06
まどろむ夢の中で 幼かった私が泣いている
孤独に震えながら たった一人で
私は私の傍に歩み寄って その傍らに膝をついた
そこは閉ざされた遥か彼方の時の先
通り過ぎて行ってしまた過去
「言葉なんて通じないことぐらい分かっていた」
「だけど、それでも伝えたかったの」
絶望しないで、
諦めないで、
心を閉ざさないで、
負けないで、
貴方の見ている世界は
広い世界のたった一部なのだから
そんな世界を 全てだと思わないで
貴方は独りだった
けれどずっと独りきりだとは限らない
――私は優しく語りかけて
――そしてそっと、小さなその手をとった
詩集 心奏でる旋律 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます