#15 オモイダセ
「はじめまして。奏音くん。」
「奏音......それが俺の名前ですか?」
「うん、そうだよ。君の名前は暁月奏音。
そして僕の名前は
僕たちはお互いの事何でもわかるん関係だよ。」
そう....なんだ。
「そうですか。すいません眠くなってきたので寝ます。」
「うん、わかったよ。オヤスミ。」
それから少したって俺は目が覚めた。
「私言ったわよ。『月菜には手を出さないで』って!!」
「何言ってんの。カナタが僕の物になるには、あの事を思い出さないためには
彼女を殺さないといけないの!!」
「暁月君を佳那の物にするためになんで月菜を殺さないといけないの!!」
「しょうがないじゃん!茉耶もカナタに思い出してほしくないでしょ。じゃあ僕の言うこと聞いてよね。」
「........はい。」
響く声。
‟月菜”‟茉耶”聞いたことがある名前。
‟あの事”ってなんだ。
「.......っ。」
頭が痛い。
砂嵐のようになった何かが、誰かの記憶が頭の中で流れている。
ノイズのかかった声が.......
≪オモイダセ。オモイダセ!イマナラマニアウ!≫
と言っている。
凄く頭が痛い。
いつの間にか俺は深い眠りについていた。
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