雑談のお供にラムレーズンのケーキです
「皆さーん、とりあえず一度休憩して、お茶にしませんかー?」
部屋の中央に置かれたテーブルに良い感じにお茶の用意を調えた
視線を向けてきた竜人種三人とウォルナデット。お茶?と言いたげな顔をしている彼らに、悠利はすっとテーブルの上を示して見せた。お茶とお茶菓子が準備されている。
次の瞬間、目にも止まらぬ早さでブルックが動いた。風が動いたような気がした悠利は、気付けばきちんと着席しているブルックに気付いてあははと笑った。相変わらず、甘味に対する反応がえげつないほどに早い。やる気が違いすぎる。
「……お前なぁ……」
思わず呆れたようにアリーがぼやくのも無理もない。今まで会話をしていた幼馴染み達を完全放置でやってきたのだ。あまりにも安定すぎて頭が痛いらしい。
ただし、ポカンとしているのはウォルナデットだけで、ロザリアとランドールは小さく息を吐くだけで終わっていた。流石は幼馴染み殿。ブルックの性質はよく解っているようだった。
「まったく君は、相変わらず甘味に目がないというか何というか……」
「それ以外のことに興味がないから、余計に際立つんだろうな」
「そうだねぇ」
やれやれと言いながらやってくるランドールと、このアホと言いたげなオーラを隠しもしないロザリア。その二人の後ろを、ちょこちょことウォルナデットがついてきていた。
どうぞと悠利に促されて、ロザリアとランドールが席に着く。ウォルナデットは、伺うような顔で見ている。そんな彼に対して、悠利はいつもの笑顔で告げた。
「大丈夫ですよ、ウォリーさん。ちゃんとウォリーさんの分もありますから、座ってください」
「ありがとう、ユーリくん!」
「甘味は久しぶりですか?」
「加工品は久しぶりだよ。果物は先輩のおかげで色々食べてるけど」
わー、ケーキだー、と顔を輝かせるウォルナデット。ダンジョンの周囲に屋台が出来て食べ物が売っているとはいえ、想定している客が調査隊の面々や詰め所の兵士達なので、がっつりご飯系が多いらしく、デザートの類いは存在しなかった。
それにそもそも、ウォルナデットには現金収入がない。お金がないので、仮に売っていたとしても購入は出来ない。彼にとって甘味とは、先輩ダンジョンマスターであるマギサが分けてくれる、色とりどりの果物でしかないのだ。
しかし、元人間のウォルナデットは、甘味を知っている。ケーキに大喜びするのがその証拠だ。人間の食べ物に飢えているお兄さんは、元々の自分の食の好みを忘れてしまっているので、今は何でも美味しいと喜んで食べるのである。……とても不憫だった。
「パウンドケーキと紅茶です。ケーキを楽しんで貰うために紅茶はストレートですが、砂糖やミルク、レモンもありますので、必要だったら言ってください」
にこっと笑って悠利が告げた言葉に、ロザリアがすっと手を上げて発言を求めた。首を傾げた後に悠利はこくりと頷く。はて、何を言われるのだろうか、と。
「あたし達の分まで用意してくれてありがとう、少年。ところで聞きたいのだが、この紅茶はどうやって準備したんだ?」
「へ……?」
「見たところこの部屋には火元がない。湯を沸かすことは出来ないと思うが」
静かに問いかけるロザリアに、悠利はパチパチと瞬きをした。ブルックとアリー、ウォルナデットは平然としている。彼らは悠利がパパッと食べ物を準備することになれてしまっていた。
そして、何を疑問に思われているのかさっぱり理解していない悠利は、けろりと答えた。事実を。
「
「「は……?」」
「このポットに淹れ立ての紅茶を準備してきているんです。お代わりもありますからね」
「……待て。待ってくれ、少年」
「何ですか、ロゼさん」
額を抑えて呻きながら待ったをかけるロザリアに、悠利は素直にお返事をした。聞かれたことには全て答えるスタイルだ。だって悠利は別に何も変なことをしていると思っていないのだから。
しかし、ロザリアにしてみれば衝撃だったのだろう。可哀想に。
「……見たところこの紅茶は、淹れ立てそのもののように温かいのだが」
「はい。熱々の状態で用意しています。室内が暑かったら氷を入れようかと思ったんですが、適温だったので温かい紅茶も良いかなと思いまして」
「違う、そうじゃない、少年。あたしが聞きたいのはそこじゃない」
「え?」
すらすらと答える悠利に、ロザリアは再度ツッコミを入れた。彼女が聞きたいのはそれではないのだ。ホットティーかアイスティーのどっちにしようか悩んでたんですよー、みたいな事情はどうでも良いのである。
「あたしが聞きたいのは、恐らく出立前に準備をしたであろう紅茶が、何故そこまで出来たての状態を維持しているのか、ということだ」
「……はい?」
「見たところそれは、ただのポットだろう?何故それで、保温が維持されているのかだ」
ロザリアが言いたいのはそれだった。容器が保温機能を備えているならまだしも、悠利が手にしたポットはごくごく普通の紅茶ポット。かなり余分に持ってくるために大きめサイズになっているが、ごく普通のただの紅茶ポットである。
そこで初めて悠利は、ロザリアが何を気にしているのかを理解した。なるほど、そこが気になっていたのか、と。だから彼は、素直に答えをお伝えすることにした。傍らに置いておいた学生鞄を手に取って、笑顔で告げる。
「僕の
「……どんな仕様だ……!」
えへっと笑顔で告げた悠利に、ロザリアは叫んだ。多少なりとも保存が利く
保存機能が高い
なお、正しくは時間停止機能が付いているので、中に入れたものの状態は変わらない。発酵させたい食品や、寝かせて味を染みこませたい食材の場合は逆に使えないのが悠利の学生鞄である。……いや、普通は
色々と現実に直面しているロザリアと、口を挟まなかったものの同感だったらしく盛大な溜息をついているランドール。そんな幼馴染み二人に向けて、ブルックは淡々と告げた。……なお、まだゴーサインが出ていないのでケーキには手を付けていない。鋼の忍耐力だった。
「ユーリが関わることに常識を期待しても無駄だぞ」
「ブルックさん、それどういう意味ですか!?」
「割と言葉のままだが」
「ひどいですー!」
「いやしかし、実際そんな感じだろう……?」
「うぅ……」
あまりにもあんまりな言い草であったが、悠利にそれを否定することは出来なかった。……出来なかったのである。今までのアレコレを思うと、何も言えなくなった。
なお、アリーはその通りだと言いたげに大きく頷きながら紅茶を飲んでいる。全ての事情を知っている保護者様は、誰よりも実感があるのだろう。悠利の味方はいなかった。
「……もう良いです。とりあえず、皆さんお茶請けのケーキもどうぞ。ラムレーズンのパウンドケーキだそうです」
「……彼女の作品で良いんだな?」
「……ブルックさん、顔、顔、近いです……」
ずずいっと身を乗り出すようにして問いかけてくるブルックに、悠利はちょっと遠い目をしながら押し返すような仕草をした。長身のクール剣士殿が真顔で迫ってくると、圧が凄いのだ。慣れてはいるのだけれど。
「えぇ、これはルシアさんの試作品です。大人向けに、ラム酒をたっぷり使ったラムレーズンのパウンドケーキを開発したそうで。味の感想を聞きたいそうです」
「……いただこう」
目の前のケーキがルシアの作品だと理解したブルックは、噛みしめるようにパウンドケーキに手を伸ばした。食べやすい大きさにルシアがカットしてくれたパウンドケーキは、二本分ある。それなりのボリュームだ。
悠利も食べるつもりではいるが、結構しっかりとラム酒を使っているとのことなので、控えめにしようと思っている。別に酔っ払うほどではないとは思うのだが、大人向けに調整しているということで、酒精が強めなのだという。
だからこそ悠利は、今この場に、試作品を出したのだ。……そう、このケーキは、ここが初のお目見えである。アジトには残してきていない。ルシアと大の仲良しのヘルミーネだけは
なお、一応理由はある。お酒入りだから、である。
下戸のリヒトは自分が酒に弱いのを解っているから自制するのは解っている。問題は、未成年組だ。見た目はとても美味しそうなレーズン入りのパウンドケーキ。それが大人組だけと言われて我慢できるのかどうか、とても怪しかった。
なので、ブルックに釘を刺すのは忘れない悠利だった。
「ブルックさん、このケーキ、ヘルミーネ以外は食べてないので、アジトで口にしないでくださいね。揉めると嫌なんで」
「……了解した」
「そこまで警戒するほどか、これ……?確かにそれなりに酒精はあるが」
「アリーさん」
既に半分ほどパウンドケーキを食べていたアリーが口を挟む。そんな彼に、悠利は大真面目な顔で告げた。
「ルシアさんが作っただけあって、パウンドケーキとしてとても美味しいそうです。未成年組がお代わりをしまくりそうなほどに」
「…………そうか」
「……そうなんです。先に食べているヘルミーネが太鼓判を押しちゃったので……」
無用な騒動は避けたいのだという悠利の訴えを、アリーは神妙な顔で聞いた。美味しい食べ物を前にしては、理性がどこかに吹っ飛んじゃうのが愉快な仲間達の常である。大人組ならまだしも、子供組がそうなると今回はちょっとよろしくない。
