少し不思議なヘンテコダンジョン


「何て言うか、物凄くヘンテコなダンジョンですね」


 悠利ゆうりは思わず、しみじみと、そんなことを呟いてしまった。そんなに幾つもダンジョンを知らないけれど、それでもやはり、ここはちょっとヘンテコなダンジョンであると彼の中でも認識されてしまった。

 なお、皆も同じ感想なのか、雰囲気の変化した周囲の風景にため息を吐いていた。

 何だコレと呟いたのはクーレッシュで、変わってるわねぇと口元に手を当てて苦笑しているのはレオポルドだ。アリーは面倒くさそうに舌打ちをしているし、ブルックは物凄くどうでも良さそうな顔をしていた。ヤクモだけはいつも通りの微笑だが、彼は割とポーカーフェイスなので何を考えているのかは解りにくい。

 豪奢な洋館の玄関を潜って入ったダンジョンの内部は、外観そのままに豪奢な洋館のエントランスだった。照明はどう見てもシャンデリアみたいなやつだし、階段の手すりは無駄に凝っているし、柱にも飾りが彫ってあったり、とりあえず、豪華だった。悠利はそういったものを形容する語彙力はあまり持っていなかったが、それでもとりあえず、豪華なお家という認識はした。

 共に突入した他チームと分かれてそれぞれで探索することになったのは良いが、どう考えてもお屋敷探検という感じにしかならなかった。悠利はアリーに言われた通りに罠がないか、魔物がいないかを技能スキルで調べながら歩いていたが、本当に何もない。

 実はここは誰かの住居ですと言われても信じてしまう程度には、ふっっつーうの建造物だった。

 ただ、それでもここはダンジョンなのだ。調べたらちゃんと、ダンジョンと表記される。

 しかし、悠利は何もそれだけでヘンテコと言っているわけではない。ヘンテコなのは、裏口と思しきドアを開けて踏み込んだ先の光景を見たからだ。

 ドアの向こうは、まったく意匠の異なる建造物の中だった。

 最初の場所が西洋風とするならば、次の建造物は中華風。朱塗りの柱が目映いその空間は、悠利の記憶にある古代中国の王朝の建造物っぽかった。どの時代っぽいとかは解らないが、とりあえず日本人が思う中華風という感じはある。

 建造物風のダンジョンだと言うならば、何故統一されていないのか。あまりにも変化が激しすぎる。

 これが、同じ西洋風でも様々な様式へと変化していくならまだしも、何故いきなり中華風なのか。いきなりぶっ飛びすぎである。


「ドアの向こうとこことで、何でこんなに雰囲気が違うんでしょうか?」

「フロアの切り替えってところじゃないか?」

「んー、その割に、フロア名とかは特にないんですよねー」


 あの子は付けてたんだけどなぁ、と呟く悠利に、アリーはぼそりとアレは例外だと思っとけとツッコミを入れた。

 あの子とは、悠利の友人である収穫の箱庭のダンジョンマスター・マギサのことだ。ダンジョンを農園か果樹園みたいにしてしまっている彼の存在は、各フロアを「キノコの部屋」「根菜の部屋」「休憩所」「お部屋」みたいな感じに名付けている。

 てっきり、ダンジョンはフロアに名前が付いていると思っていた悠利だが、どうやら違うらしい。


「でも、地図には番号が振ってあったりしますよね?」

「アレは、マッピングする人間が便宜上付けてるんだよ。入り口から数えて幾つ目とか、上下左右どっちにあるかとかで」

「あ、あの番号ってそういうのなんだ」

「そう」

「教えてくれてありがとう、クーレ」

「どういたしまして」


 本日はマッピング要員として同行しているクーレッシュは、メモ帳片手に簡単に説明をしてくれる。そのメモ帳を覗き込んでも、悠利にはよく解らなかった。地図を作製する訓練は受けていないので。

 ただ、事細かに部屋の情報や通路の情報が書き込まれているのを見て、クーレッシュが何故連れてこられたのかを何となく理解した。彼は空間把握能力が優れていて、その地図の出来映えは皆が認めている。それだけでなく、任された仕事はきちんとやろうという性格でもあった。だからこそ今回、アリーも彼を連れてきたのだ。

 勿論、アリーやブルックも地図は書ける。凄腕の冒険者として旅を重ね、今は多くの訓練生や見習い組を指導している彼等だ。出来ないわけがない。しかし、彼等が地図作製に余力を割くよりは、担当者を連れてきた方が安全に探索が出来ると判断したのだ。

