　そのビーチにいると、時間が飛ぶように過ぎ去っていく。

　三十分で約一年。

　一日いると五十年。

　出ようとすると頭痛にみまわれ、気絶する。怪我をしてもみるみる治り、子どもはあっというまに成長し、犬は死に、病気は悪化し、死体は白骨化……。

　これは、異常なビーチでの、一日の物語。

　こわい。

　おばけとか出てこないのにめちゃめちゃこわい。

　なんか数日間頭に残って大変な思いをした。NOPEのサルは数週間頭に残ったので怖さレベルはそれ以下だったけれども（サルが異常に怖い説。もう犬しか信用出来ない）

　いやでも面白かった！

　監督は『シックス・センス』でお馴染みのナイト・シャマラン。

　そう、細かいことに目をつぶれば最高に面白い映画を作ってくれるシャマランさんです！

　小さなことにぐちぐちツッコミを入れるのは野暮なのでやめてください。

　これは「そういう設定」を楽しむ映画です。

　割りきって観ると超楽しいよ！

　しかし、人びとが老いてくのを早回しで観るのって超こわいな。

　でも興味深くもある。

　うわーなるほどね！

　この歳になるとこうなるよねーわかるわかる！　というアレ。

　耳が聞こえていないけど、一生懸命伝えてくれるのが嬉しくてにっこり笑ってしまうあのかんじとか。こまかい演技もとてもよい。役者だなあ。

　ラストの種明かしと伏線回収もとても良かった。

　なるほどおおお、そうだよね一日しか経ってないもんね！！

　それにしてもこわい。そしてせつないわあ。。。

　細かいことを気にせずに映画を鑑賞するの、得意ですよ！　というそこのあなた。

　オススメです！

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