ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

 あれはまだ私がこどもだったとき。ママが自分のいとこの話をした。


 なんでも母親(ママのおばさん)が大のコーラ好きで、「自分の子どももコーラが大好きにちがいない」と思い込み、まだ赤ん坊のころから哺乳瓶でコーラを飲ませ続け、毎日コーラ漬けだったという。


 ママのいとこは九歳で死んだ。


 この話をきいた子どもの私は「こええ! 炭酸って死ぬんだ!」と思い込み、すべてにおいて炭酸を拒否し、それは未だに続いている。居酒屋行ったら梅酒のロックか、日本酒か、ワインをいただく(焼酎はまだおいしさよくわかんね)。



 そんな私でもこの映画を観ているあいだ思いました。





 ビール飲みてえええええ!!!





 エドガー・ライトの『スリー・フレーバー・コルネット三部作』最終作!!

 ついに観ました『ワールズ・エンド』!!


 学生時代の男仲間五人が、町のパブ12軒を一晩でまわるという挑戦に挑む。40のおっさんたちが繰り出す町で、最高にいかれた夜がはじまる!!




 ゲオで借りてきて夜中に一人で見てたんですが、やばい。


 一人で大爆笑してしまった。


 前情報一切なしで見たのが大正解。ただの昔をなつかしむどんちゃん騒ぎ映画かと思いきや、途中から「なんだこれー!!w」となることうけあい。


 そしていつもどおり、「なんでそうなるのー!!w」と笑い転げることうけあい。



 イギリス人のシニカルなブラックユーモア大好きです。

 そしてラストの馬鹿談義でなぞの感動。



「おれたちには馬鹿でいる基本的権利がある!!!」



 すげえなこのセリフ。小説のタイトルにお借りしたい。




 なんにせよ、ハマる人には引きつけ起こすくらい笑い続けられる映画。

 合わない人は、「何が面白いの?」って興ざめするかも。


 しかしオススメしたい。

 だって私は最高に楽しかったんですからね!

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