【神の瞳】さん、旅行先で仕事する
「して、土産は何を所望かな?」
「そうですねぇ。形に残るモノは邪魔になる可能性があるので、やっぱり食べ物かなぁと思いますけど」
「瞬間で無くなりそうであるな」
「まぁ、食べ物の方が喜ぶメンバーが多そうだなと思ったんですよね」
「確かに」
修行に行ってくるねー!と出掛けていった皆を見送って、
日持ちについては、実はあまり心配しなくても良い。悠利の学生鞄はハイスペックな
悠利が土産を買おうと思っているのは、留守番をしているクランメンバーと、日頃お世話になっている職人の皆さんだった。色々と相談に乗ってくれる調香師のレオポルドや、ルークス共々お世話になっているアクセサリー職人のブライト、錬金釜の調整を引き受けてくれている錬金鍛冶士のグルガルなどだ。それと、
悠利の交友関係はあまり多くはないが、それでも何だかんだでお世話になっている人がいるので、その人達にお土産を買いたいと思ったのだ。なので今回は、生産ギルドに預けてあるお金をいくらか下ろしてきている。イエルガにも生産ギルドは存在するので、足りなければこちらでも出金することは可能だった。各種ギルドは銀行のようなこともやっていて、所属していれば各地でお金の出し入れが出来るのが便利なのである。
閑話休題。
「子供らには菓子が良いだろうが、グルガル殿やダレイオス殿ならば酒のつまみでも喜ばれると思うが?」
「あー……。僕、その辺判断できないんですよね……」
「何なら、良さそうなのを見繕うが?」
「よろしくお願いします」
ヤクモの申し出に、悠利は即座に頭を下げた。やった、協力者ゲットだぜ、ぐらいの心境だった。未成年でお酒はさっぱりな悠利には、何がお酒のつまみとして美味しいのかが解らない。もっとも、嗜む酒の種類のよってつまみは変わるのだが。それでも、飲まない悠利よりは飲むヤクモの方が色々判断できるのは事実だった。
そうしてぶらぶらと色々な店を物色しながら、悠利とヤクモはお土産を物色していた。時々、ヤクモも自分の必要なものを購入しているようだった。何が呪術師の琴線に触れたのか興味を持った悠利が聞いてみれば、掌に収まる小さな置物を幾つか購入していた。どうやらシリーズで種類があるらしく、せっかくなので集めて飾っているのだと笑うヤクモであった。
「ヤクモさん、そういうの買うタイプなんですね」
「あちこち旅をしていると、その土地の置物から思い出に結びつくので楽しくてな」
「なるほど。あぁ、だから、小ぶりな置物ばかりなんですね」
「うむ。この程度の大きさであれば、我の手持ちの
からからと笑うヤクモに、悠利も笑った。悠利の学生鞄は容量など気にしなくても良いハイスペック仕様だが、普通の
「あ、蒸しプリン売ってますね」
「あぁ、あれは人気商品であるな。温泉で蒸したというのはやはり興味を引くのであろう」
「昨夜食べたのも美味しかったですもんねー」
「うむ」
これも買って帰ろう、と悠利はうきうきと温泉蒸しプリンを幾つか購入した。少々多めに購入したのは、お土産として買って帰ったとして、今こちらに来ているメンバーが食べないとも限らないからだ。美味しいのを知っているので、食べたがる可能性がある。多くて困ることはない。
他にも燻製ハムや温泉で作ったゆで玉子を更に燻製にしたものなど、お土産というかおかずか酒のつまみかよく解らないものも買い求めて行く。源泉の場所で採取された温泉の石という、天然石を丸く加工したものも買ってみた。つるつるした手触りが気持ちよかったので、何となく記念にだった。
その他、特製のドレッシングだったり、塩だったり、気づいたらやっぱり食べ物関係を買い漁ってしまっている悠利だった。特に、この辺りだと王都より安い野菜などもあって、うっかり買いすぎた。とはいえ、
