設定厨もこれには思わずニッコリ

最推し理由として、設定の構え方がお相撲さん並にどっしりしており、かなり余裕を持っている部分が挙げられます。

こういう異世界モノ読んでいるとき、そういえば…と脳裏を掠める疑問に
「平面世界なのかな…」「文字や言葉は…」「現地人はなぜ地球人と同じ見た目なんだろうか…」があると思います。私は頻繁に気になる不自由寄りのヤツです。
その辺が一発まるっと解決してしまうあたりで、夜にも関わらずそれなりの声量で雄叫びを上げてしまいました。正気度チェックの時間だ。
世界観のタフな容れ物をきっちりと用意してくれる作者様は本当に強いです。

単調な会話劇や、くどい擬音などのストーリー進行を妨げる小細工はありません。
ひたすら丁寧に描写を深めていく技量と、語彙の巧みさが魅力です。
めっちゃ読みやすくてサイコーにねっちょりした百合。ラブですよこれは。