第32話
首だけになっていても死ねない薫子、その頭部を魅夜乃がガシリと
「─待ってくれ!」
「魅夜乃、
彼の言葉に
「
「トドメは、私に刺させてくれないか」
その
「
魅夜乃は、顔面が上になるよう頭部を地面に置き、紘之助の
「─なにかっ…言い
〝──ごめんなさい〟
もう音にはならなかったが、薫子の唇は、確かにそう動いた。振り下ろされたクナイが、彼女の脳に深く深く
「燈吾様…藤丸の仇、
頷いた燈吾を抱き上げると、彼は魅夜乃と夜之助を振り返って一つ視線をやって闇夜に包まれた大地を
藤丸の仇は討った、敵軍も
全員が
「紘之助、そなたも、
「…はい」
「私を…連れて行ってはもらえないかっ…」
生きた人間を連れていくことは出来ない、
「はいはいはいはーーーいっ!!」
.
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