友達と一緒におにぎり弁当。
「アノネ、オ昼ゴ飯食ベル場所、作ッテオイタヨ」
「「はい?」」
てれてれとした雰囲気でダンジョンマスターが告げた言葉に、一同は首を傾げた。喜んでくれるかなぁ?みたいな空気を漂わせているダンジョンマスターには悪いが、言葉の意味がさっぱり解らない一同だった。
一番最初に立ち直ったのは、やはりと言うべきか、
「別の場所に、お弁当を食べる部屋を用意してくれたの?」
「ウン」
「そっか。ありがとう。近く?」
「コノ隣」
いつの間に作ったんだと言いたげな一同の視線を気にせずに、ダンジョンマスター改めマギサはにこにこと笑っている。見た目は愛らしい幼児だが、腐ってもダンジョンを統べるダンジョンマスターだ。離れ業をかるーくやってのけるだけの規格外っぷりは健在だった。
この隣とダンジョンマスターが示したのは、壁だ。そこ、壁なんですけどと言いたげな若干名を無視して、ダンジョンマスターは掌でぺたんと壁に触れた。瞬間、壁が消えて隣の空間へ繋がる道が出来た。
「……こんな簡単に道って出来るもんなのか……」
「ははは、アロール。道だけじゃないぞー。多分、この向こう側は思いもしない光景になってると思うぞ-」
「…………リヒト、顔が死んでる」
「……何で俺、ここにいるんだろうな」
「しっかりして、引率者。もう一人の大人は頼りにならないんだから」
頑張れとアロールに励まされて、リヒトはしょんぼりと肩を落とした。失礼な言い方をされたマリアは、何も気にしていなかった。仲良しねぇと笑っている。彼女は細かいことを気にしない大らかな気性をしているのだ。ある意味で器は大きい。
マギサに手を引かれて、悠利とリディが隣の空間へと消えていく。エトルが慌ててそれを追いかけ、ルークスも続いた。彼らだけを野放しにするのはアレだし、自分達も食事をしたいのでアロール達も悠利達の後を追う。
「うわぁ、すごい……!」
足を踏み入れた先の空間を見て、悠利は感嘆の声を上げた。そこは、とてもではないがダンジョンの中とは思えない場所だった。……いや、そもそもこのダンジョンは「果樹園ですか?」「畑ですか?」みたいな空間が広がるので、普通のダンジョンとはちょっと違うのだけれど。
それを差し引いても、悠利の目の前に広がったのは不思議な空間だったのだ。
「アノネ、イッパイダカラ、ピクニックガ出来ルヨウニシタヨ」
どうかな?と聞くように両手を広げて説明をするマギサに、リディはどーんと抱きついた。その勢いに驚いて、マギサの身体がころんと仰向けに倒れる。当然ながら、リディも一緒に倒れた。
ちびっ子二人が倒れ込んだ先は、軟らかな土とたくさんの草花で満ちていた。いわゆる花畑という感じなので、痛みはない。ただ、驚いたようにマギサがリディを見ているだけだ。
「リディ?」
「まぎさ、おまえ、すごいな……!」
「え?」
「このはなばたけ、まぎさがつくったんだろう?すごい!すごい!」
若様は大興奮していた。殺風景なダンジョンの中に、突然広がった花畑に、感動しているのだ。どういう仕組みか青空と太陽まで広がっている。天井は高く、屋外だと言われても信じてしまいそうなぐらいだ。何がどうなっているのかは、誰にも解らない。
ついでに、全員がこちら側に来た瞬間、通路は閉じた。呼んでない人が入ってくるのを防ぐためだ。ここはお友達のための空間なので、他の人を入れるつもりはないダンジョンマスターなのである。
大喜びしているリディと、全力で褒められてまんざらでもない雰囲気のマギサ。ちびっ子二人の可愛らしさを満喫しながら、悠利は昼食の準備に取りかかった。準備と言っても、お弁当を作ってきたので、それを出すだけだが。
