ダンピールさんとトマトジュース


 ある日の昼下がり、可愛い従魔のルークスと共に台所の水回りの掃除をしていた悠利ゆうりは、時計を見てうーんと伸びをした。何だかんだで一時間近く作業をしていたことに気づいたからだ。

 家事が大好きな悠利は、気付くと没頭してしまうことがよくある。今回もそうだったらしく、一度休憩を挟もうと思うのだった。


「ルーちゃん、ちょっと休憩しようか」

「キュイ?」

「おやつにはまだ少し早いけど、根を詰めるのは良くないからね」

「キュ」


 スライムのルークスには人間と同じような疲労はないのかもしれないが、悠利のお誘いを拒絶することはなかった。悠利は冷蔵庫から冷えた紅茶を取りだして、ルークスと共に台所スペースに向かう。

 自分の飲む分をグラスに注いだ悠利は、少し考えてからルークスの分もグラスへと注いだ。本当は深皿に入れようかと思ったのだが、ルークスがキラキラした瞳でグラスを見ていたので。


「はい、ルーちゃんどうぞ」

「キュピ」


 むにょーんと身体を伸ばす感じで、椅子の上に伸び上がってテーブルに乗り出しているルークスは、紅茶入りのグラスを嬉しそうに受け取った。どうやって飲むんだろうと悠利が不思議に思っていると、ルークスはにょろんと身体の一部を二つ伸ばした。


「ルーちゃん?」

「キュイ」


 まるで手のように伸ばした身体の一部でグラスを掴み、目の下、他の生物であれば口があると思われるような位置へとグラスを運ぶ。グラスを傾けて紅茶の中身を流し込むような動作を取っている。……実際は、触れた箇所から吸収しているのだが。

 くぴくぴと紅茶を飲むような行動をしているルークスの姿に、悠利はぱあっと顔を輝かせた。今までこんなことをしなかったルークスなので、悠利の感動はひとしおだった。


「ルーちゃん凄い!新しい飲み方覚えたんだね!」

「キュー」


 悠利に褒められて嬉しいのか、ルークスがぷるぷると身体を揺すった。どうやら、悠利と同じようにグラスから飲み物を飲むというのがやってみたかったらしい。ご主人様が大好きなルークスは、出来る範囲で何でも真似をしたがるのだ。そして悠利は、そんなルークスにメロメロだった。

 偉い偉いとルークスを褒める悠利。嬉しそうなルークス。実に平和で微笑ましい主従の憩いの時間に、第三者が入ってきたのはそのときだった。


「あら~?珍しいわねぇ、二人だけなの?」


 甘ったるい声が響いた。語尾や声音に含まれる甘さがあるとでも言えば良いだろうか。妙齢の女性の声で、更に言うならば色香を纏った声だった。

 慌てて悠利が視線を向ければ、そこにはヒラヒラと手を振る綺麗な女性が立っていた。毛先の少し長めの短髪は濃い灰色で、つり目がちな瞳は薄い紫をしている。顔の造作や身体付きを含めて、全てが妖艶という単語で表現できそうな美女だった。


「マリアさん?お帰りなさい……!予定より早かったですね」

「えぇ、そうなのよ~。ギルドでの手続きが早く終わったの。うふふ、た・だ・い・ま」

「出張お疲れ様でした」


 チュっと投げキッスを寄越す相手に動じず、悠利は彼女の帰還を喜んだ。そう、目の前の色町とかその手のお店にいそうな妖艶美女は、紛れもなく《真紅の山猫スカーレット・リンクス》の一員なのである。

 彼女の名前はマリア。セクシー美女と言うべき妖艶な外見とそれに似合った所作を心得ている女性だが、別に誰彼構わず手を出すような相手ではない。少なくとも、悠利にとって彼女は気さくに声をかけてくれる年上のお姉さんでしかない。

 年頃の少年だと少しばかり目のやり場に困るような服装をしていたりするが、悠利は普通の顔をしていた。伊達に女性に囲まれて育っていないということだろうか。自分に似合う服装をしている相手に何かを言うような性質は持っていないのだ。

 ……まぁ、一般的な思春期の少年らしい回路がポンコツである、というのも理由かもしれないが。悠利にそれらを期待するだけ無駄なので諦めてほしい。


「出張、大変でした?結構長かったですよね?」

「えぇ。ざっと2週間ぐらいだったかしら……?」

「お疲れ様です」

「それほど疲れてはいないのよ~。お仕事はちゃんとしてきたんだけど、熱くなれる相手がいなくって……。切なくなっちゃう」

「あははは……」


 はぁとため息をつく仕草すら色っぽい。困ったように伏し目がちに告げるマリアに、悠利は呆れたように笑うだけだ。彼女の言う『熱くなれる相手』がどんな相手を言っているのか解るだけに、笑うしかないのである。

