たっぷりレタスのレタスしゃぶしゃぶ

 どっさりと目の前に積み上がったレタスを見て、悠利ゆうりは少しばかり考えた。レタスは美味しいし便利な野菜だ。サラダにも使えるし、肉や魚料理に添えても美味しい。

 しかし、それでは大量に食べることは出来ない。生野菜なので、そのまま食べるとどうしてもかさが高い。それだけでなく、肉食さんが多い《真紅の山猫スカーレット・リンクス》の面々は、そこまでガツガツ野菜を食べないのだ。

 勿論、出された料理に文句を言う者はいない。美味しいと言って食べてくれる。しかし、それはそれとして、この大量のレタスをどうすれば皆に食べて貰えるのかと頭を捻っているのだ。


「何か妙案はありますか?」

「うーん、生のままだとそこまで食べないだろうから、火を入れるのが良いと思うんですけどー」


 何にしましょうか、と悠利はうんうんと唸る。彼の隣で、ラソワールも困ったように頭を捻っている。

 別に、目の前のレタスを早急に食べなければいけないわけでは、ない。悠利とラソワールが悩んでいるのは、皆に野菜をきちんと食べてもらうにはどうすれば良いだろうか、という部分なのだ。メインディッシュは嬉々として食べてくれるので、是非とも野菜でもそうしたい気分なのだ。

 ラソワールが困っているのには、理由がある。彼女の主であるオルテスタは、どちらかというと野菜が好きなのだ。肉も魚も気にせず食べるが、野菜や果物を好む節がある。味付けもあっさりとしたものが好きで、ヘルシー系の料理でも喜んで食べてくれる。自然と、ラソワールの料理のレパートリーもそっち方面が強くなるのだ。

 だがしかし、《真紅の山猫スカーレット・リンクス》の面々はそうはいかない。一部の小食メンバー以外は、お肉大好き、味の濃い料理が大好きな、食べ盛り育ち盛りの若者達だ。味の薄い料理や、生野菜にはそこまで食いつかないのである。

  とはいえ、火を入れて炒めたとしても、レタスばかりを喜んで食べてくれるとは思えない。何か良い案はないかと考え込む悠利とラソワール。そんな中、悠利はハッと一つの料理を思いついた。


「しゃぶしゃぶなんてどうでしょうか?」

「しゃぶしゃぶ?」


 それは何ですか?と首を傾げるラソワール。この辺りではしゃぶしゃぶは食べないんだろうかと思いつつ、悠利は説明をする。


「鍋に味を付けたスープを作って、そこにレタスをくぐらせて食べるんです」

「それは、普通にスープにするのとは違うのでしょうか?」

「普通にスープにすると、レタスがくたくたになっちゃいますよね?でも、しゃぶしゃぶは食べるときに自分好みの茹で加減に出来ますし、スープの味を薄味にしておけば、確実で好きな味にも出来ると思うんです」

「そういう料理があるのですね」

「はい、僕の故郷では」


 感心したようなラソワールに、悠利はこくりと頷いた。レタスをしゃぶしゃぶにしてしまえば、大量に食べることは可能だろう。ついでに、キノコでも入れておけば旨味もばっちり出るはずだ。

 問題は、それをするためにはテーブルに鍋を置かねばならないということだ。卓上コンロが必要である。


「ラソワールさん、卓上コンロみたいなのってあります?」

「卓上コンロではありませんが、持ち運びの出来る物を温める板はあります」

「板?」

「はい、少々お待ちください」


 現物を見た方が早いだろうと、ラソワールが何かを探しに行く。卓上コンロに近い性能で、板と呼ばれる何か。何だろうそれと悠利は首を傾げている。

 少しして、ラソワールは鍋一つが載るぐらいの正方形の板っぽい何かを持ってきた。板っぽいというのは、操作ボタンが付いているからだ。


「……ラソワールさん、そちらは」

人工遺物アーティファクトを改良したもので、温熱板と呼んでおります。火は出ませんが、焼き物ぐらいならば出来ます」

「……わぁ」


 作業台の上に置かれたその板っぽい何か改め温熱板を見て、悠利は遠い目をした。材質は全然違うだろうし、構造がどうなっているのかも解らない。しかしそれは、悠利の知っているある物に良く似ていた。


「……どう見てもIH調理器だ……」


 そう、悠利の記憶にあるIH調理器にとてもとても似ていた。火が直接出ないけれど、その上に置いた物を温めることが出来るという構造。見た目も何となくIH調理器っぽい。色んな物があるなぁと思う悠利だった。

 とはいえ、卓上コンロよりもこちらの方がしゃぶしゃぶには向いている。卓上コンロの場合、火が出る部分を確保するために背丈がある。その上に鍋を載せると、テーブルの上で鍋が高くなってしまうのだ。その点、この温熱板ならば低いので鍋に届きやすい。


「それじゃあ、これをテーブルに置いて、各自でしゃぶしゃぶにしてもらいましょう」

「それでは、温熱板と個別の鍋の準備はさせていただきます」

「はい。僕は大鍋でスープの準備をしますね」

「よろしくお願いします」


 お互いに家事が出来る者同士、作業の分担は実にスムーズに行われた。道具の在処は悠利には解らないので、ラソワールに丸投げだ。同時に、ラソワールはレタスしゃぶしゃぶの作り方を知らないので、そちらの担当は悠利になる。

 他の料理はラソワールが担当してくれるので、悠利は気兼ねなく目の前のレタスしゃぶしゃぶと向き合うことが出来るのだった。

 まず、大鍋にお湯を沸かしてスープを作る。テーブルに置く鍋はあまり大きくすると邪魔になるので、スープがなくなったら大鍋から追加する方式に決めた。そもそも、温熱板がそこまで大きくないので、大きな鍋は載せられないのだ。


「キノコたっぷりにしたら、レタスと一緒に食べられるし良いかなー」


 鼻歌を歌いながらキノコを準備する悠利。肉厚のシイタケは石突きを取り除いて食べやすい大きさにスライスする。石突きは入れずに、汚れた部分を取っておく。これは後で焼いて醤油をかけて食べるつもりだ。無駄にはしない。

 シメジは根っこを落としてバラバラに解す。ストンと根元の汚れた部分を落としてしまえばバラバラになるので、実に楽ちんなキノコだ。エノキも同じく根元を落とし、こちらは半分に切っておく。その方が食べやすいだろうと思ったからだ。

 旨味がとてもよく出るマイタケは、入れるとスープの色が変わってしまうので諦めた。マイタケは味はとても美味しいが、スープに入れると黒ずんでしまうのだ。具だくさんスープならまだしも、レタスしゃぶしゃぶなのでスープは明るい色の方が好ましいと思ったので、本日は断念した次第である。

 美味しいが最優先であるが、それでもやはり見た目は大事だ。特に色合いは、食欲に大きな影響を与えるので、悠利もちょこちょこ考える。炒め物などならばマイタケは大活躍なのだが、スープ類に使うときはちょっと考えるのだ。

 お湯が沸いたら、スープの味付けだ。鶏ガラの顆粒だし、塩、酒、醤油を加えて味を調える。あまり濃くは仕上げない。あくまでもスープの体裁は崩さない。ほどほどに味を調えたら、そこにキノコを全部入れる。後はキノコが煮えてからもう一度確認だ。


「さて、次はレタスだね」


 スープがあらかた出来上がったので、後はメインのレタスの準備に取りかかる。今回は丸ごと使うので、まずは芯を抜く。レタスをひっくり返し、ぎゅっと掌で芯の部分に体重をかけて押し込む。一度くしゃっとなったら、芯の周囲に指を入れてねじるようにして芯を引っこ抜く。

 ここまですれば、後はバラバラにして水洗いをし、食べやすい大きさに千切って水切りをしておけば良い。作業自体は簡単だ。……ただ、数が物凄く多いだけで。


「よし、頑張るぞー」


 ごろごろと転がるレタスの山を見て、悠利は気合いを入れた。しゃぶしゃぶにすれば、きっとこれも皆が平らげてくれるはずだと信じて。

 黙々と、文句も言わずにせっせとレタスを千切る悠利。もともとこういう作業が嫌いではないので、当人の表情は普通だった。ボウルの中でこんもりと山になるレタスだけが、悠利の頑張りを見ていた。

 そんなこんなで大量のレタスとの格闘を終えた悠利は、ほどよく火が通ったらしいスープの確認をする。キノコは良い感じに火が通り、ふわりと香りが漂ってくる。味見をしてみれば、最初に加えた調味料にキノコの旨味が加わって実に美味しい。


「それじゃ、最後に仕上げのごま油~」


 くるりとごま油を回し入れ、よく混ぜてから味を確認する。ごま油を入れることで風味がぐっと増し、食欲をそそる匂いが鼻腔をくすぐった。これで完成だ。

 スープの味付けが完了したので、味見のためにレタスを数枚鍋へと入れる。レタスは熱が入るとすぐにくしゃっとなってしまうので、あまりくたくたにならない内に引き上げる。パリパリだったレタスは、ぺらんとなっていた。

 小皿にレタスを入れると、ぱくんと口へと運ぶ。スープが絡んで味はついているが、レタスの瑞々しさが失われていないのでさっぱりと美味しい。これならば何枚でも食べられそうだった。


「ラソワールさん、味見をお願いしても良いですか?」

「承知しました」


 今日も分身総出で作業しているラソワールに声をかければ、そのうちの手が空いたらしい一人がやってくる。この分身がどういう仕組みなのか悠利には解らないが、感覚や記憶などは全て共有されているらしい。実に便利な能力だった。ちょっと羨ましい悠利だ。

 悠利に小皿を差し出されたラソワールは、上品な所作でレタスを口に運ぶ。生の状態から考えれば半分ぐらいにぺしゃんとなってしまったレタスだ。ごま油の風味が効いたスープの旨味と絡んで、じゅわりと口の中に美味しさが広がる。


「とても美味しいですね」

「良かった。それじゃあ、テーブルに持っていく鍋にスープを移しておきますね」

「よろしくお願いします」

「はい」


 ラソワールの太鼓判を貰った悠利は、うきうきと作業に取りかかる。珍しい料理に、皆がどんな反応をするだろうかと思いながら。喜んでくれると良いなぁと、いつもの笑顔で考えるのだった。




 そして、昼食の時間。悠利が提案したレタスしゃぶしゃぶは、大盛況だった。


「……わー、予想以上の食いつきー」

「私は、追加のレタスを準備して参ります」

「よろしくお願いしますー。あ、スープってまだ足りますか?」

「足りないようでしたら、そちらも追加しておきます」

「お手数おかけします……」


 遠い目をする悠利に、ラソワールは優雅な仕草で一礼をして厨房へと去っていった。レタスの在庫がまだあって良かったと思う悠利だ。

 ……そう、レタスしゃぶしゃぶは、仲間達に思った以上に受けてしまったのだ。何でそこまで受けたの!?と悠利が思うほどに、全員が美味しい美味しいと食べているのだ。

 それは嬉しいことだ。野菜も喜んで食べてくれるのは、とてもありがたい。ありがたいのだが、まさかあれほど大量に用意したレタスが足りなくなるなんて、悠利もラソワールも思わなかったのだ。サラダだったら絶対に食べない分量である。

 特に、小食組の食いつき方が凄かった。


「ただレタスに火を通しただけでなく、スープで味を付けるというのは本当に美味しいですね」

「お口に合って何よりです」

「とても美味しいですよ、ユーリ」


 にこにこと微笑みながら、常の食事量の倍ぐらいレタスを食べている気がするのは、ティファーナだ。美貌のお姉様は、元々お野菜がお好きだ。だからこそなのか、レタスしゃぶしゃぶの美味しさに目覚めたらしい。

 いや、確かに美味しいのだ。キノコの旨味がぎゅっと詰まったスープは、ごま油を入れたことで味だけでなく香りでも食欲をそそる。自分好みの茹で加減でレタスを食べるという珍しい状況もそれに拍車をかける。

 それに、スープの中に潜らせたレタスは、器に取るときにスープと一緒にごま油も絡め取っている。それがまた、味の決め手となって口の中で広がるのだ。シャキシャキした食感に、温かなスープの旨味。そして鼻から抜けるごま油の風味。完璧な調和だった。


「お野菜をこんな風に食べる方法があるなんて思いませんでしたわ」

「レタスに限ったことじゃないんだけどね。他の葉野菜でも出来るよ。小松菜とかも美味しいと思う」

「まぁ、素敵ですわ」


 ふんわりと微笑むイレイシア。元来小食な人魚の少女だが、レタスしゃぶしゃぶは気に入ったらしい。上品に、ゆっくりとであるが、確実にいつもより食べていた。良いことだ。


「ちょっとレレイ!一人で食べ尽くそうとしないでよ!私の!!」

「あ、ごめん。まとめて取っちゃった」

「私が入れてた分なのにー!」

「お前ら、余所に来てまで喧嘩すんなよ……」

「だってクーレ、レレイが私の分まで取っちゃったのよ!」

「ごめんってばー。ほら、新しいのあげるからー」

「もう、気を付けてよね」

「はーい」


 耳に飛び込んできたのは、ヘルミーネとレレイとクーレッシュの会話だった。割といつも通りの三人だったので、悠利達はスルーした。どこでも彼女達は元気だ。クーレッシュがきっと頑張ってくれることだろう。

 皆がここまで喜んでくれるなら、レタスしゃぶしゃぶを提案して良かったなぁと思う悠利。レタス以外の野菜でも美味しく食べられるので、アジトでやってみても良いなぁと思った。

 思ったが、しゃぶしゃぶは夏場に食べると暑さで大変なことになるので、少し涼しくなってからにしようかな、とも思った。この別荘は人工遺物アーティファクトのおかげで快適に保たれているのでこんなメニューが可能なのだ。


「レタスや小松菜の他には、どんなものが向いているんですか?」

「向いているというか、好みの問題じゃないかなぁと思う」

「それでは、ユーリはどんなものをしゃぶしゃぶにして食べていたんですか?」

「僕?僕はねー」


 イレイシアに問われて、悠利は家で食べていた野菜のしゃぶしゃぶを思い出す。基本的にはレタスだった。たまに小松菜でも食べている。レタスやシャキシャキして美味しいが、小松菜はほんのり甘いのと葉と茎の食感の違いが楽しかった。

 他に何かあっただろうかと考えて、とても美味しかったものを悠利は思い出した。


「ワカメも食べてたよ」

「ワカメですか?」

「うん、食べやすい大きさに切ってね。生ワカメを入れると、一瞬で緑に染まって綺麗だったなぁ。勿論、美味しかったよ」

「確かに、ワカメもこの味付けに合いそうですわね」


 人魚のイレイシアにとって、ワカメはとても馴染みのある食材だ。美味しそうですねと微笑む姿は実に愛らしい。悠利も釣られて笑顔になる。

 そんな二人の姿を優しく見守っていたティファーナの顔が、驚愕に見開かれる。綺麗なお姉さんの顔が驚きに染まって、悠利もイレイシアも首を傾げる。何があったのかを問いかけようとした瞬間、声が、聞こえた。


「……出汁」

「うわぁ!?」

「きゃあ!?」

「……マグ、気配を殺していきなり背後から耳元で囁くのは、止めた方が良いですよ」

「……?」

「特に、二人のように気配を察知するのが苦手な人は、驚きますからね」

「諾。……謝罪」


 ぼそりと耳元で聞こえたマグの声に、悠利とイレイシアは飛び上がらんばかりに驚いた。声をかけられるまで気配が微塵もなかったのだ。いきなりすぎて驚いても仕方ない。

 ティファーナに諭されたマグは、納得したのか二人に向けてぺこりと頭を下げた。素直は素直なのである。目上の人の言葉には素直に従うし、理に適っていると判断したら言うことはちゃんと聞くのがマグだ。

 謝ったマグは、もう一度口を開いた。自分の希望を伝えるために。


「出汁」

「……ごめん、マグ。僕、ウルグスじゃないから、それだけじゃ解らないよ……」

「ワカメ、出汁」

「うん?」

「ワカメ」


 真顔で淡々とワカメと何度も繰り返すマグ。一体何が彼の感性に引っかかったのか、悠利にはさっぱり解らない。

 解らなかったので、悠利は通訳を呼ぶことにした。解らないのだから仕方ない。


「ウルグスー、マグが何を言いたいのか解らないから説明してー」

「あ?またかよ……」


 飯食ってんのにとぶつぶつぼやきながらも、ウルグスは席を立ってこちらにやって来てくれる。何だかんだで優しい少年だ。

 マグと顔を突き合わせて二言三言会話をしたウルグスは、この致命的に言葉の足りない少年が言いたいことを正しく理解したらしい。面倒くさそうな顔で、悠利に通訳してくれる。


「ワカメは出汁が出て滅茶苦茶美味いから、スープももっと美味しくなるだろうし食べたいって」

「へ?」

「ワカメでしゃぶしゃぶ出来るって言ったんだろ?それが聞こえたから、食べたくなったんだと。また今度作ってやってくれ」

「……ま、待って……」

「あん?」


 俺はちゃんと説明したぞと言いたげなウルグスに、悠利は顔を引きつらせた。ワカメしゃぶしゃぶが食べたいのは別に良い。準備できるときがあったら用意しようと思う。問題はそこではない。

 マグと悠利達の席は、離れているのだ。給仕はラソワールが完璧にしてくれるので、席を立つ必要すらない。つまり、悠利がイレイシアとワカメしゃぶしゃぶについて語っていたとき、マグは席に着いていたはずだ。


「……マグ、聞こえてたの……?」

「諾」

「この距離で、他の人も普通の声で会話してたのに、聞こえてたの!?」

「出汁」

「美味しそうな出汁の話題が出たから聞こえたってよ」

「どんな地獄耳……」


 がっくりと肩を落とす悠利に、マグは不思議そうに首を傾げている。事情を把握したウルグスは、面倒くさそうにマグを見ていた。出汁の信者、恐るべし。魅力的な出汁の話題は、自然と耳に入ってくるらしい。

 そんな少年達の姿を、ティファーナは楽しげに笑って見ていた。マグが相変わらずなのも、ウルグスが通訳なのも、悠利が驚いているのも、見慣れたいつもの光景だったので。今日も微笑ましい食事風景だった。




 結局、ラソワールが追加で用意したレタスとスープも、レタスしゃぶしゃぶの美味しさに目覚めた皆にきっちり食べ尽くされるのでした。野菜を食べるのは良いことです。




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