第16話 「大人の定め」
「大人の定め」
大人になって
子供の頃より
100倍不自由で
それでも
楽しんだり
悲しんだり
好き放題している
絵心がないから
童心もないから
真っ白なカンヴァスに
色を載せることすらできない
無邪気な子供たちは失笑する
そんな大人でも
ほどほどに操れる
ペンがあるだろう
オトナらしい
詩を作るように
書き綴ってご覧
それはきっと
ありふれた言葉
儚い夢、永遠の未来に
辿り着くことなどない
子供たちの溢れる想像力に
及ぶことのない稚拙なもの
それでも今日もまた
楽しんだり
悲しんだり
好き放題している
赦されぬまま断罪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます