第20話
多くの
それでも
彼の
「燈吾様、私と一緒に、月を見に行きませんか。すぐ近くの山へ」
甘い響きの言葉に、燈吾は一つ
「今夜は満月でございます、この鬼の目にも、
「-…あぁ、美しいな」
燈吾の視線は、まず紘之助の顔を
そして、
「それは、まことかっ…!?」
「はい、少し夜之助を
どう対処すれば良いのかと、眉間に
「御安心ください…この
「たった三人でか!?」
「いいえ、…それでも
「………分かった、そなた
「
思わず
(何なのだ…私だけ特別かのような…あんな、あんな心配そうな…あんなにも優しい目を向けてくるなんて…)
かつて愛し合っていた、そして今も惹かれている紘之助に、その想いの
.
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