紅色で天裂く女となりはてて《改》
《ホントは、泣きたい》
あすしらず
ひどい酔い方してきたものね
そのあすが今日 くやみはしないが
《刻み込まれちゃったからね?》
王女様
夢にでてきた ローマの映画ーアレーね
惚れるんじゃなかった 忘れられない
《ああ、理想、じゃま……》
「忘れたら
ダメです」られる わけもなく
二度と恋さえ できなくなります
《歌も、ヘタ》
恋がヘタ
くやし涙が出るほどヘタで
不器用さえも伝えられない
《この想い、だけ、とわに》
伝えたい
願いは別にないけれど
私は私を裏切らないこと
《あなただけ!》
いとしくて
夢から覚めても いとしくて
告げないけれども 自分より好き
《あいたいから、死んじゃ、ダメ》
いとおしくて
夢みはてないから いとおしくて
死んでも良いけど あえないから嫌
《時は、悠久なればなり》
生きる罪
死ねない罰を 止揚して
一切合切 前途は洋々
《イヤよ、キライよ》
あけがらす
案外綺麗な目をしていたよ
あなたも照れずに マネして御覧?
《心のど真ん中、刺す言葉あり》
荒ーすさーぶ酒
こころをまるごと はずかし めたな
おまえ 絶対 あたしの 敵だ
《人並みって、なに?》
恨まない
ように 気をつけ 生きてきた
あたしの 望みは 大きく なかった
《刹那、神》
酔うごとに
怒りが 正義の 風吹かせ
記憶も 望みも 消し去る 破邪の眼
《バカいって?》
あすしらず
忘れ果てたい神の声
正々堂々 お酒とたたかい
《そのたび心は死んでも?》
勝てなくて
自分のこころが暴走し
からだ かたむけ それでも まだ酔う?
《ただの決意》
寂しくて
悲しくって飲むんじゃないから
泣かないために やめるひが今日
《ただの決意、されど誓いさ》
悔やまない
ことだけおさえてやって来たので
今日から酒やめ 恋に酔います
《そのときのぞんだ》
あたし燃え
天を裂く火が消えなくなっても
わすれることない水色の空
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