 やぶ蛇になるのは嫌だったので、悠利はそこで話を切り替えた。にっこり笑顔で口を開く。


「マリアさんが帰ってくるって聞いていたので、トマトジュースを買っておいたんです。飲みます?」

「本当?嬉しい!いただくわ」

「今日は奮発して、ちょっと良いトマトジュースにしましたからね」

「やだもう、ユーリ大好きよ~」

「僕もマリアさん好きですよー」


 嬉しさのあまり抱きついてこようとしたマリアをさらっとかわして、悠利は冷蔵庫に向かう。セクシー美女なお姉様からの抱擁を、全力回避する男子高校生。悠利はマリアの豊満な肉体によるハグに微塵も興味はなかった。

 悠利に逃げられたマリアは、あらと笑って肩をすくめてルークスと目を合わせるだけだ。気分を害した様子は見受けられない。その程度には、このやりとりも彼らにとってはいつものことだった。

 悠利がトマトジュースのボトルを持って食堂スペースに戻ってきたのと同時に、複数人が食堂へと入ってきた。先頭がブルックで、後ろには見習い組がぞろぞろと並んでいる。どうやら、鍛錬が一区切りしたらしい。


「あ、ブルックさん、お帰りなさい。飲み物ですか?」

「あぁ、大丈夫だ。自分達で用意させる」

「皆、お疲れー」

「「おー……」」


 悠利の呼びかけに、見習い組は力なく返事をした。それなりにみっちりとしごかれたらしい。いずれも体力が限界なのか、へろへろしている。それでも、水分補給の準備にと台所へ向かう足取りはしっかりしていた。その辺の配分を見誤らないのが、ブルックのブルックたる所以なのかもしれない。流石である。

 よろよろと自分達で水分補給を行っている見習い組を見て、ブルックは口元に笑みを浮かべている。そんなブルックに、マリアがそっと近付いた。


「ブルックさん」

「……マリアか。予定より早いな」

「えぇ、早く終わったんです。……会いたかった」


 口元で指を合わせるようにして、マリアはうっとりとした表情でブルックを見上げている。マリアも女性にしてはそこそこ長身なのだが、ブルックと並ぶと小さく見える。蕩けそうな微笑みを浮かべる妖艶美女の上目遣いを、ブルックはいつも通りの淡々とした表情で見下ろしていた。

 動かないしそれ以上何も言わないブルックの腕を、マリアはぎゅっと抱き込んだ。豊満な胸にむぎゅっと押し付けられる形になった己の腕を、ブルックはやはり無表情で見下ろしている。ほんの少しだけ眉間に皺が寄ったように見える悠利だった。


「会いたくて会いたくて、もうどうにかなってしまいそうで」

「俺は別にそこまで焦がれてはいないが」

「まぁ、ひどい。私をこんなにも熱くしてくれるのは貴方だけなのに」


 詰るように告げるマリアの瞳が、強い光を放つ。妖艶な微笑みを浮かべる麗しの美女を相手に、ブルックはやはり面倒くさそうな態度を崩さない。マリアの声は熱を帯び、ブルックを見つめる瞳は真剣だ。

 不意に、ぶわりとマリアの纏う空気が変わる。艶やかな見た目の印象にそぐわない、刺すような射るような、その場を無遠慮に支配していくような熱気。非戦闘員の悠利だけは解っていないのでへろろんとしているが、ブルックも、ルークスも、見習い組も、発生源のマリアへと視線を向けた。


「私のこの熱、どうか受け止めて、」


 ください、までマリアは言うことが出来なかった。

 何故なら、マリアの口にブルックがトマトジュースのボトルを突っ込んだからだ。乱暴な行動だが、マリアは平然とその状態でトマトジュースを飲んでいる。

 中身が半分ほど減った辺りで、マリアはボトルを自分の手で持った。ブルックの腕を解放する形になる。マリアがボトルをしっかりと握ったのを確認してから、ブルックは手を離した。


「……わー、ブルックさん、早業ー」


 目の前の光景に、悠利は感心したようにぱちぱちと拍手をする。何故かというと、ブルックがマリアの口に突っ込んだトマトジュースのボトルは、悠利の手の中にあったものなのだ。いったい、いつの間に持って行ったんだろうと思う悠利だった。

 見習い組ではその動きを追うことは出来なかったらしく、少年4人は声を上げて驚いている。しかし、驚いた次の瞬間、相手がブルックだということを思い出して揃って頷いていた。ブルックの身体能力が色々と規格外であることを彼らは知っているのだ。

 ごっきゅごっきゅとトマトジュースをボトル一本飲み干したマリアは、恨みがましげな表情でブルックを見上げながら口を開く。赤いトマトジュースが唇の端にちょっぴり残っているのだが、それがまた彼女の艶やかな美貌を際立たせているのだった。危ない魅力とでも言うべきだろうか。


「ひどいです。何もいきなりボトルを突っ込まなくても良いじゃないですか~」

「喧しい。帰還早々に戦闘本能を剥き出しにするな。そもそも、たっぷり暴れてきたんじゃないのか」

「だって、数だけは多くても、一撃入れたら終わるような相手ばかりだったんですよ!中途半端で何一つ熱を発散出来ませんでしたわ!」


 ふてくされるように叫ぶマリアを、ブルックはやはり面倒くさそうに見下ろしていた。そのまま、延々と自分がいかに辛かったかを訴えるマリア。その訴えを聞き流しながら、悠利とその傍らに集まってきた見習い組は「この人、相変わらずだなぁ……」と思うのだった。

 見た目だけならば文句なしの妖艶美女であるマリアは、戦うことが大好きなとても血の気の多いお姉さんだった。職業ジョブが狂戦士である段階で色々と察してほしい。ほっそりとした色白の外見を裏切る破壊力を秘めた彼女を、悠利達は愛を込めて「外見詐欺」と認識している。


「マリアさん、相変わらずだな……」

「相変わらずだねぇ。ウルグス、鍛錬してもらったら?」

「断る。マリアさんは容赦がなさすぎる。それならまだ、レレイさんの方が話が通じる」

「頭に血が上っちゃうとこっちの話を聞いてくれないのが、マリアさんの困ったところだよねぇ……」

「「それな」」


 マリアに戦闘力で勝てるわけがない悠利と見習い組は、しみじみと頷いた。マリアに悪気はないのだろうが、彼女は脳筋ではなく血の気が多いタイプだった。バカでもアホでもないのだ。ただただひたすらに、戦闘に特化した、そのこと以外を考えられないタイプのがっかり残念美女だった。

 どれくらいかと言うと、頭に血が上ってヒャッハーしている間は、他人の話が聞こえなくなる。目の前の戦闘相手をボコボコにすることしか考えられないのだ。大変物騒なお姉さんだった。

 しかし、一応理由はあるのだ。マリアがこんな性質を宿しているのは何も、彼女の人格に問題があるわけではない。いわゆる、種族的なものが影響している。


「ダンピールの戦闘本能は理解しているが、お前はもう少し自力でどうにか調整しろ」

「してるじゃないですか~。ちゃんと相手を選んでお願いしてますし」

「身内相手に、本気の殺気込みで手合わせを願い出るなと言っている」

「だって、私が本気を出したところで怪我一つしないのは貴方だけなんです。この高鳴る気持ちを抑えることは出来ません」

「抑えろ」

「んぐ!?」


 切々と訴えてくるマリアに面倒くさくなったのか、ブルックは再びマリアの口にトマトジュースのボトルを突っ込んだ。「あ、二本目だ」と悠利が呟く。いったいどこから持ってきたのかと視線を巡らせれば、どうやらマリアに進呈しようとボトルを運んでいたらしいルークスが、困ったような瞳で空っぽになった手のようにしていた自分の身体の一部を見つめていた。


「る、ルーちゃん、大丈夫!ちゃんとマリアさんの口に入ってるから」

「キュウ……」

「マリアさんに届けてあげようと思ったんだよね?ルーちゃん優しい。流石だよ!」

「キュピ!」


 悠利に褒められて機嫌が直ったらしいルークスが、照れ照れと嬉しそうに身体を揺すった。実に微笑ましい光景だ。

 そんな彼らと裏腹に、ブルックとマリアの問答は続いていた。……なお、二本目のトマトジュースのボトルは、半分ほどで飲むのを中断しているマリアだ。


「何でもかんでもトマトジュースで解決しようとしないでください。良いじゃないですか~、手合わせの一つや二つ~」

「俺はお前と違って暇じゃないんだ。大人しくトマトを摂取して血の気を抜け」

「ひどい……」


 相手にしてくれないブルックに、マリアは拗ねたように呟く。ちびちびとボトルからトマトジュースを飲んでいるマリアからは、先ほど一瞬だけ現れた奇妙な気配はもうない。トマトジュースを摂取したことで、精神状態が落ち着いたのだろう。


