映画部☆活動報告

アナと雪の女王

　みんな大好き

　ありの〜ままの〜二大ヒロインのディズニー映画でございます。

　レリゴーいいですよね。レリゴー。私大好きですよ、レリゴーは。

　うん、あとはね……。

　つうか、この映画の予告編を観て、私はもう辟易していたのでございますよ。

　まーた白人美少女か！　って。

　ディズニーは好きなんですけど、ほんとに無自覚な人種差別がちらちらと見え隠れして、そこは好きになれません。ムーランもっと美人に描けや。

　製作中にレリゴーを作ってしまったスタッフは、あまりの出来に脚本を大幅修正したそうです。だってそれまでは、雪の女王は原作どおり悪役にするつもりだったから。でも、悪役の歌がめっちゃいい出来になってしまった……これは悪役に歌わせるにはもったいない……。

　それで、今の仕上がりになりました。

　英断とは言い切れませんね。

　悪役にいい目みせられない、「悪役＝悪」から抜け出せない、これはアメリカ的文化の弱点だと思います。（もののけ姫のドキュメンタリーで、エボシさまが悪役か味方かわからず、アメリカ人がたいへん困惑しているのを見たことがあります）

　とにかく、脚本が雑すぎる。

　歌や音楽や映像は、そうですね、いいとしましょう。

　ストーリーで褒めてる人、私はあんまり見たことないです。そこらへん、みんな言葉を濁してますよね。

　私は劇場で「今何時だ？」と時計を確認するほどつまらなかった。これまで上映中に時計を見た映画はキムタクの「宇宙戦艦ヤマト」と「シングルマン」と「ファミリーツリー」くらいです（結構ある）

　私はくやしい！

　なぜならあの会社には物語を面白くする天才たちがたくさんいるのです！！

　ラプンツェルを観てください！！

　シュガーラッシュを！

　ズートピアを！！

　モアナと伝説の海を！！！

　なんと素晴らしい脚本ではありませんか？！！！

　なのにアナ雪ですよ、奥さん！　なんなのあれ？　ひどすぎじゃない？　だれも「もうちょっと煮詰めよう」って言わなかったの？　時間がなかったの？

　ひどいよ！！！

　あんだけ頭のいい人集まって作るんなら、もっとがんばれたでしょ！

　あたしあんたたちがやれば出来る子って知ってるんだよ？！！

　わーん！！！！！

　ふう。

　まあ、あれはミュージカルなのだから、歌を楽しむべきでしょう。

　しかし歌はようつべに落ちている。

　よし、みんなでようつべ見ようぜ！