を近くに感じることが出来る、ちょっとしたお守りになるはずだ。

 フレッドが受け取ってくれたので、ウォルナデットも大喜びしていた。大変な状況の子供に何かしてあげたいと思っていた願いが叶ったからだ。マギサと二人で、良かった良かったと嬉しそうなダンジョンマスター達の姿に、思わず皆は笑顔になるのだった。




 色々とトンチキ性能が秘められていそうな防犯ブザーですが、とりあえずはフレッドくんの安全に役立つアイテムであろうことだけは間違いないのです。多分。



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