第29話
僕はスキーに行く話が
嫌いだ。
僕には
スキーに行く
お金がないし
スキーに行く話には
興味がない。
そして
吐き気がするほど
スキーに行く話が
嫌だった。
キミに会う前に好きだった
同期の人がよく
先輩とスキーに行く話を
していた。
先輩は
お金持ちの
お嬢様だった。
それだけでも
僕には非常に
嫌悪感を持つ。
世間知らずの
僕だから
スキーは
上流階級の遊びと
捉えた。
だから僕は
スキーに行く話の時は
席を外す。
先輩たちみんな
スキーを楽しんでいた。
あの頃は
バブル経済で
みんなスキーに
行くのが
普通だった。
仲間はずれだった
僕はその時期が
早く過ぎないか。と
思っていた。
その頃、
僕は同期の人が
好きであったが
僕の同級生の友達で
レーザーディスクを
売ってもらった話の子に
彼女の職場の人を
紹介してもらっていた。
やっぱり
その人も
スキーに行く話を
した。
かなりの嫌悪感だ。
付き合うのは
やめればよかった。
その人はかなり
得体が知れず
僕の他にも
女性何人かと
付き合っていたようだ。
僕はその人とは
ある目的のため
付き合っていた。
そう
処女を捨てるためだ。
どうやって
その話へ誘導したか
よく覚えてない。
しかし
目的は達成された。
だけど
僕は処女では
なかったんだ。
なぜだ?
僕は誰とも
そのような行為を
したことはない。
でも夢は見た。
夢だったのか?
悍ましい夢?
現実?
今となっては
わからない。
誰かにやられたと
思うんだ。
その話は
墓まで持っていった
方がいいだろう。
とにかく
処女ではなかった。
その人は
スキーに忙しくて
その後は会わなかった。
でも僕は
その行為が
忘れられなくて
魅了されてしまう、
それを
同期のあの人に
話したのが
一線を超えた
キッカケになった。
その人は僕が
実家にいるとき
連絡をくれた。
休みが一緒だった。
僕の実家のそばには
有名な神社があった。
そこに行くという
話だった。
僕は喜んで
駆けつけた。
ホテルに行って
思いを遂げた。
そうしたら
止まらない。
何度もお願いして
相手をしてもらった。
僕はハマると
依存してしまう。
仕事にも影響した。
夢中だった。
スキー=金持ちの遊び
金持ちも嫌いなら
スキーも嫌い。
スキー板は
折り曲げてやりたいくらい
憎かった。
キミもスキー板を
持っていた。
お兄さんのものを
持っていたかもしれない。
高額なものの
ほとんどが
お兄さんのものだったから。
僕は今でも
スキーに行く話は
嫌いだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます