第8話 さよなら
幾分家具の減った部屋。
キリの気配の消えた部屋。
あれから3日後の朝、目が覚めるとどうやったのか彼女の荷物は全てを消えて、机の上に置き手紙。
『世話になった』
たった一言だけ。
前に住んでいたらしいアパートに走ったけど、結局キリはそこに住んでいないらしい。
大家のおばさんが興味もなさそうに、実家にでも帰ったんじゃないの、とテレビを見ながら言ったのが、まるで夢の中のことのようだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます