05
たった一人の 大切な人の為に奏でよう
私の思い 私の心を全て捧げましょう
それは 全て
私の生きてきた人生の全て
生の証の
――貴方が大切です
――たった一人の私の唯一
――決して他の誰かには代えられない 特別な貴方
――特別な煌めき
たった一度の奇跡が微笑んでくれた
過去の私を貴方と引き合わせてくれた
運命と 巡り合えた世界に感謝を
「今やっと私はこの世界の事が好きになれそうな気がするの」
「今なら貴方が言っていた事、よく分かる」
悲しさも 嬉しさも
全てが世界の一部 ただの一部でしかない
大きな世界の ほん少しの部分だけ
だから私達は 生まれだそこではない場所から旅立ち
どこかへと向って行く
出会うために 巡り合う為に
この広い世界の中で まだ見ぬ世界の一部
そこにいる人達に
……路地裏でただ震えるだけだった少女は、もういない。
(世界の中で、ただ幸せのありかを知って、笑っていた)
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