第3話
…逢魔時一陣かわす実南天…
私の家の鬼門の方角には厄除けの南天が植えられている。
難を転ずるという縁起を担いだものだけど、単なるおまじないとも私は思わない。願いや念ずる行為は自分の中に言霊を生かし、無意識の中でそうあろうと結果を得られるような生き方をするからだと思う。
歳を取るとお金の事より不安や怖さから逃れ、出来れば趣味を持ちつつ穏やかに過ごしたいと思う。
結果お一人様を旨とするものはこうだという言葉を持たないけれど、何やら不安や怖さを実南天が一陣の風を躱す様に、そういう術を私も長く生きる中で身に着けているような気がした。
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