ちなみにヘルミーネは外見年齢こそ十六歳ぐらいだが、実際はその三倍は生きているし、羽根人基準では飲酒も問題ないらしい。本人はそれほど酒に興味はないので、普段は別に飲んだりしないのだが。
あと、一応この辺りの成人年齢が十八歳なので、自分がそれに満たないように見えること、種族換算の年齢が外見通りであることも鑑みて、料理に使われている以外の酒に手を出していないのだ。その辺はちゃんとしている。
一通りの説明や前置きが終わったので、悠利もパウンドケーキをいただくことにする。フォークで食べやすい大きさにカットするのだが、パウンドケーキなのでしっかりとした手応えがある。スポンジケーキとはまた違う感覚だ。
柔らかな色合いの生地には、全体に満遍なくラムレーズンが散らばっている。食べ応えはあるが、生地とのバランスを損なうほどには入っていない。その辺りの調整は流石ルシアというところだろう。パティシエのお姉さんは凄いのだ。
食べやすい大きさにしたパウンドケーキをフォークで刺して、そっと口へと運ぶ。口に入れた瞬間に感じるのは、ふわりと香るお酒だ。しかし、苦みを感じたりはしない。芳醇な香りとでも言うのだろうか。口の中いっぱいにそれが広がる。
噛めば、ずっしりとした存在感のある生地がほろりと崩れる。バターの旨味がしっかりとそこにあった。ほろりと崩れながらしっとりとした食感の生地は、上品な甘さで楽しませてくれる。
そして、そこにアクセントとして存在するのがラムレーズンだ。ラム酒に付け込まれたレーズンは、ギュギュッと旨味を凝縮させていた。噛んだ瞬間にレーズンの旨味とラム酒の芳醇さがぶわりと広がる。味の爆弾だ。
ラムレーズンだけでは味が濃いと感じただろう。しかし、それを包み込むパウンドケーキの生地がある。二つの調和によってそれは、とても見事な味わいを生み出してた。どちらが書けてもこの美味しさは存在しないのだと言うように。
流石ルシアさん、と悠利は思う。大人向けというだけあってラム酒の香りが強いけれど、それでもとても美味しく仕上がっている。パウンドケーキはずっしりとしているので、一切れ食べただけでも確かな満足感があった。
ちらりと視線を向ければ、ブルックは無言でパウンドケーキを食べ続けていた。……そう、食べ続けている、だ。果たして何切れ目に手を伸ばしているのだろうか。味わってゆっくり食べているはずなのだが、次から次へとパウンドケーキが彼の皿へと吸い込まれていく。
「……安定のブルックさんですねぇ」
「まぁ、ブルックだからな」
「アリーさんはどうです?お口に合いました?」
「あぁ、悪くない。確かにこれなら、大人向けというのも納得だ」
「良かったです。伝えておきますね」
悠利とアリーは一切れ食べれば満足なので、そんな風にのどかな会話をしていた。ロザリアも一切れを味わうようにゆるりと食べている。お口にはあったらしく、その表情は柔らかだ。
……そう、問題は、残り二名であった。
ブルックがいっぱい食べるのは悠利の予想通り。多分ウォルナデットも甘味に食いつくだろうなというのも、予想していた。予想外だったのは、ランドールである。
柔らかな面差しの、明らかに武闘派と解る雰囲気のブルックやロザリアと違って後方支援タイプに見える感じの上品なランドール。その彼が、ブルックに負けず劣らずの速度でパウンドケーキを食べていた。
いや、竜人種の胃袋が大きいだろうとは思うので、沢山食べるのは良いのだ。ただ問題は、何でそんなに食いついているんだろう、という話なだけで。実際、ロザリアはそんなに食いついていない。
「……あのー、ランディさん」
「どうかしましたか?」
「あ、いえ、その……、お口に合いました?」
「とても。甘味にはさほど興味はなかったのですが、こちらはとても美味しいですね」
「そうですか。それなら良かったです」
甘味に興味がないと言いつつ、次から次へとお代わりをしているランドール。物凄く口に合ったんだなぁと思う悠利。ルシアの腕が良いということだろうかと考えた彼の耳に、違う違うとロザリアの声が届いた。
「ロゼさん?」
「ブルックは純粋に甘味が好きだからあの状態だが、ランディの場合は酒が好きなんだ」
「……酒?」
「ブルックが甘味に目がないように、ランディは酒に目がない」
「お酒入りだからここまで食いついてるんですか!?」
「そうだ」
美味しいですね、と上品に微笑みながらパウンドケーキを平らげているランドール。彼がここまでラムレーズンのパウンドケーキを気に入った理由は、大人向けとしてルシアが作った酒精の強さにあった。そう、ランドールは甘味を求めているのではなく、酒精を求めて食べていたのである。なんてこったい。
