第2話

 一月五日(曇)、濃霧注意報が発令される。起床五時。気温は大分暖かい。

長野県の山岳地帯では、雪崩の事故が出ている。雪崩に巻き込まれた人々六名死亡のニュースあり。

午前中はあまり上天気とは言えない曇り空であった。いくらか太陽が顔を出してくれたが、夕方まで曇りだった。今日は午前中乾燥肥料作りのため、祭り下町の伊藤伝衛門商店へ機械を買って来、米ぬかを購入して帰り、午後は米町の菅井商店から魚粉を十五キロ購入して来た。

明日は配合して作ることにした。

 

 一月六日、起床五時半。午後一時頃から夕方まで風雨の北風が吹いていた。

午前中は乾燥肥料作りに励む。風が吹き荒れて、庭は枯れ葉で庭掃除に一時間もかかってしまった。

午後は八代の塚本さんが酒とビールを持って来、その酒を飲む。肌寒い日だった。藤代新川の木原の末娘が成人式の写真を持って来、可愛く綺麗に着物を着ている。

本当に可愛い姪ごさんであった。消防出初式が行われた。

 

 一月八日起床六時。素晴らしいお天気です。

昨夜も八戸沖地震があり強い余韻を感じる。これで、今日は三回あった。庭掃除をし、ゴミ焼却場の周りを清掃して午前中は正願寺の住職と檀家の名簿作りのため事務打ち合わせで住所氏名を記載する。

不明のものが増えてきている。午後は八代方面へ上八代から浅間神社まで散歩をする。それからニュータウンの城之内三丁目方面へ二時三十分から五時二十分までかなり長い時間歩いてきた。

少し脚のふくらはぎが痛くなったが気持ちいい日であった。東南アジア諸国で中南米メキシコ辺りから二本の円債款を望んでおり、第二次世界大戦の罪ほろぼしに日本の経済財政をする様子。良いことと思う。


 一月九日起床五時半。今日の予報では、天気は快晴のはずが曇り。山本眼科へ受診。

天気は南風が吹き大分温かな日になった。眼科で白内障があるといわれても、目は急激に見えなくなる様子はない。

眼底出血の方も異常ないそうだ。午後からは昨日に引き続き散歩をする。司馬遼太郎の「花心」を読む。


 一月十日、起床六時。晴れて季節風が強い。

盆栽にハイポネックスをやり、灌水しサボテン類を並べて置く。

先日より調査してきた正願寺さんの檀家の名簿の書き換えをすることになった。整理をし、中国近代史の勉強、ロシア領チェチェン共和国の内紛問題は緊迫した状態が続きエリツュン大統領の批判がたまり、ロシア大統領の権力支配の能力が大分低下した様子だ。


 一月十一日起床六時、天気は晴れ、冬型の気圧配置が続き、日本海側は雪降りで晴れる日が続く様子はないという。

この地は晴れで暖かい。老人会の平和な昼食を食べる。会員一同お寿司を食べることにしたので、昔の老人会風になる。

長生堂へ行き、「めいしん」(心臓の薬)を購入。

 午後二時三十分頃から四時三十分まで近所を散歩。わんちゃんは早く走るのでどんどん家から遠くなる。

しかし、三時に帰り、角力のテレビ観戦。


 一月十二日、起床五時十分、朝八時半頃サイクル推進令により、ダンボールや新聞の集積があった。

午前中は盆栽の手入れをし、この次はサツキやスイセン、ポピーの花を咲かせようと思っている。

土の作り変えを行った。この次は来月の二月一日頃やろうと思っている。

毎日新聞を終わりにする。自分の仕事はアルバイトの経理だが、阿部新聞の経理の乱雑さに嫌気をさしアルバイトを終えることに決めた。

新聞ではメキシコ・ペルーの環境に続いて南欧通貨も利用し、カナダドルも、いずれの市場も揺らいでいる。

経済運用の行き詰まりや政局不安等個別要因によるものだが、ドル・ポンド・円・元の波及を懸念する声も出始め、二月中旬に開かれる予定の安定策が浮上して来た。

またロシアのチェチェン問題も早急に世界中央銀行総会議G7の主要議題として為替の安定が急浮上してきた。

各国が協力して早急に解決をはからないとまた世界規模の景気不安になるかもしれない。また紛争も戦争に発展する可能性があり、早急な解決に力を入れて欲しい。


 一月十三日、快晴。起床六時。変わらず日本海側は雪、太平洋側は乾燥した晴れの日が続いている。

夕方散歩をし、城之内ニュータウン内の散策。

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