眠ってしまおうよ。

ふと眼が覚める。


暗いが外の街灯の灯りが部屋をうっすらと照らしている。


体を起こそうとすると腕に違和感があった。


「あぁ、そういえば」


腕に抱きつく女の子の、幼いとすら思える無垢な寝顔を見て頭を撫でる。


「ん?」


女の子の眼が少し開く。


「あぁ、ごめんよ」


撫で続けると眼を閉じ、寝てしまった。


「大丈夫、此処にいるから安心して眠ってしまいなさい」


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