ヤバン王 Ⅴ 霊信/ポルタ-
宇宙人を倒していたのか!
なぜかそのへんはすっぽり覚えてないもんよ
ん~?でも変だ別の宇宙人と戦ったのは覚えてるんだもんよ
黒死病のもそうだしあれ?宇宙人だったっけ?
ほとんど外見が地球人と変わらない、やつらほとんどが
あーそれと敵対してる悪いヤツら…形も思い出せないや…
ガス欠だったからかな……?
あー黒くて硬くて霊波系攻撃が無効のやつらだ
奴ら全部【黒】で…
(´・ω・`)
なんだっけ?
「ゆみやちゃん」
「はい?」
「霊波系攻撃ってどんなんだっけ?」
「ご主人様の
「おりょ?俺が倒した悪い宇宙人て霊波系攻撃無効じゃなかった?」
「確かに効きませんでしたね。青系の近接能力に劣る人は離れたところからの遠隔能力で何かを操るとか催眠術みたいな精神攻撃系ですね。銃と併用してたので結構曲者でしたね。」
「ぁ~?そんな奴いたような気もする…顔は出てくるのに名前が出てこない―
眉がこう寄ってて悲劇のヒーローみたいな…あ~~~~なんだっけなー???」
(ライバルポジションでも名前は出てこないんだ…あれ?そもそも名前で呼んでない気もします…)
「犬!!犬のやつだ!!
「そうですそうです犬の人です。なにか紐づけされてればどんどん思い出せますね!流石ご主人様です!どんどん良くなりますよ」
「あ、霊波攻撃のお話でしたよね【霊波】は電波みたいなものと考えください。
青系の霊波は遠くまで飛びます。物体は透過しますが生物に当たると生命の霊子に当たって霊子を動かすといった方がわかりやすいでしょうか。ご主人様にご主人様の技の説明をするのも釈迦に説法にもほどがあるのですが…」
「ん?大丈夫
薄暗い倉庫でダチョウがバタバタしているが気にしてはいけない
「はい♡青系であれば霊波を飛ばして相手の霊子を動かして思考を誘導したり、
「お?それ便利だもんよ」
「あ、あまりご主人様にはお勧めできません受信側はともかく送信にわずかですが
「俺もできるもんよ?」
「は、はい普段から漏れてらっしゃいますし少し制御を覚えた方がよろしいかもしれません」
(もっとご主人様を感じていたいけど勿体ないもの…)
「うんむ。覚えるもんよ」
「まず、霊波への指向性を持たせ方です、相手を見ます」
「見るもんよ」(`・ω・´)
(ご主人様かっこいい…見られてるだけでドキドキしてしまいます)
「先にこちらから送りますね、唇が動いてないか指で触って確認しててください」
唇にもっていった右手を両手で包み込む、
柔らかな唇とすこしひんやりした細い指の感触
( ( ( (ご主人様愛してます) ) ) )
ジ~~~~~~~~~~ン
目から入って耳を駆け回り脳天を掻き回すようなそんな衝撃
ぶるぶるぶるぶるぶる
背中を通って指先まで何かが来る
!!
「こ、これが霊波攻撃か!!!こ、これやばいゆみやちゃんどんどん好きになってくあーーーーもうかわいいなぁああああ!!!」
スリスリスリスリスリ
「い、いえ攻撃では…
今度は俺の唇にほっそいきれいな指がとまったぞ
俺の両手は既にゆみやちゃんの体をがっちりホールドしてるもんよ
よ、よーし
((((((((((((愛してる!!!!!!!!!))))))))))))
ドゴ―――――――――――――――――――――――――ンッッッ!!!!!!
「ひゃ…ごひゅじんひゃ、ま…あひっ、はぁはぁはぁ」
身を固くして膝をぴたっ、とくっつけて
唇を確かめるはずの手も俺の体にしがみつくので精一杯だ
「ひ、ひあわせです…わらしの人生に一片の悔いもありまひぇん…」あひ
「おくつろぎのところ申し訳ありませんッ敵影30ッこちらに進路を変えました!」
むう敵だと?!
「うち中型6小型24ッ北西よりあと15分ほどでここにやってきます!」
「迎え撃つ!!ふぉれッ火の用意だ。れがッ盾をよこせ。じゃすには来るまでに薪
を集めよう伝えろっ!」
「「は/だ」」
「今回は盾を使われるのですか?」
「?んにゃ?これで米炊くんだ……」
「「「……」」」
「ケンジ!!」
ばーん
「なんだ?やってたんじゃないのか?」
「敵だッ数が多い皆を避難させろッつか避難できる場所あるか?あと15分もない」
「なんだとっ?とりあえず2階に行くんだ群の集団突撃は車に乗っても死ねるッ」
「俺が全部ヌッ殺す!!それまで死ぬな!」
「お前こそ死ぬなよッ」
ケンジは学校に走っていった
「しまった!」
「ご主人様?どうされました??」
「米、学校だ…鳥雑炊…」
しゅたっと羽を閉じてじゃすてぃすが着地する
「装武様!薪を取ってまいりました!」
ぐっ
「ここは悔しいが一回作戦を立て直す!」
「「「はっ/だ」」」
しかし鳥雑炊を超える案はなかった…ぐるりと辺りを見回す
流石工務店ナイス!丸太がある!ちょっと蔓かぶってるけど
「じゃす、れが、これが今回の武器だ!!これでできるだけ血を吐かさず倒せ」
「「は/だ」」
「ふぉれはバックアップに徹しろゆみやちゃんと隠れつつ敵が散ったら場所を指
示するもんよ!」
「「は」」
「丸太は持ったな!!いくぞ!!」
「「はっっ」」
俺たちは丸太をもって駆け出したッッ
ハァハァハァ ハァハァハァ
意外と丸太重いもんよ!
