第21話
ひたすら道を走ってく。
やばいやばいやばいやばい!俺が早く行かないと!
心臓が素早く胸を打ち付ける。今、ファストの中には焦りそのもので出来ていたといっていいだろう。パートナーが知らない男性に嬲られそうになる、決して許せないことだ。
ただ、ファストに至っては、、、
やばいやばいやばいやばい!これ俺絶対間に合わないといけないやつだ!ここで間に合わなくて着いた時にはもう事後でしたなんて主人公見たことねえよ!好感度下がる!
いや、ここであえて官能小説にするか?
いや、まず俺どーせモブだし、
「・・・」
「やっべぇ否定意見しか出てこねえ!」
頭をリアルに手で抱えながら走るファスト。
まぁでもここは助けに行きべきな気がする!
~中央街~
ここか?中央街ってのは?奴らはどこにいる?俺の予想だと路地裏とかの暗い場所にいるはず..
周りを見渡すと、店と店とに暗い空間がある所があるのに気が付いた。
あそこだな!頼む!まだ服脱がそうとしてなかなか脱がせなくてロープ用意してるくらいで終わっててくれ!
ファストの頭はムンムンしていた
「おい、さっきのあんちゃん」
左を向くとそこにはさっきの二人組とバイブルが、
「おいこらぁ!ぶち殺してやrって、え?」
男二人に挟まれてるバイブルはけなげに笑っているではないか。
「ご主人様、実はこの人たちいい人だったんですよ!『もし彼女もしくは妻が危なさそうな男二人に連れ去られたら男はどれだけ本気をだすのか』っていう企画をやっていたそうで、ほら、空動カメラ(空を飛ぶ自立式カメラ)もあるし、空動マイク(同じく空を飛ぶ自立式マイクもありますし。それにしても、すごい演技でしたよねえ)
「いやぁ、疑われては失敗になるし、そう何回もできる企画じゃないので、一回一回がホント命がけみたいな感じで、、ははは」
「お兄さんも、ごめんねぇ、さぞ驚いたでしょう」
ふぁっ
「なんじゃそりゃあああああぁぁぁぁぁああ!!!!!!」
「いやぁごめんごめん。ただお兄さん、ここも撮ってるんだよ。いい反応するねぇ。そういうの嬉しいよ!テレビ的にね。ワハハ」
「焦ったぁぁ。本当に連れ去られたらどうしようって思いましたもん僕」
「いやぁ、あんちゃんが走って来たときは、あ、この女の子は愛されてるんだなぁって思ったよ」
「そんなに言わなくてもねぇ。でもどうせご主人様のことだから、途中で『めんどくせえ』とか思ったのでは?」
「思ってねえよ!そんなこと。一心不乱だったわ」
思ってねえよな!俺!途中の気の迷いはまためんどくささとはちょっと違うもんな!
「あ、やべ、俺刀忘れてきちゃった。ちょっと取ってきます」
「おお、神術剣士なのに刀より愛する人を優先すると、流石だなぁ!感服だよ」
いや、フツーに忘れただけなんだよなあ。いいにくっ!
小走りでさっきの店まで戻る。
「すいません。刀の落とし物ってありませんでしたか?」
「あぁ、あったよ。全く刀身さらけ出しておいていくとは、危ないじゃないか」
「あはは、ごめんなさい、、」
不安が一気になくなり、ちょっと浮かれ気味のファストであった、、、
~小倉屋にて~
「傷が浅くてよかったわ。この調子だと明日には元どうりね」
「そうか、有難う」
「なんてことないわ。ただ、一つ聞きたいことがるの。なんで今更になってあの屋敷に戻ってきたの?」
「最近色々と周りが変わってな。色々とあったんだよ。ただ、今日を以て証明された。俺の長いこれまでの旅は無意味に過ぎなかったんだと。傷が早く治るってことは、それだけ傷が浅いってこと。つまり、あいつはかなり手加減して俺に斬撃を飛ばしたんだ。なめられてんなー、俺」
「本当にそうなのかねえ」
「そうなんだよ」
~覇は勇ゆう家のとある部屋にて~
「ようこそおこし頂きました。ささ、こちらです」
「うむ、久しぶりだな、フィリアよ」
「ええ、もう二十年はたつでしょうか」
フィリアと呼ばれた男性と若者は長い廊下を歩いていく。
「ハハハ、確かに君から見入れば二十年は長いかもしれんが、私から見たら鳥の餌ほどにす
ぎん」
「そうでしたかな、流石は最強の武士と言われた男、長い人生ですなぁ」
「まぁ一回死んでるがな。ハハハハハ」
「フフフ、さてさてこちらの部屋でございます」
二人の前には大きな古い扉があり、横には『武具庫』と書かれた板が釘で取り付けられている。
「武具庫、もっといい名前はなかったのか?おや、これ前回も言ったかな?」
「また時間が空いたらやろうと、はて、私もこれを言った覚えがありますな」
「ハハハ、まだボケはせんよ」
「こちらも頑張らなくては、さて、こちらにございますのが例の神器でございます」
「ほおこれが!『斬らざる神刀、アトム』か、面白いものをまた総神様はお創りになったものだ。うん?はて、この刀霊魂が一部欠けてるが、何故だ?まさか奪われたなどではないだろうな?」
「まさか?ご提案されたのはあなた様ではございませんか!この刀の霊魂れいこんを一時的に「あの子」の刀に憑依させ、彼の魂とのマッチングを図ろうといったのは」
「おお、そうであったな、すまんすまん。で、結果はどうであったかね」
「それがまだあまり成果はつかめておらず。行き詰っています。そこで、今回の提案なんですが、
「すまないが却下だ。正直今回のことでお前には少しがっかりしたぞ。百聞は一見に如かずと信じてみてみたが、何だあの有様は。刀を持つ資格すら感じられん」
「そうでしたか、、では今の状態で見方を変えてみることにします」
「うむ、期待しているぞ。そういえば最近玄はる信のぶとやりあってな、勝ったわ」
「ほお、それはそれは良いことではございませんか。刀は何を?」
「刀?確かにこの世界では刀も勝敗に大きく関係するが、武士として重んじるべきなのは、魂よ。この世界の者は神術やら魔術やらに影響されすいものだ。今の日本も文明開化などといいおって昔の形はどこに行ったのやら」
「まあまあ。話を戻しますが、では刀と霊魂れいこん融合ゆうごうされたのですか?!」
「違う!心とは魂のことではない、気持ちの問題だ!フィリア、お前ボケたか?」
「失礼ですがあなた様には言われたくありません」
「なっ、生意気な」
「ささ、あなたの大好物を用意していますよ。行きましょう」
「なっティラミスか?ティラミスなのか?わしゃあれには唯一まけるわ」
さっきまで神術やら文明開化やらグチグチ言ってたのはどこのどなたなのか?この方が一番影響されている気がするなぁ。
そう思う、フィリアであった。
~小倉屋にて~
「はい、黒蜜団子」
「うむ、上手い!お菊は昔から甘い(・・)もの(・・)を作るのは上手いのお」
「なんで甘いもの限定なのかしらねぇ」
「さ、さぁ」
そっぽをむくロバイル。とそこで、お菊の結婚指輪に気が付く。」
「むっ、お菊結婚したのか?」
「まぁ婚姻しただけだけどね」
「ほお!それはめでたい。して、お相手は?」
「戯ぎ亜あ九く様よ」
「なに?!兄者が?」
ロバイルの眉が傾いた。
「何故だ?強制か?」
「ごめん、ロバイル、あんまりここは聞かないで欲しいの、」
「しかし、納得いかん。私はてっきり正助まさすけさんと結婚するものかと、、」
「正助さんは殺されたわ」
「えぇ!なんでだ?誰にだ?」
そこで部屋に一人の男が入って来た
「お取込み中か、はたなた夫に隠れて秘密の逢瀬おうせ中かはわからぬが、菊、行くぞ」
「お前か、正助を殺したのは」
ロバイルが戯亜九に取っ組みかかる。ちなみにこのこの男、先ほど覇勇家の前で会った男である。
ロバイルを正面から蹴り上げる戯亜九。そしてお菊を強引に外へと連れていく。
「こら、待たんか!」
「ほう、そこまでして切られたいか、愚弟ぐていよ、いや、もはやお主と血など繋がっておらぬわ」
そういって戯亜九はロバイルの襟えりをつかみ、店の前まで投げた。
「ロバイルさん!ちょっと流石さすがにこれは、、」
「うるさいのお。まあいい。もう少したったらお前は俺のものだ」
戯亜九は強引にお菊を連れていく。
「ちょっと待った。まだ戦いは始まったばかりぞ、、」
刀を使いかろうじて立ち上がるロバイル。
「そんなに切られたいのか、よかろう」
刀を抜こうとする戯亜九を止めるお菊の努力もむなしく終わった。
「うるさいわぁ!」
「キャア!」
お菊ですらも飛ばす戯亜九。相当の悪者である。
「見ろこの刀を。神剣アトムの霊魂の一部を憑依ひょういさせておる。いいか、お前とわしの間には戦う前から大きなく格差があるのだよ。さて、これでもまだ戦うかね?」
「なに、刀の問題で武士が退くものかい」
「お前のような者が武士などと名乗る出ない、秘儀・大斬おおざん!」
かろうじて戯亜九の攻撃を避けるが、反撃する力はあまり残っていない。挙句の果てに、屋敷での傷がまた開きよりロバイルの行動を鈍らせる。
しかしそれでもロバイルは立ち上がらなければいけなかった。姉御あねごのために!
「まだだ!」
「ほう、わが秘術を食らってまだ生きるか、しかし、これで最後だ!」
戯亜九の刀が振り上げられた瞬間、いくつかの雷がすさまじい威力、そして速さで彼の頭上より落ちてくる。
「グハッ、これは神術か。何者だ、出てこい!」
その声に対応するように、もう一度雷鳴が響き、彼に落ちる。
な、避けれん!
「クソッ。ここまでか」
そういって戯亜九は倒れた。死んだのだ。
「あなたにはもっと輝いてほしいのですよ」
そう呟いて現場から少し遠いと所にいた神術しんじゅつ使いは立ち去って行った。
さて、ここに一人、この神術使いを唯一見ていた男がいた。
「あの少女。やりおる。本人は気づいていないようだが、明らかに属性ぞくせい色しょくの反応が出ていた。それも白。主しゅ神支しんしの扱いは下手すぎるが、術式の構成が驚くほどに美しく、又、構成の仕方も彼女自身のオリジナルである。これは凄い者がいたもんだ。まだ15歳か。ハハハ、期待できるぞ。ただあの少女ロバイルのやつを助けにはいかないんだな。さあでは私が助けに行くとするか。あの若造、武士道はわかっておる。あんな奴にとうとう私も教えることになったか、、世も末よ。」
「さっきから何冷静に分析してんだ。女の子見たいだけだろ。ほら、とっとといけ!」
「お前ちと厳しすぎんか?」
「そんなことはない、私は見ていなかったが、そんなに強かったのか?」
「今は強いわけではない、センスがあるのだよ。何しろ一部だけとはいえあの若造が持っていた刀に憑依していたのは神しん具ぐだぞ?それも総神様がお創りになったものだ。それを持っているということは若造とはいえあの戯亜九にも力は掛かっておる。それにあの若造、なかなか剣術は上手いほうだ。それを二撃で殺すとは、恐ろしいのお」
「ふうん、まぁお前がそういうということはなかなかすごいのだろうな。勝ち抜くためには相手を見極める目も必要であろう」
「当り前じゃ、特にわしは『判定はんてい眼がん』についてはかなり磨き上げたからなあ」
「ふーん、ところでお前、なにか忘れていないか?」
女が倒れているロバイルのほうを指さす
「す、すいませんでいた!」
「早く行け!あの男死ぬぞ!」
~中央街にて~
さっ、バイブルのところ戻るか、
全く、テレビの企画とか思いつくわけねぇじゃn
「あ、すいません」
振り向いたときに後ろにいた人に正面からぶつかってしまったファスト。
「君大丈夫かい?刀身とうしんさらけ出すとは危ないなぁ」
ぶつかった男は、比較的此処ここというよりかは日本でよく見る、長袖長ズボンという軽装であった。さらに顔もかなり若い。
「すいません、さっき一ひと悶着もんちゃくあったときに刀身だけ出ちゃってて、」
「もしかしてさっきの騒動のやつか。君だったのか。全く、そういうのは闘技場でやりたまえ。ん?もしかして君、闘技場行くのに刀だけ忘れたのかね?」
「ええ、そうなんです。全く、馬鹿ですよねぇ。まぁ結局戦わなくて済んだんですけど」
「それはまた不思議だな。何故なぜだ?」
「テレビの取材だったんです。なんか『妻または彼女がいきなりさらわれたら男はどうするのか』っていう企画だったそうで。まあ、妻でも彼女でも何でもないんですけどね」
「それは良かったな、まあ、気をつけろよ。ほら、こん中に刀はいれとけ」
そういってその男が渡した袋は刀身を綺麗に包み込んだ。
「あ、ありがとうございます!すごいこれ!」
「ではな、少年」
はぁ~いい人だったなぁ~。
さ、ゆったり帰るとしますかぁ
思えばこの小一時間非常に速かった。とりあえず全速力でひたすら突っ走ってたせいで疲れがひどい。肉体的には半神という体のおかげか平常運転だが、ここまでの急な展開には精神が疲れ切っている。直訳すると、ダルい。今日は決闘なんかせずに宿に泊まr
「少年いくぞ!」
「はあ?!」
ファストはいきなり知らない者にわきに抱えられ移動することになった。拉致状態といっても過言ではない。
その者は空を飛んでいるため前を見ると風がたたきつけ、下を見ると空を飛ぶことにまだ慣れていないファストは恐怖心でいっぱいになる。
途中口の中に勢いよく風が吹き込んできてよくお茶の間で見るリアクション芸人のようになりながらも上を向くと、
「お前かよ!」
さっき店でファストに刀をしまっておくための袋をくれた若いお兄さんであった。
「とにかく今は俺の言うことを信じて聞け!」
「あ、あぁ」
同様と疑問で単純なaという発音しかでてこないファスト
