「女子高生帯刀令!?・②」
抜かれた刀身が、朝の光りにギラっと光る。
刀子の背後から迫る女子高生は、刀子や鞘乃と同じミニスカセーラー服で、同じクラスメイトだ。ただ、バータイの結び方が刀子ち鞘乃の二人とは違っていて、「リボン結び」になっていた。
背は刀子よりやや低く、黄色の長い髪を、上の方でツインテールにし、黒く細いリボンで結ばれていた。そして、上段に構えながら刀子に迫るので、オヘソが丸見えだった。
「おりゃー!!」
ツインテ少女が
そうそう、ところでこの「ニーハイ!」については説明が必要であろう!ニーハイとは膝上までの靴下の事なのだが、実は英語においては誤解を生じてしまうのだ!!英語においてのニーハイとは膝下までで、正確に言うならば膝上は、「オーバー・ザ・ニーソックス!」そして、太ももまでのは「サイハイソックス!」と言うのだ。
ちなみに11月28日は「いいニーハイ」で「ニーハイの日」である。だから、11月08日は「いいオパ」で「おっぱいの日」だ。(嘘です!正しくは8月1日が「パイ」で「おっぱいの日」です)
「刀子、覚悟ピョン!!」
ツインテールをウサギの耳のように跳ね上げながら、ツインテ少女は上段からの構えで加速し、鋭い突きで刀子に迫った。その声に振り返る刀子。
「!!!」
刀子は、突きに対して素早い抜刀!をするかと思ったが、いやいや、そもそも腰からの抜刀そのものが苦手な刀子は、すかさず持っていた学生カバンを両手で持つと盾にした。
―――ザクンッ!!
だがツインテ少女の刀が、学生カバンを貫いた。
「うあっ!!」
刀子は声を上げた。だがしかし!学生カバンを貫いた柄恵の日本刀の刃先は、刀子の喉元にあとわずかの所で止まっていた。刀子はツインテ少女に向かって改めて言った。
「あぶねーな、このクソ
切れ長の目がカミソリのようになって怒って言う刀子に対し、ドングリ
「先生がいつも、
刀子の学生カバンを貫いた刀を両手で柄恵は引っぱるのだが、全く抜ける気配はなかった。
「オレの抜刀が、下手クソで抜くのが遅いから、後ろから攻撃したって訳か!なあ柄恵?」
刀子は冷たい目で、学生カバンを両手で持ったまま柄恵に言った。
「そうだピョン!どうだ、驚いたろー!?」
学生カバンの横から顔を出しながら言う柄恵。言ながらも、柄恵は刀子の学生カバンから、刀を抜こうと必死だった。
「あれっ?抜けないピョン!!」
それを見て鞘乃が言った。
「柄恵ちゃん!学生カバンには“鉄板”が入ってるんだから、貫いたが最後、簡単には抜けないと思うよ」
「え~い、この~!抜けろピョ~ン!!」
柄恵は刀子の学生カバンから刀を抜こうと悪戦苦闘している。そんな柄恵のバタバタする姿を見て、刀子は呆れながら言った。
「てか柄恵、黙って襲えば良かったのにな?」
「そうなんだピョン!つい声が出てしまったピョン!ってか、ホントに抜けないピョン!!」
何度、引っぱっても抜けない刀!いい加減、学生カバンを持つ手もくたびれてきた刀子は一瞬、ニヤッとして柄恵に言った。
「さて、柄恵?」
「なんだピョン?ぬぐっ、ぬっ、抜けろー!!」
「常在戦場だったよな?」
柄恵が刀を引っぱるタイミングに合わせ、両手を学生カバンから離す刀子。
「うわっ!?」
――ドテッ!
柄恵は、勢い良く後ろに向かって転んだ。
「イタタタッ!刀子~!!」
学生カバンを貫いた刀を両手で持ったまま、地面に尻餅をついた柄恵は、M字に両足を開いていた。
「黄色」だった。
前後のクロッチラインが分かるほどの大開脚だった。
「クロッチライン」!
おっと!そうだった。この「クロッチライン」についても説明が必要であった。そもそも「クロッチ」とは、パンツの股の部分の当て布の事である。男の子のパンツには無い布で、お股がこすれたり、色々な事情で染みがつく為、この部分の補強がされているのだ。(ちなみにAVとかだと、この布を内側から切り取ってる事がある。理由は、薄くしたらその方が……まあ、頑張ってググれ!)
そして、クロッチを縫い付けたラインを、クロッチラインと呼び、前部と後部でそのラインが見られる事から、前クロッチ(ライン)、後ろクロッチ(ライン)との呼ばれていたりするのだ。
なお女の子のパンツに、このクロッチがある事で、男性パンツにはない、とても「良い表情」を出していると言っても過言ではない!だから断言しよう、この魅惑の二本線、クロッチライン!この線があるかないかで、パンツが「生きるも死ぬ」も決まるのだ!!
機能美と
「クロッチライン」だ!!!
とにもかくにも、女の子の大事な所を御守りする!我らがクロッチに、ご声援を!!
で、話は戻る。
「いきなり手を離すなんて卑怯なんだピョン!!」
――プルプル
M字開脚で、黄色いパンツを見せたまま、柄恵は学生カバンが刺さったままの刀の先を刀子に向け、反撃に備え構えていたが。
―――ドサッ
さすがに重いので柄恵は地面に降ろしてしまった。その姿は大股を開いて、大物を釣ってる釣り人みたいでもあった。
すると刀子は
――パチンッ
鯉口を切り、とってもゆっくりと、そして、たどたどしく抜刀した。
「まっ、待つだピョン!」
左手を上げて、待ってもらえるよう懸命に手の平を広げる柄恵!!だが、そのポーズは、右手で学生カバンを貫いた刀を持ったままの為、鞘乃の巨乳に匹敵する、柄恵の大きな「おっぱい」を。
―――ボヨンッ!
と、下から挟んで持ち上げる効果を生んでしまった。
その瞬間!
「テメーもか?柄恵ぇえええ!!」
やっと抜刀し終えた刀子は、そのまま刀を右に大きく出すと、右手首を返し刃面を柄恵に向けた。
ちなみに柄恵と鞘乃の、おっぱいの大きさは、鷲づかみにした時に指の間から、柔らかなおっぱいがハミ出る!そんな大きさのおっぱいである!!
そして指で、先っぽを押したものなら、「いったい!どこまで入って行くんだ~!?」と、いう大きさのおっぱいだ。参考までに。
「ひっ!!」
小さく悲鳴を上げる柄恵。元気だったツインテも、しおれていた。柄恵が下から仰ぎ見る刀子は、綺麗なヘソを見せた狂った
「あうあう!!」
ビビル柄恵。すると刀子は刀の
「待つ、ピョーン!!」
「問答無用ーー!!」
そして刀子は、柄恵の「首」を勢い良く!!
―――ザクンッ!
跳ねてしまったのだった。
つづく
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