おにぎりも、味は何種類か用意してある。シンプルな塩むすびや、焼き鮭を中に詰め込んだもの。解した鮭の身を混ぜ合わせたピンクの斑模様になっているものもある。おにぎりの定番梅干しは、少し少なめだ。今日のメンバーはそこまで梅干しに食いつかないので。
「それじゃ、皆でお昼にしましょー!」
弁当箱を全て並べた悠利は、水筒とコップも準備して、にこにこ笑顔で宣言した。地面に座って皆で弁当箱を囲むピクニックスタイルは、マギサが用意した花畑であることもあいまって、実にしっくりきていた。
リディは当然のように悠利の隣に陣取り、興味深そうに弁当箱を見ている。何が入っているんだろう、これはどれだけ美味しいんだろう、という感じで、言葉にせずとも顔が思いっきり物語っていた。
「マギサもおいで。一緒に食べようね」
「ウン」
ふわふわと浮いていたマギサは、悠利に言われてリディと反対側の悠利の隣にちょこんと座った。いただきますと元気よく挨拶をしておにぎりにかぶりつく姿は、実に可愛らしい。もごもごと口を動かしながらおにぎりを食べるリディとマギサの姿に、他の面々も弁当へと手を伸ばした。
悠利が手にしたのは、ピンクの斑模様になっているおにぎりだ。これは、昨日リディが持ってきた塩鮭を混ぜ込んだものだ。真ん中に身を入れるタイプのおにぎりよりも、全体に味が馴染むので悠利はこちらの方が好きだったりする。
ぱくりと囓れば、白米の甘みと塩鮭の旨みが口の中に広がる。脂のしっかりのった塩鮭だったので、旨みが凄い。こうしておにぎりで食べても、その美味しさは損なわれない。むしろ、混ぜてある分、絶妙な調和を果たしているとも言えた。
「んー、リディの持ってきてくれた塩鮭、本当に美味しいよねぇ……」
「ん?そうなの?」
「そうだよ、リディ。おにぎりの鮭は、全部リディの持ってきてくれたやつ」
「そうか……!まぎさ、これ、ぼくがもってきたやつだって!」
「ソウナンダ」
小さな口でおにぎりを食べていたマギサに、リディは嬉しそうに話しかける。どうだ、美味しいか?と態度で聞いてくるリディに、マギサはこくこくと頷いている。返事をしないのは、口の中いっぱいにおにぎりを頬張っているからだ。
実に、愛らしい光景だった。その正体を考えなければ、実に、愛らしい。
「……リヒト、食が進んでないよ」
「いや、うん。毎度毎度こう、何でこんな感じになるんだろうなと思ったら……」
「考えるだけ無駄だから、とりあえず食べたら?」
「……そうする」
どうぞとアロールに差し出されたおにぎりを、リヒトは大人しく受け取った。悠利の弁当は美味しいのだ。塩キュウリは丁度良い塩加減だし、玉子焼きは醤油味が優しい。ウインナーも皮はパリッと中はジューシーだ。どれもこれも美味しい。
そう、ご飯は美味しい。目の前で仲良くしているちびっ子も微笑ましい。それは事実だ。間違ってはいない。
ただ、目の前にいる相手の正体とか、彼らが来訪してから用意されたであろうこの空間とかを考えると、リヒトの繊細な胃がキリキリするだけだ。アロールもそれは解っているので、宥めるようにリヒトの背中をぽんぽんと叩いている。
……彼女は、本日の自分の役割をリヒトのサポート役だと理解していた。目の前のダンジョンマスターを興味深そうに見ていても、役目を放棄したりはしない。出来る十歳児はその辺しっかりしているのだ。
そんな二人のやりとりを見ながら、マリアは黙々とおにぎりを食べていた。ほっそりとした妖艶美女だが、彼女は戦闘特化タイプのお姉さんなので、それなりに食べる。ただし、大食漢と呼ばれる面々と張り合うかというとそこまでではない。ただ、見た目よりはよく食べるというだけだ。
