第22話

順番がバラバラで

きちんと設定やら

構成やらを

考えてから

書けよ!って

叱られそうだ。


これは

僕が思い出した

順番なので

申し訳ないです。

勘弁してください。




僕は久々に

家に帰ったのだが

寂しかったキミは

こんな状況の僕にでも

欲情してくれた。


身体は辛いけど

必要とされると

嬉しい。



お正月は

家にいた。

初詣にも

出かけた。

フラフラだけど。



病院に戻ったが

すぐ退院したと

思う。


自宅療養に

なったんだ。



後遺症が残った。


しゃべれない。

字が書けない。

初めはまっすぐ

歩けなかった。


リハビリに週一

通うことになった。



病院のリハビリ

だけじゃなく

家でも字を書く

練習をした。


料理の本を

見ながら

レシピを書き貯めた。


レポート用紙が

ファイルに

収まらないほどに

なった。



しゃべりは

リハビリのおかげで

回復してきた。


月一回、

状況の書類を書くために

行くだけとなる。



一年間は

仕事をしてはいけない

決まりだった。


どこで嗅ぎつけるのか

国民年金を徴収しに

年金事務所の人間が来た。


働けないから

払えない。と

伝える。


病気療養中


そう書かれた。



僕は

なったんだ。



ほんとに

動けなくて

最初は床に

伏せていた。


買い物に

行ってもらって

炊事洗濯も

やってもらった。


でもキミも

親父とおんなじような

ことを言ったんだ。


いつまで寝てるんだ?


早く元気にならねば。



春ごろには

だいぶ軽快して

車にも乗れたし

普通に家事を

できるように

なっていたんだ。


お金がないのは

相変わらずだった。


傷病手当だけじゃ

ほんとに

過ごしていけない。


暇は沢山ある。

働きに行くことを

真剣に考えた。



実際

傷病手当をもらって

働くことは禁止。


喫茶店で働いてみたが

断られた話は

前にも書いた。


その頃別の人と

付き合った話も書いた。


その人はどこかの社長で

素性は聞かず

付き合った。




僕は新たな世界に

足を踏み入れた。


刺激的すぎる

2日間。


あんなことが

あっていいのか?

普通に生きてたら

体験できなかった。


社長は3人の男を

連れてきた。

大型バスだった。


夜の9時

宴は始まった。


社長を入れて4人、

相手をしたんだ。

入れ替わり

立ち代わり。


今でも思い出すと

興奮する。


一度家に帰り

また朝方出かける。

前の日来れなかった人の

相手をしたんだ。


社長は外から

様子を見ていたが

バスの中に入ってきて

俺のものだ!と

言わんばかりに

割入ってきた。


ほんとに楽しかった。

辛いことを忘れることが

できた。



その中の1人に

目をつけられた。


呼んだらやらせてくれる

女だと思われた。


何度か社長の命令で

相手をさせられた。

社長抜きでも

呼び出してきた。


遊び人だったようだ。


社長は好きだったが

そのうち顔も見たくないと

思うようになった。



僕のテリトリーに

侵入したんだ。


僕の家に

上がり込んだってこと。


僕たちの家に

キミのいない時間に

来たんだ。


この場所は

汚されたくない。

と思った。

僕自身は汚れてるのに。


僕を正気に戻す

最後の砦なんだ。


ばい菌でも

入ってきたかのごとく

拒否反応を示す。


冷たくあしらい

帰ってもらった。


社長と連絡を

取らずにいたら

連絡先もなくなった。

正規の電話番号では

なかったんだ。


僕のことを

真剣に考えてくれる

人なんて

いやしないんだ。



キミはそんな僕を

なんて思っていたのだろう。



一年間

めちゃくちゃなことばかり

していた。




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