青春の足跡を辿って行けば……

作者の中学時代から20代後半までに書かれた詩をまとめた作品。

恋愛についてのものが多いですが、未来に対しての不安や恐怖、死に対しての興味や孤独、また希望といった揺れうごく心理が読み取れます。

かっこつけすぎないセンスで書かれているので、等身大の共感や憧れだったり、美しい響きを味わえ、特に若い読者には興味深いものが多いのではないでしょうか。

どことなく、見てはいけないものを見てしまいました、こそこそ読んじゃいました、といった人の日記を見たときのような感慨を得る作品(笑)