……何故だろう。買い物の仕方が、道の駅などに出掛けた主婦のおばちゃんのそれみたいになっている。今更かも知れないが。
「あ、リヒトさん」
「ん?あぁ、ユーリとヤクモか。お土産は買えたのか?」
「はい。色々買いました。リヒトさんはお仕事終わったんですか?」
「何とかな」
不意に悠利は、反対方向から歩いてくる人物に向けて声をかけた。それは、仕事の買い出しをしていたリヒトだった。こちらに気づいたのか大股で近寄ってきてくれる。
リヒトはヤクモと同じく、他の訓練生達と違って指導係に言われて修行をしているわけではない。だが、ヤクモのように個人的な用事があってやってきているわけでもない。彼がこの温泉都市イエルガにいるのは、仕事があるからだ。
その仕事は、買い出し依頼である。冒険者ギルドに寄越される依頼は、魔物や賊の討伐、薬草や鉱石、食材の採取、旅の道中や日常の護衛などの他に、買い出し依頼というものがある。この買い出しは、何も同じ街でお使いをしてきてくださいというものだけではない。同じ街で買い出しが終わる場合は、ランクの低い駆け出し冒険者達の良い小遣い稼ぎになっている。だが、求められるのは遠方の街の場合もあるのだ。
この買い出し依頼は、基本的に何かのついでに受ける冒険者が多い。たとえば、誰かの護衛依頼の目的地に買い出し依頼の品がある場合などだ。ちょっとしたついででお金が増えれば彼らも嬉しいだろう。頼んだ方も、自分の時間や旅費が不要になるので助かるということだ。
個人的に親しい商人がいるものなどは、冒険者ギルドを介さずに直接その商人に頼んだりしている。行商人のハローズも、自分の旅のついでに頼まれた買い物をしている。そして今回リヒトは、この温泉都市イエルガでの買い出し依頼を引き受けてきているのだ。
「でも、買い出し依頼って、難しいものじゃないなら、レレイ達でも良かったんじゃないですか?」
「まぁそれはあるんだが……」
「はい?」
「買い出し先の店主が偏屈なんだ。自分が許可した相手しか店に入れてくれないからな。俺は幸い以前から交流があるんで、今回この買い出し依頼を引き受けてきたということだ」
「なるほど」
それならレレイ達では無理だな、と悠利は思った。何しろ、レレイ達は皆、温泉都市イエルガに来るのは初めてなのだ。観光客モードを前面に押し出して楽しみまくっている若者は、きっと偏屈とリヒトに言わしめる店主のお眼鏡には適うまい。ヘタをしたら、煩いと言われて追い出される。
簡単そうに思えた買い出し依頼にもとんだ落とし穴があるんだなぁと知った悠利だった。彼は基本的に冒険者の事情には疎いので、こういう風に仲間達から色々聞くのが楽しかったりする。豆知識が増えていく感じの気分なのだ。
合流したリヒトと一緒に歩いていると、喧噪が聞こえた。誰かが怒鳴っている声が聞こえる。気になった三人がそちらへ足を向けると、店主らしき男と、ややくたびれた恰好の少女が言い合いをしていた。
「だから、あたしじゃねぇって言ってんだろう!」
「お前以外に誰がいるってんだ!」
「そんなん知るかよ!あたしじゃねぇんだって!」
「お前がこちらのお客さんにぶつかったのは皆が見てるんだ!」
「ぶつかったからって、あたしが財布盗んだって決めつけんな!」
ぎゃーぎゃー騒いでいるのは、やや高そうな置物を取り扱っている店の店主らしき男と、彼の前で食ってかかっている少女だった。服装がややくたびれていて、履いているサンダルもすり減っている。あまり裕福ではなさそうな少女だが、健康そうでその目には強い光があった。
あたしじゃない、と叫ぶ少女を遠巻きに見詰める人々は胡乱げだった。有り体に言えば、彼女を疑っていると言えた。それは店主とその隣の金持ちそうな青年が一番露骨に見える。
観光地や人通りの多い場所でよくあるスリに関する騒動か、とリヒトとヤクモが肩をすくめた。この手の騒ぎはどこへ行っても無くならない。特に、身のこなしの軽い少年少女が小遣い稼ぎにスリの常習犯だったりすることもある。嘆かわしい状況だが、そうでもしないと生きていけないという彼らの現実でもあるのだ。
騒ぎに関わったところで何かが出来るわけでもなく、とりあえず宿屋に戻るかとリヒトが言いかけたとき、悠利が小さく呟いた。
「あれ?あの子嘘ついてないのに、何で誰も気づいてないんですか?」
「「……」」
「リヒトさん?ヤクモさん?」
脳天気に悠利が呟いた言葉は、隣にいたリヒトとヤクモにしか届いていなかった。そして、リヒトとヤクモはそこで思い出した。そういえばこの天然マイペースな家事担当は、凄腕真贋士であるアリーのお墨付きを貰うレベルで鑑定能力の高い少年だった、と。普段ちっともその面を表に出さないので、彼らもうっかり忘れていたのだ。
「あー、ユーリ?」
「はい?何ですか、リヒトさん?」
「一つ聞くが、もしかして、スリの犯人が解ったりするのか?」
「犯人というか、スリじゃないですよ?」
「「……は?」」
へろろんと悠利が答えた言葉に、2人は思わず間抜けな声を上げた。これだけ大騒ぎをしていて、スリ事件として皆が言っているのに、スリではないとはどういうことか。視線だけで2人に問われた悠利は、いつもどおりのけろりとした調子で答えた。彼にとっては普通に解ってしまっている答えを。
「だって、コレ、狂言ですよ」
「あー……」
「そちらであったか……」
大声ではないので、騒いでいる店主達には聞こえていない。けれど、普通の会話なので、彼らの周囲にいた人々は驚いたようにこちらを見ている。しかし悠利は気にしない。それがどうかしたんですか?みたいなノリだった。相変わらずマイペースである。
顔を見合わせたリヒトとヤクモは、ため息をついた。冤罪が解っているのに放置するのは心苦しい。しかし、自分達だけでこの天然マイペースを引き連れていって大丈夫なのか若干不安にもなったのだ。彼らはそこまで悠利の取り扱いに慣れていない。何でアリーがここにいないんだろう、と心から思う2人だった。
なお、アリーは今、イレイシアとクーレッシュを連れてこの辺りの地形散策に出掛けている。将来は地図作製をするナビゲーターという
つまり、助けはこない。なんてこったい。
「そもそも、そいつにぶつかったのだって、誰かに押されたからだよ!好きでこんな金持ちオーラ出してるやつに近付くかよ!」
「そんな言い訳が通ると思うのか!」
「本当のことを言ってるのに信じないのはアンタだろうが!」
そうこうしている間にも、少女と店主の言い争いはヒートアップしている。このままでは店主が手を上げるのではないかと思えるほどだ。顔を真っ赤にして激高している店主に対して、少女も1歩も引いていない。相手が金持ちだろうが何だろうが、事実無根の濡れ衣を黙って被るつもりは無いらしい。強い。
リヒトとヤクモがどう動くべきか悩んでいる間に、悠利がすたすたと人をかき分けて歩いていく。その足下には勿論、今日も従魔のルークスが護衛よろしく控えている。危なくなったら全部ぶっ倒してくれるだろう。可愛い外見を裏切って戦闘能力は高いルークスだ。
慌ててリヒトとヤクモも悠利を追いかける。何をするつもりか知らないが、1人にさせると怖い気がしたのだ。一緒に居ても何が出来るとも限らないが。
なお、悠利が動いたのには理由がある。動かなければと思ったのだ。何故ならば。
「あのー、この子に冤罪被せた後、どこかに売り払うつもりなんですか?」
「は?」
「「え?」」
