第28話

僕はこんな時代だから

僕のペンネームで

有名人がいたら

マズイと思って

検索してみた。


ヤバい。

有名人がいる。

しかも

コピーライターさん。


僕はひらがなだけど

本家にご迷惑を

おかけしたら

いけない。


こんな駄作を

あなたが書いたんですか?

と言われたら

気の毒です。


名前に

を入れました。


ペンネームの由来は

僕に関わった男性の

名前をミックスして

みたんです。


を入れても

支障なかったし

有名人もいないみたい。


大丈夫かと思います。




ノンフィクションだから

仕方ないんだけど

やはり駄作だな。


2話を読んで

辞める人が多い。


そんなことが

わかっちゃう

時代なんだね。



ウケ狙いでは

ないから

変えようがないが

2話を無しにするか?と

思った。


なんかハートマークが

ついてるよ?


削除したいが

その人の好意が…。


どうしよう…。



いい。

ノンフィクションです。と

開き直る。






僕はよく

物を壊した。


割れ物。


機械。


大事な書類。


服。


ありとあらゆるものを

破壊する。


故意じゃなくて

力加減が難しいので

わからなくて

行っちゃったってやつ。



キミは僕を

クラッシャーと

呼んだ。



僕の子どもたちも

クラッシャー。

今ならキミの怒りが

理解できる。


今更遅いか。


最初は

笑っていたけど

シャレにならないほど

破壊を繰り返して

笑って過ごせるもの

ではなくなった。


今更だけど

ごめんね。





僕は小さい時から

貧乏だったから

ゲームとか

買ってもらえなくて。


親父に

大人になったら

自分で買え!と

言われてきた。



僕はゲームが

好きなんで

自分の給料で買って

ゲームを楽しんでた。


キミはゲームは

興味がなかったね。



でも付き合ってくれた

ゲームがあった。

スゴロクで全国を

電車で回るやつ。


キミが入っていた

野球チームに

所属していた

キミの同級生の

会社の先輩も一緒に

やってくれたね。


センパイは

そのゲームは

お手の物だったのだろう。

あっという間に

2カ月で億万長者。


キミと僕は

驚いた。





野球チームの仲間とは

日曜日に試合があると

一日中一緒だった。


最近は

同級生と遊んでたが

そのうち

センパイも仲間になる。


センパイは

物知りだったし

器用に何でも

こなした。


キミはセンパイと

仲良しになった。


いつしか

キミと僕とセンパイの

3人での行動が

増えた。



僕はいつも

ついていったが

センパイとキミの間には

入れなかった。


いつも

ついて来なければ

よかった。と

反省していた。



そして

いつしか野球には

ついていかなくなった。




僕は実は

センパイとも

関係を持った。

一回だけ。


僕はセンパイに

悩みを打ち明けた。


何か知ってるかと

思って。


野球には

ついていかなくなった

頃だと思う。

はっきりした時期は

思い出せない。


僕が

テレクラに

はまって

何人かと会った話を

した。


そういうことなら

ボクの相手も

してくれないか?と

言われた。


頭の良い人だったから

そこの話で

僕は誰とでもする

不埒な女と

考えたんだろう。


頼めばやらせて

くれるバカな女。


もちろん

断らなかった。

だって僕は

クズだから。


必要とされると

僕は嬉しい。

ただそれだけ。




残念ながら

僕はセンパイの

好みではなかった。


センパイのしたい

行為には

上手に応じられない。


だって胸が

小さかったもの。


それでも何とか

その場は終わった。

満足度はさておき。


この話こそ

墓まで持ってかないと

ダメな話な気がする。


でもいいんだ。

もう過ぎたこと。



それからセンパイに

会ったと思うが

何事もなかったように

接してくれたと思う。


そのことは

内緒にしてくれたと

思っている。

男の友情は

僕にはわからない。


あいつは

ヤバい。と

話したかもしれない。



いや。

聞いてないと

思う。


だってキミは

センパイ、覚えてる?

結婚したんだよ。

ふくよかな人と。って

報告してくれたから。


センパイは

ふくよかな胸が

好みだったの

わかってるよ。










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