あーんと口を開けてプチトマトを食べるマリアの表情は、幸せそうだ。彼女はトマトが好物だし、トマトで血の気を抑え込めるという性質の持ち主なので、トマトがあればそれで割とご機嫌なのだった。
「キュー」
「あ、ルーちゃんもう食べ終わったの?早いねぇ」
「キュイ」
ご馳走様でした、とぺこりと悠利に頭を下げるルークス。弁当箱いっぱいに入っていた野菜炒めは、綺麗に平らげられていた。さらに、ルークスが食べ終わってから体内で綺麗にしたので、弁当箱はピカピカだった。実に便利なスライムだ。
ナージャも既に食事を終えており、アロールの傍らで蜷局を巻いている。よく見ればルークスは弁当箱を二つ持ってきていた。どうやら、先輩の分も後輩の自分がお片付けをしようと思ったらしい。ルークスはナージャを尊敬しているのだ。
皆もそれなりに腹が満たされて、食事の速さが落ち着いてきていた。そんな中、不意にアロールが、大人しく食事をしているエトルに声をかけた。
「ねぇ、リディが付けたマギサって名前、何か意味があるの?」
「え?」
「随分と迷いなく付けてたみたいだけど、意味があるのかなって」
アロールの質問に、エトルは手にしていたおにぎりを食べきってから口を開く。もぐもぐと口を動かし、慌てず騒がず口の中身を咀嚼してから喋るのは、教育が行き届いているとも言える。
……米粒を付けたまま、感情のままに喋る若様とは雲泥の差である。若様は自由です。
「マギサというのは、我々の里に伝わる昔話に出てくる魔法使いの名前です」
「魔法使いの名前?」
「若様はその昔話が大好きで、ワーキャット達にたくさんの恩恵をもたらしたというその魔法使いを尊敬しているんです」
「……へぇ。憧れの存在の名前を付けたんだ」
エトルの説明に、アロールが小さく笑った。最初は喧嘩腰だったリディが、その実マギサをちゃんと認めてその名前を与えたのだということが解ったからだ。
大切な思いがこもった名前を与えるというのは、それだけ相手を思っている証拠だろう。言葉を交わして、ライバルから大事な友達にカテゴリーが変更された感じだ。
二人のやりとりを聞いていた悠利が、口を開く。ちょうどマギサの名前についての話の流れだったので、良いタイミングだと思ったのだ。
「ねぇ、アロール。リディがマギサに名前を付けたけど、それって問題はないの?」
「魔物に名前を付けて何らかの効果が出るのは、契約を結んだ魔物使いぐらいだよ」
「そうなの?」
「多分だけど、呼称として名前を付けるのと、存在に名前を紐付けるのは別なんだと思う。だから、リディがダンジョンマスターにマギサという名前を付けたとしても、それは本質としての名前にはならない」
「「……?」」
どういう意味?と首を傾げる一同に、アロールは少し考える。彼女としては比較的解りやすく説明したつもりだが、いかんせん本職とそうでない者の間では認識にズレが生じるのは仕方ない。どちらが悪いわけではないのだ。
しばらく考えてから、アロールは自分の感じている感覚に近いものをたとえに出した。
「あだ名みたいなものだと考えれば良いと思う」
「あだ名?」
「そう。呼び名として定着してても、あだ名はあだ名だ。本名にはならないだろう?魔物使いが行う名付けや、
一息に説明をして、アロールは伺うように悠利を見た。上手に説明をするのは難しい。彼女には、他に例えられるものが見つからなかった。これで解ってもらえないとなると、万事休すだ。
けれど、幸いながら悠利達はアロールの説明に納得したように頷いている。本名とあだ名の違いは彼らにも解るので、そういうものかと理解できたのだ。
「そうやって考えると、魔物使いって凄いんだねー」
「魔物使いが行う名付けは契約だからね」
「じゃあ、アロールがこの子をマギサって名付ければ、本名になるの?」
