ウォルト・ディズニーの約束

 世界的に「いい人」「えらい人」のイメージを貼られているけれど、なんだか「うさんくさい人」っていませんか??


 私にとっての「うさんくさい人」がウォルト・ディズニーです。

 トーマス・エジソンもなかなかうさんくさいけど。


 だからこのタイトルやめてほしいんですよね。映画は最高だったから特に。




 私は子どものころから、マジでディズニー作品が大好きです。


 歌って踊ってキスしてみんなハッピーで解散♪ ってのが最高じゃないですか!(はい、このセリフの元ネタがわかる人はかたい握手を結びましょうね!)



 そんな私も大好きです、メリー・ポピンズ!!


 これは、そんなメリー・ポピンズの生みの親である原作者が、なかなか映画化にオッケーを出してくれず、周りがなだめすかしながらやっとのことで成功させた、舞台裏のお話。


 劇中で使われていた音楽とディズニーランド、当時の製作に関わったメンツ。

 うわー、もうこの時点で最高!!!



 だけどそれだけじゃない。

 ただの映画作り話と思っていたら、やられた。


 最高の、本物の、傑作だったよ。





 嫌みばかり言う原作者のおばさんと、ウォルトを信奉するディズニー会社の人々。


 ほんっとうにむかつくおばさんで、観ているあいだ、なんでこの人があの原作を書いたの?? と頭の中ははてなマークでいっぱい。


 恥ずかしながら私、原作は未読だったので映画鑑賞後に読みました。そしたらすべて納得……うん、これは原作者、性格悪いわ! 笑




 なんで彼女はこんなにもかたくななのか?


 時おり入る彼女の子ども時代のフラッシュバック。


 なんでこんなに素直で純真な子が、こうなってしまったのか??






 この映画はですね、中盤の凧揚げの歌がクライマックスです。


 ええ、クライマックスって言うのはラストシーンのことじゃないんですよ。


 私泣きました。

 最高です。


 ウォルト・ディズニーはうさんくさいけど(笑)



 父と子。永遠のテーマですね。

 母と子、というテーマに埋もれがちだけど、絶対に欠かせない人生のテーマだと思います。


 原題は「ミスター・バンクスを救え」。

 観た人だけが、そのタイトルの意味を知るでしょう。



 つか、観てください。ほんとに!!

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