 要は、適材適所による配置である。


「しかし、妙なダンジョンだ。内部構造が変わるダンジョンは他にもあるが、ここは罠も魔物も殆ど出てこない」

「あったとしても、ものすごーく弱いわよね。便宜上配置しましたって感じで」

「あぁ。それが気に掛かる」


 アリーとレオポルドの会話に耳を傾けていた悠利は、確かにそうだなーと心の中で同意をした。

 ダンジョンに存在する罠と言われたら、誰もが身の危険を感じるだろう。悠利も、危ない罠がないか一生懸命調べていた。しかし結果は、空振り。

 空振りというのは変かもしれない。罠はあった。ただし、オートで危険判定をしてくれる【神の瞳】さんでさえ、オレンジ判定を下すようなちっとも危なくない罠だ。

 これ見よがしにスイッチがあったのでじっと見ていたら、オレンジ判定。赤じゃないのかと思っていたところに、【神の瞳】さんからの「スイッチを押すと、ちょっと冷たい風が顔にかかります」とかいう、ゆっるいコメント。これははたして罠なのか?と疑問に思う悠利だった。

 魔物も魔物だった。目の前にぴょこんと現れたのは、駆け出し冒険者でも倒せると言われる小型のリスの魔物。それも、別に戦いを挑んではこない。ぷるぷる怯えたように震えて、逃走してしまった。倒す必要すらなかったのだ。

 罠もダンジョンも易しすぎるというか、侵入者に対して迎え撃つという認識が欠片も存在していなかった。そういう意味でも、ダンジョンとしては異質である。

 ……どこかの食材確保用ダンジョンは例外なので、頭の隅っこに追いやってください。アレを基準にすると色々と常識が崩壊します。


「やっぱりこのダンジョン、ヘンテコですよねぇ?」

「確かに、奇妙ではある。まぁ、探索するならば危険性が低い方がありがたくはあるが」

「安全第一ですよねー」

「とはいえ、危険性が低すぎるダンジョンというのも、旨味が少ないので考え物よなぁ」

「へ?」


 ヤクモの発言に、悠利はきょとんとした。けれど、悠利以外の面々は同意するように頷いている。そこはやはり、ただの家事担当と冒険者との違いだろう。

 悠利の感覚では、危なくないダンジョンなら探索もしやすいだろうということになる。安全にうろうろ出来るから、ありがたいのではないかと。しかし、冒険者達の感覚では違う。むしろ、逆だ。


「ユーリ、簡単すぎるダンジョンの場合、ドロップ品に旨味がない」

「え……?」

「冒険者がダンジョンに挑むのは、修練のため、依頼のため、財宝のためという感じだ。己の実力に見合ったダンジョンを選ぶのが当然だが、安全を意識しすぎて格の低いダンジョンを選べば、報酬が少ない」

「あー。なるほどー」


 アリーの説明に、悠利はちょっとだけ遠い目をした。現実って世知辛い、と。楽して稼げる仕事なんてどこにもないのだが、命を賭ける冒険者が安全を選びすぎても得るものがないというのは、あまりにも現実が厳しい。

 もっとも、それを理解して冒険者をやっているのが皆なのだが。そこに悠利が口出しをする権利はない。当人もそんなことを言うつもりはない。

 ちなみに、悠利がアリーの発言を理解したのは、遊んでいたゲームなどを思い出してのことだ。敵の強い場所ほど、敵が落とすアイテムも、宝箱から出てくるアイテムも、良いものだった記憶がある。異世界にもその法則は当てはまるらしいと再確認したのだ。


「つまり、適度な難易度でないとドロップ品に旨味がないから潜る意味がないってことですね」

「そうなるな。特にここは、周囲に何もない。ダンジョンに旨味があれば周辺に集落が出来るだろうが、今の感じじゃあその辺は見込めねぇな」

「集落がないと困るんですか?」

「別に誰かが困るわけでもないが、ダンジョン周辺の集落で得た収益の幾ばくかはその領地を治める者に入るからな」


 アリーの言葉に、悠利はぴたりと動きを止めた。自分を見上げる悠利の視線を受け止め、アリーはこくりと頷いてから口を開いた。


「この辺りは第三王子フレデリック様の領地だ。ここが賑わえば、フレデリック様の収入が増える」

「別にそれを自分から欲しがるお方じゃないけれど、収入はあって困るものじゃないわよねぇ」

「俺達はあの方に恩があるからな。あの方の益になることがあればと思ってしまうわけだ」

「よく解りましたー」


 アリー、レオポルド、ブルックがそれぞれの思いを口にするのを聞いて、悠利はにこにこと笑った。三人がそこまで大事に思う人ということで、王族にまっっったく縁のないクーレッシュもふむふむと神妙な顔で頷いている。地図作製頑張ろうという感じで。