「……可能性はあるけど、僕は全力で拒否するからね」
「え?何で?」
「何でも!」
不思議そうに首を傾げる悠利に、アロールは思わず叫ぶ。いきなりとんでもないことを言い出さないでくれという心境だった。ついでに、悠利の台詞に反応したのか、リディとマギサが興味津々といった表情でアロールを見ているのだ。冗談ではない。
能天気な悠利と、好奇心旺盛な若様と、お名前に反応しているダンジョンマスター。混ぜるな危険みたいな三人から、アロールは全力で視線を逸らした。彼女は面倒事を嫌う、いたって常識的な人物なのである。
見かねたリヒトが、思わず口を挟む。……彼は常識人で優しいお兄さんなので、困っているアロールを見過ごせなかったのだ。
「ユーリ、相手はダンジョンマスターだぞ。契約に結びつくかもしれないような危険なことを、アロールがするわけには行かないだろう?」
「はい?」
「ダンジョンマスターはダンジョンの主だ。それと魔物使いが契約を結ぶなんて、あり得ないことだし、危ない橋は渡らない方が良い」
「契約、結んじゃダメなんですか?」
「ダメに決まってるだろ!他の従魔達みたいに連れ回せるわけがないし、反発されたらこっちが死ぬから!」
この子はそうじゃないとしても、と付け加えるのを忘れない辺り、アロールもその辺は解っているらしい。だがそれでも、一般論としてダンジョンマスター相手に契約を持ちかける危なさを彼女は叫ぶ。
悠利はイマイチ解っていないが、リヒトもマリアも力一杯頷いている。リディとエトルは悠利同様よく解っていないが、それは彼らが子供だから仕方ない。なので、悠利はそういうものなのかと納得した。自分の知らない世界があるんだなという感じで。
納得しなかったのは、ダンジョンマスターその人である。
「オ名前……」
「呼び名が出来たのは事実なんだから、それで納得して。お願いだから。僕には、君という存在を背負うだけの覚悟はない」
「……解ッタ」
「……君が嫌いなわけじゃないんだよ。ただ、僕みたいな子供で人間の魔物使いに、ダンジョンマスターである君と契約を結ぶのは無理だって話だから」
ダンジョンマスターは、ダンジョンコアと命を共有しているので、厳密な意味で寿命は存在しない。倒されたら死ぬけれど、それは倒されたらだ。自然死は存在しない。
そういう意味で、アロールは自分では背負えないと告げたのだ。ダンジョンまるごと責任を取らなければならなくなるし、何より、人間の寿命は短い。名付けて契約をして、その後に残していく時間の方が長くなるのに何かをするのは、無責任だ。
ちなみに、普通のダンジョンマスターはこんな風に友好的ではないし、契約を求めてきたりしない。大体は出会った瞬間に戦闘になるので、倒すか倒されるかだけだ。
つまり、マギサは元々の性質からして、かなり規格外のダンジョンマスターなのだ。悠利とお友達になってしまうだけのことはある。
「色々と難しい話なんですねぇ」
「ユーリ」
「何ですか、リヒトさん」
「この話題は、ここで終わりにしておこうな」
「はい?」
「頼むから、アリー相手に蒸し返さないでくれるな?な?」
「……えーっと、言わない方が安全ですか?」
のんびりとしていた悠利は、リヒトの切実な訴えに困った顔で問いかけた。そんな悠利に、リヒトは真顔で言い切る。
「雷が落ちても良いなら、言ってくれ。そして一人で怒られてくれ」
「……黙ってます」
やぶ蛇はごめんだった。アリーを無意味に怒らせたくないのは悠利だって同じなのだ。黙っていた方が良いのなら、黙っていようと思った。
そんな風に悠利が決意を固めていると、いつの間にか食事を終えたらしいマリアが、楽しそうにエトルの肉球を触っていた。ぷにぷにの肉球が気持ち良いらしい。美人なお姉さんに捕まったエトルは、少しだけ固まっていた。