悠利が近付いていったのは、店主でも少女でも無かった。少女に財布を取られた被害者という風になっている、金持ち風の青年だ。何だこの小僧はと言いたげな視線を向けた青年に対して、悠利は爆弾を投げつけた。その爆弾に思わず、言い合いをしていた店主と少女の動きが止まる。
青年は不愉快そうに悠利を見ている。悠利はそんな相手を真っ直ぐに見据えて、もう一度口を開いた。今度は先ほどよりも大きな声で。……周囲の人々に、聞かせるように。
「こちらのお嬢さんに冤罪を被せて言いくるめた後に、商品として売り払うつもりなのかと聞いているんです。……違法の奴隷商人のお兄さん?」
「……――!」
「奴隷商人……?!」
「違法のって……」
じっと青年を見上げる悠利の顔は、いつもと違ってちょっと真剣だった。真顔だった。怒っているとも言えた。普段がほわほわしているので忘れがちだが、悠利はこうと決めたことには頑固だし、どうしても許せないと思ったときには物凄く怒る。その、物凄く怒っている悠利がそこにいた。
だが、悠利が怒っていることよりも、彼の発言内容が周囲にもたらした衝撃は大きかった。
この世界には、奴隷がいる。奴隷商人という商売もある。だが、それらは法に則って行われており、奴隷にも人権が存在する。奴隷という名前であるが、衣食住は保証されるし、理不尽な扱いは受けない。そんなことをすればその奴隷商人が裁かれる。
だが、どこにでも抜け道を利用する違法者はいる。奴隷商人にもそれがいて、本来ならば奴隷ではない人々を人身売買したり、不当な扱いを強いたりする。
前者の奴隷商人は扱う商品が奴隷であるだけで、そこまで嫌悪されたりはしない。むしろ、借金苦で一家心中しようとしている人々を、一度奴隷にしてから何とか更生出来るように世話をするような商人もいる。一種のセーフティーネットになっているのだ。
けれど、後者は違う。彼らは人を人と思わない存在だ。違法の、と付くだけで周囲の対応は変わる。それは、ただの犯罪者なのだから。
「な、何を言っているのだ、君は」
「申し訳ありませんが、貴方のステータスを確認させていただきました。狂言を起こしてまで彼女を売り物にしたかったんですか?確かに可愛い女の子ですけど」
「売り物……?」
「うん。このお兄さん、君に財布を盗まれたって言いがかりをつけて、そのまま冤罪で君を商品にしようとしてたみたい」
「何だそれ!ふざけんなよ!」
言いがかりで人生台無しにされそうになった少女が叫ぶ。店主は何が何やら解っていないのか、固まっている。そして、青年はと言うと。
「証拠も無しに、そんなことを言い出すとは」
「そうですね。僕の手元に証拠はありません。でも、一緒に衛兵の詰め所かどこかで鑑定を受けてもらえば解ると思いますよ?……少なくとも、貴方が違法の奴隷商人であるということは」
「ぐっ……」
にっこりと悠利は微笑んだ。冤罪の証拠はない。悠利の所持する【神の瞳】が、この男が嘘をついていると言う感じの赤判定を下しただけで、物理的な証拠はない。だがしかし、この男が身分詐称をしている証拠は、しかるべき場所に出れば確実に手に入る。
何故なら、違法の奴隷商人では街に入れないからだ。偽るために別の職業なり何なりを用意しているはず。そちらではないもう一つの側面を明らかにすれば、この男は確実にお縄だろう。
……悠利は、怒っていた。とてもとても、怒っていた。目の前の卑怯な青年が、年若い少女を陥れようとしているのを理解して、ぷっつんしてしまったのだ。
次の瞬間、青年がきびすを返した。分が悪いと思ったのだろう。あまりに唐突の動きだったので誰も反応できなかった。ルークスもまた、悠利の護衛に意識を向けていたので、青年の逃走には反応できなかったのだ。
けれど。
「ヤクモ、足止め」
「任せよ」
