死した言葉
愛の言葉が降り積もる
誰の元へも届けられなかった
言葉の欠片が音もなく
煌めきながら降り積もる
それは深海の闇に降るマリンスノー
死した言葉が埋め尽くすように
心の闇へと降りしきる
絶え間なく 絶えることなく
伝えることなど出来なかった
儚いだけの想いだった
思い出すのは横顔ばかり
私を見ない遠い眼差しの
日毎夜毎に紡いだ夢は
独りよがりの愛の真似事
決して振り向かない人への
憧れは切ないほどに甘く胸を焦がし
ただのひとことも告げられなかった
愛の言葉は息絶える
死した言葉は降り積もる
絶え間なく 今もなお
すべてを覆い尽くすように
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