「まず俺が言いたいのは、おそらくそのテレビの人たちは本当にその女を誘拐、強姦ごうかんしているかもしれないというこだ」
「えぇ?でも、」
「黙って聞いてくれ!事を急ぐ」
口を紡つむぐ
「俺が疑った点はだな、まず、店で騒動があったとき俺もその店にいた。そしてそのときお前らのことを見ていたわけではなかったが、声は聴いていた。確かあいつらお前の種族について話していたな」
種族?あぁ、元人間のことか
いままで『人間』という種族が当たり前すぎて此処には人間以外の種族がいること、また、自分が人間ではなく、『元人間』だったということに気づくまでに時間がかかる。
「俺が思うのは、いくらテレビの取材のためといってもあそこまでいうのは流石にないということだ。あいつらが言ったのは差別用語であり、ましてやそれをテレビで流すとは考えられないし、例えあそこをカットしても、演技のためにそこまで言うことはない」
なぜ『元人間』であることが差別用語なのかわからないファストであったが、ここは飲み込むしかない。ただ、なんとなく「イヤな」感じがとてもしていた。
「そしてもう一つ、その前に質問。君、騒動の時刀は抜いていないんだろう?」
「抜いてません」
「そこだ。何故抜きもしない刀が店に放置されていたのかだ」
「蹴り飛ばされたときに抜けたのは?」
「ありうるが、正直刀はそんなに簡単に鞘さやから出てくるように設計されていない。そもそも何十メートルと、物凄い威力で飛ばされてもめったに刀は鞘走らない。よって私が考えたのは男たちが空間くうかん移転いてんを使って刀身を出しておいたという説。それによってお前はもう一度ここに帰ってきて、その間に奴らは逃げる」
「な、まさか」
「そのまさかがあり得るかもしれないんだ。こんなケース見たことないが、俺からしたら違和感がある。まぁおそらく相手はまだ1レベル代だろうから、空間移転の神術はそう頻繁ひんぱんには使えないはず。ちなみにお前の相方さんは戦えるのか?」
「いや、まったく」
あいつは神術が使えない上にたぶん今は銃も使えないのだろう。
ただもしこれが本当の話だとしたら、ヤバイ!今度こそ手遅れかもしれない!
「まぁ少年心配するな。俺は相当の実力者だ、まぁもし相手がその娘と行為に移ってたとしても、前戯ぜんぎくらいのところで止められるはずさ」
「できらば前戯の前でお願いしますうううぅぅうううぅ!!!!」
「ほら!いたぞ!あいつらだ!」
若者が指さす方向に飛んでる男たちがいる。それも数が増えてる。五人だ。てかこいつよくこんな事わかったな。
「数が増えてる!」
「相当念入りな連中らしいな」
真ん中にいる男が何かの呪文らしきもので縛りられたバイブルを持っている。
「さあではご覧いただこうざじゃないか少年。右手にご注目、なんと青色の炎が出てくるではありませんか」
「おぉすげぇ!っておい早くしてくれよ!あいつらとうとう行為に及びやがったぞ!」
「まあまあ騒ぐな少年。って負い暴れるな!お前この高さから着地できないだろう。今はみんな大好きギリギリシーンなのだよ。わかるだろう。よくアニメである悪役に捕まったヒロインが脱がされるこのシーン。胸糞悪いよなぁ。と、言いたいところだが、お主本気で怒っておるようだな」
「もう言ってるし。てか早く!」
「イヤしかしよく考えるんだ。何故この俺がお前らを助けねばならん。対価はなんだ」
こいつこんなときにこんなことを、、
「うーん、対価がなければなぁ」
考えていた若者だがここである(・・)事・に気が付く。
ほう、こやつらなかなか面白い。
「早くしてくれよ!」
ファストが怒り任せにこぶしを振り上げた瞬間、
「もう終わったぞ、ほれ」
若者とファストは地上に降り、バイブルは呪文のような者と解かれた状態で横たわり、その横にファストは正座していた。
男らは呪文のようなよくわからないもので拘束されており、気を失っている様子。
「あ、あんた何をしたんだ?」
「さあな、お前にとってはまだはるか遠い次元の話よ。ほら、行った行った。男たちは私が処理しておく。お前にはまだ可能性は(・)ある。もっ努力するんだな」
そういって男たちとともに若者はフッと消えてしまった。
「まあお前が無事で良かったよ」
ホっとするファスト
「あ、あの人の名前聞き忘れた」
ありがちである。
モブは最強である 明鏡 をぼろ @meugahi
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