悠利の背後に佇んでいたリヒトとヤクモは、違った。多分こんな風になるんだろうなと会話の流れから察していた2人は、言葉短く役割分担を決めて動いていた。
狩衣の胸の裏側の部分に手を入れたヤクモは、そこから数枚の呪符を取り出した。狩衣の内側にポケットを作っておいて、そこに魔石の粉末で効能を付与した呪符を幾つも持っているのだ。これは
そして、ヤクモが投げつけた呪符から、小さな雷が迸る。それに足を取られて青年が倒れ、何とか立ち上がって動こうとした瞬間に、追いついたリヒトがその身体を捕まえていた。見事な連係プレイだった。
なお、ヤクモは周りの人への影響を考慮して威力を最小限に抑えているだけで、やろうと思ったら今の雷で真っ黒焦げにすることも可能だったりする。雷は怖いのです。
「は、離せ!」
「いや、この状況で離すのは無理だろう。あー、すまないが、誰か衛兵を呼んでもらえるだろうか?」
襟首をひっつかんで捕まえた男の腕を背中でねじるようにして拘束しつつ、リヒトは周囲の人々へ要請する。何人かが頷いて走って行くのを見送って、リヒトは小さく息を吐いた。
ちなみに悠利は、間近で初めて見たヤクモの呪符に感動して目をキラキラさせていた。
「ヤクモさん、その呪符凄いですね」
「うむ。褒められるのは良い気分であるが、一つ苦言を良いか?」
「はい?」
「あの娘を案じたのは解るし、怒りを感じたのも解る。だがせめて、我らに伝えてから動いてくれ」
「……あ、すみませんでした」
「うむ。解ったなら良い」
心配をかけたのだと理解した悠利は素直に謝った。ついうっかり、頭に血が上って突っ走ってしまった自覚はあるので。そんな悠利の頭を、ヤクモは優しく撫でてくれた。
……ちなみにその足下でルークスが、感情の見えない瞳でヤクモを見上げていた。ご主人を苛めてるの?みたいな瞳だった。そうではないと気づくまでの一瞬、物凄く怖い瞳をしていたルークスだった。……この主従は、揃って温厚そうでキレたら怖いらしい。
「あ、あの、アンタ……」
「あ、多分もう大丈夫だよ。
「「……」」
何を言って良いのか解らずに近寄ってきた少女に向けて、悠利はのほほんと言い切った。いや、既に大事になってんだろ、と少女もヤクモも思った。思ったが、どちらも口には出さなかった。悠利の中では少女が無事なだけで、大事にならなかったということなのだ。何となくそれが手に取るように解った2人だった。
「……おい、嬢ちゃん、すまなかった。それと、少年、ありがとう」
「はい?」
「何度も店に来てくれてる客だったから、言うことを鵜呑みにしてしまった。まさか、違法の奴隷商人だとは思わなかったんだ」
「いえいえ。大事にならなくて良かったですよね」
「……」
「……我を見られても困る」
悄然としていた店主は、へろろんとした悠利を見て、ヤクモへと視線を転じた。この子どうなってんだ?とでも言いたそうだった。だがしかし、ヤクモに言われても困る。悠利の性格は彼が出会ったときには既にこれなのだ。育てたわけでも無いのに何かを言われても困るヤクモだった。
その後、やってきた衛兵相手にまだ何か言っている青年であったが、結局引っ立てられて行くのだった。なお、参考人として悠利と捕縛した功労者としてリヒトとヤクモも同行することになった。のほほんとしている悠利の隣で、この騒ぎがアリーに知られたら雷が落ちるんだろうなと思う大人2人だった。お目付役は辛いよ。
なお、違法の奴隷商人を発見したとして都市の代表者達から感謝された悠利であるが、勿論「1人で突っ走って危ないことすんな!」とアリーに大目玉を食らうのだった。良いことはしたけれど、危ないことはしてはいけないとお説教された悠利でした。
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