そこへ、エトルが遊んで貰っているのだと思ったリディが突撃する。どーんとエトルに抱きつくように突撃し、マリアの顔をキラキラと見上げる。何を求められているのか理解したマリアは、笑顔でリディの手を取った。
「貴方の手も気持ち良いわね~」
「おねえさんのても、すべすべで、きもちいいよ」
「あら、ありがとう~」
自分とは違う滑らかな手触りにリディがにこにこと笑っている。マリアの妖艶な美貌も、極上の微笑みも、お子様のリディには特に影響はなかった。後、若様は基本的に年上の女性に構われることが多いので、慣れているのだった。お世話されまくり人生なので。
リディがちゃんと年長者相手の言葉遣いをしていることに気付いて、悠利は密かに感心した。悠利相手には普通の口調だが、そこは友達だから問題ない。相手に併せて口調を変えられるのは、それなりに教育されている証拠だ。頑張ってるんだなぁと悠利は思った。……リディの周りの皆さんが。
そんなことを考えていると、ころんころんと悠利の目の前に果物が転がった。色々な果物が転がっている。不思議そうに悠利が顔を上げれば、マギサがふよふよと浮いていた。
「マギサ、これ、君が持ってきたの?」
「ウン。デザート」
「食べて良いの?」
「足リナイ?」
「ううん、足りるよ。ありがとう」
皆に食べてほしいということだと判断した悠利は、学生鞄からペティナイフを取り出して果物を食べられるように切っていく。皮を剥き、切り、弁当箱の蓋にどんどん並べていく。
収穫の箱庭は季節無視で食材が手に入るダンジョンなので、今目の前にあるのも、季節や産地を問わないごちゃ混ぜ状態だった。しかし、いずれも迷宮食材なので美味しいのは確実だ。ある意味で産地直送の果物がデザートに食べられるという、最高の贅沢だった。
「こんなにいっぱい食べたら、お腹いっぱいでお昼寝したくなっちゃうかもね」
「オ昼寝スルナラ、寝床作ロウカ?」
「もしも皆がお昼寝するってなったら、そのときはお願いしようかな。はいどうぞ、剥けたよ」
「解ッタ。……イタダキマス」
悠利が差し出した一口サイズに切られたリンゴを、マギサは小さな手で受け取ってぱくんと食べた。美味しいのかにこにこと笑っている。マギサにしてみればいつでも手に入る果物だが、こうして誰かと一緒に食べるだけで美味しいのだろう。雰囲気だけでそれを物語っていた。
「くだもの……!」
「あ、リディ気付いた?今剥いてるからね」
「うん!ゆーり、くだものもってきてたの?」
「違うよ。これはマギサが用意してくれたの」
「まぎさが?」
きょとんとするリディに、マギサはこくんと頷いた。喜んでくれるだろうかと顔色をうかがうみたいになっているマギサ。その小さな身体に、リディは突撃した。ぎゅーっと抱きつく。
「リディ?」
「まぎさ、まぎさはほんとうに、すごいんだな!おいしそうなくだものが、いっぱいだ!」
「喜ンデクレテ、嬉シイ」
「いっしょにたべよう!」
「ウン」
にぱっと笑ったリディに、マギサも笑った。口元がほわんと緩んでいる。ちびっ子二人が仲良くしている姿は、実に微笑ましかった。
……なお、リディがマギサに突撃したので、マリアの興味が再びエトルに戻ってしまっていた。年上の美人なお姉さんに捕まって困っているエトルに気づき、悠利が慌てて声をかけて回収してくれるまで、彼は肉球を触られるのに必死に耐えるのだった。
弁当もデザートの果物も堪能した一同は、昼寝をするまではいかないまでも、しばらく花畑でのんびりと過ごすのでした。休憩も大事です。
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