失った恋
想うことが辛かった
一番近くに居ても想いは
届かないことを知っていたから
私ではない誰かを
愛しく想うきみは眩しくて
ただ、笑うのが精一杯で
泣くことも出来なかった私
それでも想わずに居られなかったのは
きみへの未練じゃなく
きっと失った恋への愛惜
夢を抱いて咲くこともなく
蕾のままで枯れていく想いの
儚さがほの甘くほろ苦くて
大人びた気持ちになれたせい
背伸びしていた思春期
切り取られたセピア色の思い出
忘れられないきみの笑顔
初めての失恋はビタースウィートに
今も胸をくすぐる……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます