逆面接でしたか。
「人を」じゃなく「人間を」のあたりでなんかおかしいぞと思ったけど、まさか若者の方も「人」じゃなかったとは。
人類のいなくなった世界で、M302562型はどれだけの時間この作業を繰り返しているんでしょうか。
自らが壊れてしまうまで、この「不毛な」作業を続けて行くのかと思うと、彼に出口のないコマンドだけを与えた「人間」の身勝手さのようなものを感じてしまいます。
AIに心が生まれたら……。思わず星野先生の『2001夜物語』の中の一つを思い出しました。
今回も、読んでよかったの一言に尽きます。ありがとうございますm(_ _)m
さて、恒例のどーでもいい話……。
「歳は彼の方が」
これたぶん「自分の方が」の方がわかりやすいかなあ。ここで感じる「彼」は「青年」の方だと思う。
あ、そういえば星御大はエム氏の呼称が好きだったっけね。
懐かしい気がしたのはそのせいかー。
作者からの返信
またもや修正! ありがとうございます。
エム氏の呼称は、偉大な先人へ敬意を示したものです。
ショートショートのオチの付け方は、ほとんどやり尽くしておられますよね。
軽い語り口は、今の若い方にも抵抗が少ないみたいで、風化しない普遍性に凄みを感じます。
ここまでオーソドックスなオチ付きでしたが、次回はオチ無しのタイプです。
命について考えるとき、結局それはエゴなのではないかという思いに帰結します。
生きるとは何でしょうか。
命はどこに宿るのでしょうか。
そこに答えをつけるのが、とても恐ろしいことのような気がして。
作者からの返信
機械が人間に近づくと、どこで線が引かれるかはSFの定番テーマですね。
人とは何かなんて、M型じゃなくても答えられませんよねえ。