「それじゃあ、このダンジョンが有益なダンジョンだって解る何かがないか、頑張って探しますね!」


 決意を新たに、悠利は笑顔で宣言した。鑑定系最強のチート技能スキルである【神の瞳】さんがついているのだ。お役立ち情報を教えてくれるかもしれない。

 そんな風にやる気満々な悠利だったが、ポンと肩に手を置いてきたアリーに見下ろされ、首を傾げた。頼れるリーダー様は、妙に真剣な顔をしている。


「お前はそこまで張り切らなくて良い」

「何でですか!?」

「お前が張り切ると、余計な手間が増えそうだ」

「うぅ……。アリーさん、ひどい……」

「ひどくない」


 珍しく全力で頑張ろうと思った瞬間に、思いっきり水を差される形になった悠利だった。当人は抗議の声を上げているが、仲間達は全員そっと視線を逸らしていた。彼等は悠利の前科を知っている。当人に悪気はないが、トラブルホイホイが服を着て歩いているのが悠利なのだから。

 いつもと違う環境にいたり、いつもと違う行動をすると、何かを引っかける。それが悠利だ。善し悪しは問わない。良いことの場合もある。だが、良いことでも規格外だったりするので、手放しで喜べないのが常だった。

 うじうじと拗ねている悠利を、ルークスが慰めるようにちょろりと伸ばした身体の一部で撫でてくれた。従魔の優しさに、悠利はありがとうと言うのだった。


「とりあえず、続きもこんな感じで別の様式の建造物に変わる可能性が高いな」

「地図にその辺も記載しておきまーす」

「頼む」


 アリーの言葉に、クーレッシュはひょいっと片手を上げてやる気をアピールした。気楽な雰囲気だが、一応仕事だと解っているのでメモを取る手は休めない。その辺は何だかんだで器用だ。

 二人のやりとりを聞きながら、悠利は周囲へと視線を向ける。どこをどう見ても中華風の建造物。朱塗りの柱に、金箔や緑や青の染料で描かれた模様。一際目を引いたのは、天井付近に大きく描かれた空を舞う龍の絵だ。


「綺麗な龍ですねー」

「うむ、実に見事よ。建築物の雰囲気といい、我の故郷に近しいな」

「そうなんですか?」

「我が故郷ではないが、付近の国にこのような建造物があった」


 ヤクモの言葉に、悠利はなるほどと頷いた。頷きつつ、やっぱり日本っぽい国の近くには中国っぽい国があるんだな、と思った。あくまでも付近の国と言っているので、ヤクモの故郷は日本っぽいのだろう。彼の服装とか食の好みとかを考えてもそんな感じだ。

 うんうんと一人納得している悠利の隣で、ヤクモは天井を見上げたままぼそりと口を開いた。


「それに、これを龍と知るのは我が故郷のある辺りの者であろう」

「え?」

「この辺りで龍と呼ぶのはワイバーンのような存在のようでな」

「あー、なるほどー」


 厳密に言うと、龍ではなくて竜なのだろう。東洋系は細長い龍、西洋系はどっしりとした竜。ざっくりとしたイメージで悠利の中でも両者の違いはあるが、まさか異世界でもそれが適用されるとは思わなかった。

 そういえば、ブルックは竜人種バハムーンだが、その示す姿は竜だ。龍ではない。もしかしたら、この龍の絵を見てそれを理解できる人は、この辺りには少ないのかもしれない。

 ふと思った悠利は、せっせとメモを取っているクーレッシュの元へと歩み寄る。悠利に気付いたクーレッシュは、首を傾げて悠利の反応を待つ。そんなクーレッシュに、悠利は問いかけを口にした。


「ねぇ、クーレ。アレ、何に見える?」

「は?」

「あの絵、何に見える?

「あの絵?緑の細長いやつ?」

「そう」


 悠利の質問に、クーレッシュは少し考えてから答えた。


「何か立派な蛇?」

「あ、やっぱり蛇になるんだ……」

「え?蛇じゃないのか?あー、足があるから、トカゲ?」

「蛇でもトカゲでもなくて、アレは別の国でいう龍だよ」

「ドラゴン?」

「ドラゴンだけど、この辺のドラゴンとは扱いが違うかも」

「へー」


 細長い体躯から蛇、手足があるので蛇ではなくトカゲ。クーレッシュが出した結論は、悠利にとってそこまで予想外ではなかった。どっしりとした体格が持ち味のドラゴンしか知らないクーレッシュにしてみれば、それも当然だろうと。


