第19話 ゲーム恐怖症(仮)

 現在、ゲーム恐怖症です。


 いいえ、ゲームに限らずランク付けされること全てに自信が持てません。




 きっかけは対人ゲームで立て続けに連敗したこと。


 明らかに自分のいるチームだけが連敗するんです。


 10年前からそういう傾向はありましたが、アクションゲーム向いてないなぁ程度にしか考えていませんでした。




 そこで気分転換に小説を書こうと思ったのですが、遅筆な自分はサッパリ書けません。


 少し書いて投稿しても、ランキングには遠く届きません。


 ――そうこうする間にネット・リアル問わず、知人の書く小説が次々とアップされ、評価されていきます。


 なんかね、みんな俺とは違うの。


『書くことは楽しいこと! 書きたいように書けばいいんだぜ!』


とかキレイ事いっちゃって。




 俺はひねくれて『なにそれ? 流行に乗ったタイトルじゃないと読んでもらえないよ』とか冷笑していたわけですが、彼らはどんどん評価されていくわけで。


 いつの間にか怖くて小説を書き続けることも、ゲームで対戦することも怖くなってしまいました。




 『ゲーム恐怖症』という題で書き始めましたが、これ『ランキング恐怖症』のほうが適切な意味合いですね。


 人と比べられることが、怖くて怖くて仕方ないです。




 いいえ、もはや他人が当たり前にできることが、できていない。


 自分はこんなに弱いのかと、悲しくてたまりません。

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本が読めない僕だけど文字書きに憧れても許されるよね? あきよし全一 @zen_1

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