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2018年10月18日 13:09 編集済
「風立ちぬ」は宮崎監督の最高到達点だと思っています。あの方は、左翼にしてガチのミリオタという常人には理解し難い(故にとても人間臭い)性癖をお持ちです。それを知らないで見ると感想が変わります。「雑想ノート」なんて大半、そっち系ですしね。内容については、純愛物として見れば昨今、あそこまでの作品を見た記憶はありません。同時にこれは狂気の物語でもあります。一人の天才(堀越技師)が日本という国家の進路に影響を与え、けれど終わった後には指一本も動かすことが出来なくなっていた……戦争において多少なりともあった浪漫の完全なる絶滅を表現しておりました。だからこそ、零戦でなく、九六式艦戦完成で実質終わってるいる訳です。零戦完成後は落ちるだけなので。最後のシーンも狂気に溢れておりましたね。いや……皮肉かな(苦笑)2000年代以降作品では、僕の中で漫画『四月は君の嘘』と本作は殿堂入り。匹敵する作品が存在しません。日本アニメ・漫画の到達点とすら思っています。賛否両論あるでしょうが……生きている間に零戦が飛翔するアニメーションが制作されることは最早ないでしょう。あの一シーンだけでも、観る価値はあると個人的には思っております。もう、あの機体の曲線を書けるアニメーターさんそのものが絶滅寸前だからです。そう考えると『間に合った』作品だったのでしょうね。
作者からの返信
おー、七野さん、お忙しそうなのにこんなとこまで足を運んでくださってありがとうございます( ´∀`)♬さては相当「風立ちぬ」がお好きなのですね(*´艸`*)いやほんと、うちの家族もこの作品を観たあと「え、なんで宮﨑駿があんな戦争推奨映画を……?」と混乱しておりましたよ。「飛行機が作りたいなら主人公は戦争から離れて作ればいいのに」とか言い出して、おいおい、日本史……となりました(^_^;)あー、もう、うれしい! この映画を褒めるとあちこちで馬鹿にされるのですよー、うんうん、やっぱり宮さんは最高だ( ;∀;)宮崎さんはああいう飛行機の墓場を描くの、本当好きですよね(紅の豚然り)。曲線もそうですが、パースを崩す「歪み」が本当にうまい。ほかのアニメーション映画は、ここ最近「美しいトレース」の背景がよく見られますが、私はあれ、あんまりぐっとこないのです。見ててつまらないんですよね。ヒットする漫画の絵はどれもパースが歪んでいるように思います。人間もそうですね。狂気や歪みが人間臭さを醸しだして深みを与える。だから宮崎さんの作品が好きなのかもしれません( ´∀`)♡歪みのある絵を描くアニメーターさんがいっぱい出てくることを願います(人∀・)♬あ、私はですね、『聲の形』とかいいなって思ったんですよ。それと最近では『A子さんの恋人』をあちこちで喧伝しております。ぱっと見コミックエッセイのような淡白な絵柄なのですが、構成とかキャラの掘り下げが、まあすごい。まだまだ漫画って可能性があるんだなと感じます。何が心に響くかは個人差もありますけれど、こうしていい作品を語り合えるのは良きことですね(^^♪
2018年10月13日 19:55
宮崎駿監督の映画、僕も好きです。表向きにはSFでは無いジャンルなのに物語の根幹にSF的要素を醸し出すのが上手い方ですよね!もちろん、未来少年コナンや風の谷のナウシカ等、作者自身がSFを読者に意識させて書いている作品もありますが。
醸しだすというか、もうあの人はいちいちすべてを包括しているのだと思います(宮さんへのものすごい信頼)ただポニョはあまりSFではないですよね、ポニョのお母さんは魚みたいに子どもをわらわら産むのに一人ひとりを愛してますから。多産な生物は子育てしないからいちいち愛さないんですけどね。
2018年7月17日 23:47
ああああああ風立ちぬ見れなかった奴なんですよおおおおお!!!見る。絶対見るんや……!!紅の豚みたいな雰囲気好きだから期待が高まるうううう!!崖の上のポニョはクトゥルー知ってるとニヤニヤできまっせ(間違った楽しみ方
えええええちょっとおおおおお!!紅の豚好きなら、観て!!あれと比べたらユーモアと爽快感は低いけど、とにかく観て!!!!(宮﨑駿信者)うそだろ、ポニョってそうなの…?ちょっと勉強します_〆(・ω・` )
編集済
「風立ちぬ」は宮崎監督の最高到達点だと思っています。
あの方は、左翼にしてガチのミリオタという常人には理解し難い(故にとても人間臭い)性癖をお持ちです。それを知らないで見ると感想が変わります。「雑想ノート」なんて大半、そっち系ですしね。
内容については、純愛物として見れば昨今、あそこまでの作品を見た記憶はありません。同時にこれは狂気の物語でもあります。一人の天才(堀越技師)が日本という国家の進路に影響を与え、けれど終わった後には指一本も動かすことが出来なくなっていた……戦争において多少なりともあった浪漫の完全なる絶滅を表現しておりました。だからこそ、零戦でなく、九六式艦戦完成で実質終わってるいる訳です。零戦完成後は落ちるだけなので。最後のシーンも狂気に溢れておりましたね。いや……皮肉かな(苦笑)
2000年代以降作品では、僕の中で漫画『四月は君の嘘』と本作は殿堂入り。匹敵する作品が存在しません。日本アニメ・漫画の到達点とすら思っています。
賛否両論あるでしょうが……生きている間に零戦が飛翔するアニメーションが制作されることは最早ないでしょう。あの一シーンだけでも、観る価値はあると個人的には思っております。もう、あの機体の曲線を書けるアニメーターさんそのものが絶滅寸前だからです。そう考えると『間に合った』作品だったのでしょうね。
作者からの返信
おー、七野さん、お忙しそうなのにこんなとこまで足を運んでくださってありがとうございます( ´∀`)♬
さては相当「風立ちぬ」がお好きなのですね(*´艸`*)
いやほんと、うちの家族もこの作品を観たあと「え、なんで宮﨑駿があんな戦争推奨映画を……?」と混乱しておりましたよ。「飛行機が作りたいなら主人公は戦争から離れて作ればいいのに」とか言い出して、おいおい、日本史……となりました(^_^;)
あー、もう、うれしい! この映画を褒めるとあちこちで馬鹿にされるのですよー、うんうん、やっぱり宮さんは最高だ( ;∀;)
宮崎さんはああいう飛行機の墓場を描くの、本当好きですよね(紅の豚然り)。曲線もそうですが、パースを崩す「歪み」が本当にうまい。ほかのアニメーション映画は、ここ最近「美しいトレース」の背景がよく見られますが、私はあれ、あんまりぐっとこないのです。見ててつまらないんですよね。ヒットする漫画の絵はどれもパースが歪んでいるように思います。
人間もそうですね。狂気や歪みが人間臭さを醸しだして深みを与える。だから宮崎さんの作品が好きなのかもしれません( ´∀`)♡
歪みのある絵を描くアニメーターさんがいっぱい出てくることを願います(人∀・)♬
あ、私はですね、『聲の形』とかいいなって思ったんですよ。
それと最近では『A子さんの恋人』をあちこちで喧伝しております。ぱっと見コミックエッセイのような淡白な絵柄なのですが、構成とかキャラの掘り下げが、まあすごい。まだまだ漫画って可能性があるんだなと感じます。
何が心に響くかは個人差もありますけれど、こうしていい作品を語り合えるのは良きことですね(^^♪