「この辺りでは竜と言えば魔物であろうが、あのような龍の場合は水神を指す場合が多いのだ」

「水の、神様?」

「うむ。水を司り、雨を降らすと信じられている。雨が降らねば雨乞いをし、長雨によって河川が氾濫しそうになれば慈悲を請う。そのような存在よ」

「同じドラゴンでも全然違うんですね」


 ヤクモの説明に、クーレッシュは感心したように目を見張った。ふむふむとメモ帳に書き加えている姿は、微笑ましい。

 そんな二人の会話を聞いていたアリーとレオポルドは、ちらりとブルックへと視線を向けた。この中で最も竜に縁深い青年は、ひょいと肩をすくめた。描かれているのは龍であり、ブルック達にとって馴染みのある竜とは別物だろうと言いたげに。

 建造物一つから、まったく異なる文化を身近に感じることが出来るのは実に面白い。そういう意味では、このダンジョンはまるで観光地のようだと思う。各地の建造物のレプリカが集まっているような感じだ。万国博覧会のパビリオンのようですらある。

 ダンジョンなのだから、何か理由があってこういう構造なのだろうとは思う。思うが、その狙いはやっぱりさっぱり解らないままだった。色々と面白いので構わないのだけれど。

 そんな風に楽しんでいた悠利だが、ふとルークスが静かなことに気付いて視線を巡らせた。出来るスライムは基本的に悠利の邪魔をしないが、どこで何をしているのだろうかと思ったのだ。

 はたしてルークスは、悠利から少し離れた壁際にいた。


「ルーちゃん、何してるの?」

「キュイ?」

「……えーっと、そのネズミさんは、魔物で良いのかな……?」

「キュ」


 悠利の呼びかけに振り返ったルークスは、猫ぐらいの大きさのネズミをつんつんと突いていた。恐らくは魔物だろう赤い目をしたネズミは、突いてくるルークスに反撃することもなくぷるぷるしていた。客観的に見て、怯えている。

 悠利に危険が迫ったならば自動でお知らせしてくれる【神の瞳】さんも何も言ってこないので、害意のない魔物なのだろう。悠利が近寄っても、特に攻撃の構えは取らなかった。


「ルーちゃん、ネズミさんと遊んでるの?」

「キュキュー」

「遊んでるわけじゃないってこと?」

「キュイ」


 問いかけられたルークスは、ふるふると身体を左右に振った。ニュアンス的に否定だと理解した悠利が再度問いかければ、今度はこくこくと縦に身体を振る。……ルークスは悠利の言葉を理解しているが、悠利にはルークスの言葉が解らない。そのため、それ以上のことはよく解らなかった。

 ただ、ルークスなりに理由があって、このネズミの魔物を相手にしているのだということは解った。

 しばらくそうやってネズミの魔物と戯れていたルークスだが、目的を達したのかぴょんと悠利の方へと戻ってきた。ネズミの魔物はそのまま素早く逃げてしまった。随分と臆病なようだ。


「ルーちゃん、用事は終わったの?」

「キュピ」

「そっか。……お友達になったの?」

「キューイ」

「違うのかぁ……」


 今までの前例から友達を増やしたのかと思ったが、どうやら違うらしかった。こうなると悠利には何をしていたのかさっぱりだ。こういうときは、ルークスの言葉を正しく理解できるアロールの存在が恋しくなる。


「ユーリ、次のフロアに行くってー」

「解ったー」


 クーレッシュの呼びかけに、悠利は元気に返事をして駆け寄った。ルークスもその足元をぽよんぽよんと跳ねて同行する。ダンジョンとはいえ今のところは危険性が低いと判断しているのか、ルークスの雰囲気は柔らかいままだった。


「壁際で何してたんだ?」

「ルーちゃんが、ネズミの魔物さんとお話してた」

「何やってんだ、ルークス……」


 呆れたような顔をするクーレッシュに、ルークスは小首を傾げるように身体を傾けた。何を呆れられているのか解らないらしい。

 とはいえ、特に大事になっていないので気にするだけ無駄と判断したのだろう。クーレッシュは悠利とルークスを促して歩き出す。悠利も素直にそれに従い、悠利が動きだしたのでルークスもその後を追う。

 もしかしたら、収穫の箱庭のときのようにダンジョンマスターへ伝言を頼んでいたのかもしれない。少なくとも、ルークスはネズミの魔物に友好的に接していたので。


「ルーちゃん」

「キュイ?」

「お話楽しかった?」


 悠利の問いかけに、ルークスは一瞬きょとんとした顔になる。けれどすぐに、ぱぁっと目を輝かせてこくこくと頷くように身体を上下に揺らした。それで悠利には十分だった。


「そっか。それなら良かった」


 このよく解らないダンジョンで、可愛い従魔が楽しんでいるならばそれは悠利には嬉しいことだった。自分も観光地巡りをしている感じで歩いているので。




 奇妙なダンジョンの探索は、まだまだ続くのでありました。




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