はじめまして。
切ない。甘くて苦くて、切ないお話。実際に義父母の介護をし看取りをし、今また実父の高次脳機能障害と向き合っているだけに、色々と考えさせられ、心の奥底を揺さぶられました。
流れるように読みやすく、素晴らしいと感じます。
勉強になります。
作者からの返信
ありがとうございます!
この第2話は、書いた自分でも気に入っている話です。
読んだ方の年齢や立場によって、受け取り方は様々かと思います。
寂しい話ではあるんですが、苦さや甘さも感じていただけたのなら、これほど嬉しいことはありません。
記憶を失うのも、記憶を失った相手と向き合うのも、絵空事では済まない厳しさがありますよね。
重いテーマですが、今後も色々と挑戦してみようと考えています。
編集済
今日も雨が降るらしいところまで、毎日同じなんですねきっと。
旦那さんとホロが入れ替わったのは、時間の止まってしまった彼女に、時間の止まった自分を与えようと旦那様が仕組んだことだったのでしょうか。
この物語を「虚構の中で偽りの幸せと共に生きる老女と、考えることを放棄して彼女の世話をする旦那様」の話と取るのか「時間の止まった変わることのない日常の中で恐らくは幸せを味わっている老女と、隣の部屋でそれを見守る旦那様」の話と取るのかは、読者に任されているのでしょう。
私は後者の思いで読み終わりました。まあ、そうあって欲しいという希望も大きいのでしょうけれど。
これだけの短い物語にとんでもなく多くのことが詰まっていて、本当に素晴らしい。
これこそショートショートの真髄じゃないかなあ。
以下、ほとんど余計なことなんですけど……。
「朝食とコーヒーを淹れることから始まる」
朝食がなんとなく浮いて感じました。「淹れる」に朝食もかかっちゃってるようで。
「朝食の準備とコーヒーを淹れることから」ってすれば問題ないんだろうけど、多分まどろっこしいんでしょうね。
冒頭だからなー、格好良く始まってるだけに、うーん……。
作者からの返信
早速修正!
これは、看取る時間が異常に長くなったら、みたいな話ですね。
書きたかったテーマと、オチが上手くまとまって、作者としては気に入っています。
タイトル通り、彼の最後のプレゼントが「日常」という解釈が、最もロマンチックではありますね。
でも、ちょっとニガい。
好きな雰囲気ですので、似たテーマは以降も何度か登場します。
他にも気に入ってもらえる話が出てくるのを願いつつ――
ありがとうございました。
わお……
どうしよう、高羽さん
大好きだ!
作者からの返信
(*/∇\*)ワッ
いや、気に入ってもらえてよかった!
一本目は、11編全体の構造上、ウサギを置くしかないんです。
二本目では、自分から見て一番ウケそうかな、というのを選んでみました。
ドライでニガい、でもどこか甘い。
私の好みはそんな話が多く、自分の書くものもそうなりがち。
自分自身では、この二本目が二番目に好きな作品です。
一番好きなのは7本目なんですが、そっちはビター&アクションな感じ。
そういうのも好きなんですよ。
甘寂しい、そんな雰囲気は、youさんの作品にも流れてるときがありますよね。
どこかサラッとした肌触りは、読んでて心地よいです。
この後の9編中にも、お気に入りが登場しますように……
充足の水面の下に溜まる虚無。
けれど何も無いはずの虚無の澱のなかに生まれるものがあるような。
安らぎと寂しさの混ざった一篇ですね。
作者からの返信
さすが早瀬さんという感想ですね。
ありがとうございます。
なまじ何かがあるから、余計に虚しくもあるかも。
でも、まったく救いが無い話というつもりでは書いてないです。