「ユーリくん、これ、物凄く美味しいから、少し持ち帰って良いかな?」
「ウォリーさんの持ち帰り分は確保してあるんで大丈夫です」
「ありがとう!大好きだ!」
目の前の竜人種二人の食べる速度に、言っておかなければパウンドケーキがなくなると思ったらしいウォルナデットの発言に、悠利はパンパンと学生鞄を叩いて胸を張った。目の前に並べられた甘味をブルックが残すわけがないと思っていたので、ウォルナデットのお土産分は別に確保してあるのだ。
それなら気にせず食べて良いな!とばかりにウォルナデットも争奪戦に加わった。いや、さっきから既に加わってはいたのだが、より本気で食べていると言うべきか。新作のパウンドケーキ、大人気である。
黙々とパウンドケーキを食べ続ける男三人を見て、ロザリアは呆れたように肩をすくめている。こちらはそこまで甘味に興味はないらしく、一切れ食べて紅茶を飲んで満足している。落ち着いたものである。
そんなロザリアを見て、アリーは口を開いた。本来ならブルックが説明するべきなのだろうが、今の彼はまったく使い物にならない。ついでに、ランドールも会話にならないだろう。それゆえの判断だった。
「ロゼ殿」
「ロゼで結構だ」
「では、ロゼ。俺達は国の依頼を受けて、このダンジョンの本体に当たる無明の採掘場の調査に来ている」
「今いる場所は、違うダンジョンということか?」
「外側にあの男が己の趣味を反映して作った安全なダンジョン、数多の歓待場だ」
「なるほど」
随分と温度が違うと思っていたがそういうことか、とロザリアは静かに呟いた。彼女の記憶にある無明の採掘場は物騒ダンジョンである。そこに比べれば、ここは生温いを通り越してただの遊技場だ。
「そこで提案なんだが、二人にも俺達の調査に同行してもらえないだろうか?」
「それは、あたし達が勝手に加わっても良いものか?」
「そもそも、あいつの記憶と照らし合わせて調査をするという話だった。だが、解るだろうが、あいつは、……あんまり覚えていない」
「……そのようだな」
多分来たことあるんじゃないかな、みたいな物凄くあやふやな記憶しか持っていないのがブルックである。彼にとっては依頼を終えた後のダンジョンのことなんて、忘れても良かったのだろう。全然頼りにならないのだ。
ふむ、とロザリアは考え込むように口元に手を当てる。少しして、伸ばした手でランドールの結わえられた白髪を引っ張った。
「……ロゼ、私の髪は呼び鈴じゃないですよ」
「とりあえず一度止まれ。こちらの話は聞こえていたか?」
「おおよそは」
突然髪を引っ張られても、ランドールは特に慌てなかった。気配を察していたのだろう。食器を取り落とすことも、パウンドケーキを零すこともなく、穏やかに答えてみせる。
「あたしは同行しても良いと思ってる。気になるしな。貴様は?」
「私も異論はありませんよ。むしろ、情報源として役に立たないブルックに任せる方が心配です」
「と、いうわけだ。喜んで同行させて貰おう」
「協力、感謝する」
口元に笑みを浮かべるロザリアに、アリーは深々と頭を下げた。それもこれも、ブルックが使い物にならないからなのだが、当の本人はそんなことなど露知らず、最後の一切れのパウンドケーキを確保してご満悦であった。ブレない。
とりあえず、ロザリアとランドールが同行することも決まった。明日の調査には心強い援軍が増えたということだ。物騒ダンジョンの中を進むという意味も含めて。
「あ、それじゃあ、ロゼさんとランディさんのお部屋もいりますよね。ウォリーさん、お部屋の準備って」
「一人部屋か、二人部屋か、同じ建物内か、別の内装の場所か、お好みの部屋をご用意します。いかがしましょうか、お客様!」
「「……」」
悠利に話を振られたウォルナデットは、グッと親指を立ててイイ笑顔で言い切った。もうどう考えても何かの営業さんみたいだが、当人は大真面目である。
「二人部屋で結構だ」
「近くの方が色々と便利でしょうから、同じ建物内でお願いします」
「承知しました!それじゃちょっと、部屋の確認してくるな、ユーリくん!」
「はーい、いってらっしゃーい」
お客様が増えたぜ!とばかりにテンション高めに去っていくウォルナデット。……多分、テンションが高かったのは、久しぶりに甘味を食べたことも影響しているだろう。別に酒に酔ったわけではないはずだ。ダンジョンマスターは体質的に酔わないので。
そんなこんなで、ロザリアとランドールの宿泊も決定した。明日の調査は賑やかになりそうだなぁとのんびりと思う悠利なのでした。
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