「トマトジュースで落ち着く辺り、マリアさんって変わってるよね」

「マリアさんの一族は、ヴァンパイアもダンピールもトマト系で吸血衝動とか戦闘本能とかが治まるって言ってたけど、実際に見ても謎だよな」

「ユーリ、トマトジュースの備蓄は?」

「安心して。冷蔵庫を圧迫するのは良くないから、僕の鞄の中にいっぱい入ってる」

「「流石」」


 対マリア用の鎮静剤みたいな扱いで必要になるので、トマトジュースは必須アイテムなのだ。

 勿論、普段のマリアは仲間達相手に殺気を振りまいたり、誰彼構わず戦闘を挑んだりはしない。それでも、むしゃくしゃしてくると色々と物騒なので、対応策は講じられているのだ。

 マリアは、ダンピールという種族だ。ダンピールとは、ヴァンパイアの血を引きながらヴァンパイア以外の者として生まれた存在が、ヴァンパイアの性質を引き継いでいる存在のことをいう。ヴァンパイアとは異なり、見た目は人間と殆ど変わらない。

 だが、見た目は人間だろうが、中身はヴァンパイアの性質を引き継いだ存在なので、色々と人間とは異なっている。受け継ぐ性質は個人差があるようだが、マリアはヴァンパイアの持つ怪力と狩猟本能、それに付随する戦闘本能を生まれ持っていた。

 ちなみに、悠利がマリアのハグをさらっとかわしたのは、彼女の怪力にある。レレイのように制御が出来ないわけではないが、感極まるとちょっと力加減を間違えるお姉さんなのだ。豊満な胸に抱きしめられて圧死はしたくない悠利だった。

 そんなわけで、マリアの血の気の多さは、種族特性とも言える。

 戦うことを欲しすぎる上に、頭に血が上って戦闘に没頭すると他人の声が聞こえなくなる性質もあいまって、彼女はソロ冒険者として活動していた。そして、ソロで長く続けるために戦闘以外の分野を学ぶという理由で、《真紅の山猫スカーレット・リンクス》に身を寄せているのだ。

 そんなマリアなので、訓練生とはいえ一から全てを学んでいるクーレッシュやレレイとは立場が異なる。どちらかというとリヒトに近いだろう。冒険者として既に一人前である彼女は、依頼を受けてアジトを空けることもある。今回もそれだった。

 ちなみに、マリアが引き受けたのは大量発生した魔物の駆除依頼である。

 次から次へと現れる魔物を倒すだけの簡単なお仕事なのだが、いかんせん相手が弱かった。彼女にとって弱い相手との戦闘などは、かえってストレスが溜まるだけ。その結果、帰還して早々に自分の全力を受け止めてくれる相手であるブルックに言い寄っているのだった。


「そんなに手合わせがしたいなら、レレイ辺りとやっておけ」

「あの子と手合わせするのはリーダーに禁止されてます~」

「……何をやった、マリア」

「え?ちょっと楽しくて、ずっとやりあってただけですよ?」


 ブルックの質問に、マリアは不思議そうにさらりと答える。にこにこと笑う美貌のダンピールの発言に、ブルックは天を仰いだ。色々と状況が見えたので。

 マリアもレレイも体力はかなりある。その二人の手合わせは、止める人間がいなければ延々と続いたのだろう。

 そして、多分、戦うことに夢中になった女子二人によって、周囲が損害を被っていたのだ。ブルックはそう察したし、実際そういうことなので間違っていない。


「マリアさーん、ブルックさんはウルグス達の修行があるみたいだから、邪魔しちゃダメですよー」

「ユーリまでひどいわ」

「マリアさんの味方をしてあげたいですけど、仕事の邪魔はダメだと思うんですよ」


 にこにこ笑顔の悠利に、マリアは唇を尖らせて文句を口にする。けれど、悠利の言い分が正しいことも解っているのか、諦めたように息を吐いた。


「解りました。大人しくしてます」

「最初からそうしておけ」

「ユーリ、大人しくするから、トマトジュースのお代わり頂戴ね~」

「了解です」


 ブルックの小言を右から左に聞き流して、マリアは中身が半分残っているトマトジュースのボトルを抱えたまま席に着く。ぐぴぐぴとボトルから直接中身を飲みながら、お代わりを所望する姿はお色気満載のお姉さんでしかなかった。

 やっぱりこの人、外見詐欺だよなぁと思いながら見習い組は、ブルックに連れられて去っていく。万年戦闘本能を持て余しているマリアが戻ってきたならば、また賑やかになりそうだなぁと思いながら。


「はい、マリアさん。お代わりのトマトジュースと、グラスです」

「……グラス、使わなくちゃダメ?」

「出来ればボトルから直飲みよりグラスで飲んでほしいかなーと思います」

「はぁい」


 外見詐欺が加速するから、とは言わずにとどめた悠利。そんな悠利の言葉に、マリアは素直に返事をしてトマトジュースをグラスに注ぐのだった。




 血の気の多いダンピールのお姉さんには、トマトジュースが必須アイテムなのでした。




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