1-2 今後の方針
焔です。 現在王女に与えられた部屋のベットにいます。内装はビジネスホテルのような感じで風呂場は無いけどトイレと洗面台は有りました。後この世界にも時計は有るみたいですね 日本と同じ24時間でした。
現在の時刻は15:00だ。まあそんなことより前回の女王の説明を纏めてみよう。
①魔王が復活したということ
②魔族は人間を嫌っている
③魔族は魔術が使える
④説明を聞いた限り未だ魔族と人間の本格戦闘や魔族の異常目撃などもない
⑤王女は魔族に襲われたことがあり手に傷を負った&トラウマになっている
このぐらいか。纏めてみて思ったけど
「魔王何もしてなくね。というか何も起こってなくね、なのになぜ俺らは呼ばれたのか。まあこのことを人に言ったら多分反逆者とか魔族ではないかとか言われて先生の荷の前になりそうだからどこかで死んだと思わせながら逃げるのが最適かな。まぁまだ何も起きてないから深く考えすぎるとストレスになるから気軽に行こう」
俺は未来のことを考えるのをやめ今を考えるようにした。
「そういえばノエルが「この世界ではその人のステータスをカードとして出す魔法がある」と言っていたな試しにやってみるか」
俺は目立ちたく無いなぁと愚だりながら魔法を唱えた。
「ステータス オープン」
俺の右手の甲からICカードぐらいのカードが出てきた。
名前 焔
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 50/50
STR (力) 50
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 50
EXP (経験) 0/5
スキル 「???」
称号異世界人・巻き込まれ
「うわ〜何このステータス全部50じゃん平均が良いとはいったけどこれはこれで気持ちが悪いなぁ」
俺は自分のステータスを見て安心したような落胆したような表情をしている
「このスキルの「???」って何だ?まだ解放されてないだけなら良いが、もしイベントで覚醒する系のスキルだったら嫌だなぁまあそのときにならなきゃ分からないし今は良いかそれよりもやっと休めるし寝よ」
自分のスキル欄にある「???」に恐怖を覚えながらもやっと休める安堵から襲ってきた睡魔に身を任せた。
~焔仮眠中~
「ふぁ~よく寝た 今何時??」
まだ覚醒してない頭を動かしながら時計を見た
「まだ20:00か でも少しお腹がすいたな 何か無いかな」
俺が部屋から出ようと準備をしておると扉をノックする音が聞こえた
「焔様 ご夕食の準備が整いましたので食堂にお集まりください」
さも俺が起きたのを分かっていたかのようなタイミングで使用人が来た。
「分かりましたありがとうございます」
俺は異世界での初めての食事に心躍らせながら食堂へ向かった。
~~移動中~~
食堂につくともうほかのクラスメイト達が集まっておりグループを作っていたり個々で飯を食べていたりしている まあ俺も個々で飯を食べる組だけど そんなことを考えながら他の人の話に耳を傾けた
「詩紋~お前ステータスどうだった オレはHPとVITが高い完全な壁役ステータスだった」
凛音は何かの肉のステーキを食べながら隣に座った詩紋に話しかけた。
「僕はINTとMPが高い魔法系だったから攻撃魔法より回復系になりたいなぁ」
詩紋は願望をいいながらカレーぽいものを食べていた。
「御飯中にすみませんが皆さん話を聞いてください」
香蓮はみんなに話し出した。
「私は先ほどの休みのときに自分のステータスを確認してみたんですが称号に勇者があったしステータスはオール100だったので私は本格的に魔王を倒すために力をつけたいと思います。そのためにみんなの力を貸してほしいです」
香蓮は頭を下げた。
「頭あげろよ香蓮 俺魔法系で前線に立てないけどサポートするからよ」
「そうだぞ香蓮にはパーティーが必要だろだから俺らがお前のパーティーだ」
詩紋と凛音の言葉に、ほかのクラスメイトが次々に続いた
「ありがとう 本当にこのクラスでよかった」
香蓮は涙を流しながら頭を上げた。
『何この青春ドラマにありそうなワンシーンは鳥肌たつわぁ〜』
俺は誰にも聞こえないような声で一人ごちる。
「王女様と話し、明日からは剣術など教わる予定になったので今日は早めに寝ましょう」
香蓮はみんなを見渡して言った
「ではまた明日会いましょう おやすみなさい」
「おうおやすみ」
「おやすみな」
香蓮やクラスメイトが挨拶や話をしている間に俺は誰にもバレないように自分の部屋に帰った
~焔帰宅中~
「やっぱりお風呂に入りたいなぁ」
日本の生活の贅沢性を噛み締めながら体を拭き支給された服を着、ベッドに向かった
「さっき少し寝たからいろいろなことを試そう」
俺はそういうとベッドに座り目を閉じた。
「こういう異世界ものの魔力は体を循環していて意識を向けると感じられることが多いんだよね」
俺はよく読む異世界転成ものの小説の知識を生かして魔力を感じようとしていた。
「何か血以外のものが流れている感じはするけどうまくわからないから」
手を前に出し両手で握手をした。
「そういうときは意識的に魔力を流せば良いんだ」
右手から左手へ血を送るイメージをした。
「これが魔力かなんか水みたいだな… よし覚えたぞ」
魔力の流れを覚えた俺は次は簡易魔法を使おうと右手の人差し指を上に上げた。
「マッチの火のようなイメージを考えながら指先に魔力を動かしてと」
指先に魔力を集めているとボゥッという音とともに小さい火が出てきた
「これが魔法か、小説と同じでイメージと消費魔力量によって威力が違うのかここら辺も覚えといて損はないかなあとは、ステータスオープンと」
名前 焔
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 48/50
STR (力) 50
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 50
EXP (経験) 0/5
スキル 「???」・火魔法Lv.3・魔力操作Lv.5・詠唱破棄
称号異世界人・巻き込まれ
「やっぱり魔力が消費されてるし火魔法も習得されてるかならば」
含みのある言い方をしながら俺はイメージできる魔法をすべて実行した。
~~魔法試行中~~
「今思い浮かぶ魔法はこのくらいかな ステータスオープン」
名前 焔
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 2/50
STR (力) 50
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 50
EXP (経験) 0/5
スキル 「???」・魔法Lv.3(火・水・土・風・雷・氷・防御・回復)・幻影術Lv.3・魔力操作Lv.5・詠唱破棄
称号異世界人・巻き込まれ 魔法使い
「魔力やっば 魔力が枯渇すると頭痛がやばいなぁ其処らへんも小説にあったなぁもしかして異世界もの書いてる人って現実で飛ばされてる人だったりしてな俺らみたいに」
俺は痛みに悩まされる頭を押さえながらひとりごちる。
「あと確認したいことは明日起きてからのステータスの上昇だけだから寝よう」
魔力枯渇からか急激に襲い掛かる睡魔に体を委ねた。
この時城の中で謎の魔法の発動を感知した王宮魔法使いだったが使用された魔力が少なかったため無視した。
~焔就寝中~
「眠いけど起きたから身支度するか」
時計を見たところ5:00だったが起きてしまったからか眠いが二度寝できる感じではなかったので洗面所に行き顔を洗い服を着替えた。
「そうだステータス確認しよ ステータスオープン」
名前 焔
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 61,873/61,873
STR (力) 50
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 28,655
EXP (経験) 0/5
スキル 「???」・魔法Lv.3(火・水・土・風・雷・氷・防御・回復)・幻影術Lv.3・魔力操作Lv.5・詠唱破棄
称号異世界人・巻き込まれ 魔法使い
俺のステータスは謎の成長をしていたというか魔力が気持ち悪いぐらい多くなっている。
「やっぱり成長しているか、でもすげー成長率だなぁ召喚ボーナス的なものなのか俗にいう主人公補正的なものなのかな?でも今の感じ主人公は勇者じゃないのかなまあいいか」
俺はステータスチェックを終えると部屋を出た。
「あの程度であそこまで謎成長するなら中庭で筋トレやマラソンしただけで超人になれそう」
そういいながら俺は思い立ったら吉日精神で中庭に行った。
~移動中~
王城の中庭には近衛兵の訓練場みたいな場所と色とりどりの花で飾られた庭園が有った
まだ早いのか誰も居なかったが今日の訓練のためか刃のつぶされた剣が何本か入っている箱が置かれていた
「勝手に借りるのは悪いけどちょっと剣をお借りして素振りしてみるか」
俺は訓練場に置いてあった刃がつぶされた剣を借り素振りをし始めた。
「結構ずっしりとするが持てないほどでもないし小一時間素振りをするか」
この時焔はこの訓練場で一番重い剣を持って素振りしていたことを知らない
~素振り中~
「ふぅ 汗もかいたし一回部屋に戻って体を拭こうかな」
持っていた剣を元に戻し部屋に戻った
~部屋に移動中~
俺は部屋について汗を拭くなどをし、ひと段落つくとステータスを表示させた
名前 焔
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 61,873/61,873
STR (力) 30,040
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 28,655
EXP (経験) 0/5
スキル 「???」・魔法Lv.3(火・水・土・風・雷・氷・防御・回復)・幻影術Lv.3・剣術Lv.1・詠唱破棄・魔力操作Lv.5
称号異世界人・巻き込まれ 魔法使い
「でました謎成長多分何か条件をクリアすると劇的な成長をするんだろう」
成長条件を考えていると部屋のドアがノックされた
「時間は8:00ちょい前か はいはい起きてますよ」
俺は返事をしながら使用人が飯のため呼びに来たのかなと考えながらドアを開けた。
「焔様おはようございます、朝ごはんのご用意ができましたので昨晩お食事なさった食堂に来てください」
「おはようございます、わかりました。ありがとうございます」
互いに一礼をし使用人は別の人を起こしに行き、焔は食堂に向かった
人物紹介
2回目は主人公である焔くんです。
名前 焔
ステータス
年齢 17歳
種族 人間(♂)
LV.1
HP 50/50
MP (魔力) 61,873/61,873
STR (力) 30,040
DEX (俊敏) 50
VIT (耐久) 50
INT (知力) 28,655
EXP (経験) 0/5
スキル:「???」・魔法Lv.3(火・水・風・土・雷・氷・回復・防御)・魔力操作Lv.5・幻影術Lv.3・剣術Lv.3・詠唱破棄
称号:異世界人・巻き込まれ 魔法使い
紹介
元ははんなり高校の学生でよくいる授業中でもお構いなく本を読む文学少年。勉強自体は中の上で咄嗟に出された問題も答えられる程度には授業を聞き本を読む変態。
よく本の内容の考察や妄想でニヤニヤすることがあり周りからは関わってはいけないキャラだと思われていた。
今回の物語の主人公でチート級の成長力を持っている。
裏話
元ネタは作家である日影 焔。私自体なろう小説やノベルが好きでよく授業中に本を読み先生に問題を出され難なく解いてきた問題児。この物語の主人公である焔は作家の妄想の中のキャラで自分がなりたいキャラの性格をいろいろと合わさった作家の夢である。
次回はモブ1の凛音君の紹介です。
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