≪装武様、こちらフォレスタ、あと84秒で接敵します、
両脇が田のその道をまっすぐ来ますのでその場での迎撃をお勧めします≫
「おうっ」あれどうやんだっけ?
「相手見えないときはどうすんの?」
≪この距離なら音声は拾えるので普通に仰ってください≫
「よッし『ゲット・ドリームアタック』ッ!合体だぁ!!!」
「え?はい」「だ…?」
≪ちょ、ご主人様私も混ぜて欲しいです…≫
「ちょっと危険なフォーメーションだもんよ!!行くぜっっ!!!」
≪≪!!→≫≫「「了解!!」」
ドンッ「俺を踏み台にしろおおおおぉぉぉ!!!」
「おおおおおおおぉぉぉぉっッッッ」俺は二本の丸太を脇に抱え込むッ
「トウ・」レガシアは俺の肩に飛び乗った!
「トーゥ!!」ジャスティスは羽ばたいて3段目に!!
「俺が両脇からこの二本の丸太で奴らをぎゅっと挟み込む!」
「じゃすは上から丸太を叩きつけて一網打尽だ!!」
「はいっ!」
「・・・ワタシハ?」れがの丸太は俺が持ってるので…
「『ドリーム』だ!!俺が敵を捕まえて『ゲット!』って言ったら『ドリーム』っていうんだ じゃすは『アタック!!』で攻撃な!!」
≪敵!来ますッ数、速度そのまま!≫
「こおおおいやああああぁぁぁあああああッッ!!!」↑↑
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
炎冠と比べれば一体一体は半分以下だ、それでも3メートルほどあるのもいる
猛獣の暴走族だ。スクーターに乗った珍走族なんか目じゃない迫力だ
蛇行なんかせずに直線でこっちに向かってきている。いや蛇行しているのか?
炎冠とは違って平べったい、頭の位置は変わらないが体は蛇にように動いている。
小さいのでも捕まえたダチョウより頭がデカい馬ぐらいだ、
そいつらが一車線道路に…2、3、4、6?あれれれれれ???
道路はみ出て広がりやがる!!
ぴょん・ぴょぴょぴょんぴょんぴょんぴょん…
「あっちょッッこっち来ないもんよ!!」
泥をまき散らしながら田んぼを走り抜けていった。
ドドドド…↓↓
「案山子やってる場合じゃねぇ!!追うぞっ」「「は/だ」」
――――≪ちょっと待ってねぇ♡さっきの
危うく逝かされちゃうとこだったわね♡この男食男爵がネッ!≫
ゾクりと首筋を這う嫌な感じがした。
敵だ。それはわかる、だがそれ以上の危険を感じる
ゆみや≪ご主人様っ敵の
(今のご主人様には厳しいかもしれない…)
男爵≪ちょっ?プライベートな会話に割り込まないでくれる?!≫
(こっちは対象絞ってるのに何で割り込めるのよッ?)
男爵≪まあ最も、彼はもうアタシの術中よ♡…そろそろ、きたんじゃない…?≫
あぐっ!!
ゆみや≪ご主人様!!即撤退しましょう!!
男爵≪あら?どこに逃げるのかしら?アタシの
「俺は…大丈夫だッッ!ケツの穴がムズムズするだけだもんよ!!!」
男爵≪いいわぁ♡男の子だもんね♡尻尾巻いて逃げるなんてでぇきないわよねぇ♡≫
ゆみや≪ソード、成田へいって竜人をみ「じゃす、学校に行ったのを追え…」
じゃすてぃす≪はっ30匹掃討したのち成田へ向かいます≫
「俺は成田まで走る!!!」
ゆみや≪!!≫(完全に敵に術中…)
≪ご主人様!!変身してください!
霊化銀や”宇宙人”の外皮の様に伝導率の高いものがあれば霊波はそちらに流れ直接霊子を動かすなどできなくなりますパワーアシストもありますから早く走れますしカッコいいですよ≫
――カッコいいですよ―――カッコいいですよ――カッコいいですよ―――(えこー
!!!!
きゅ(尻の穴をすぼめた音)
「おおおおおおぉぉぉぉおおおッッッシャアァッッ」
/伸ばした手の先から黒い稲妻模様が浮き出るッ
「へん~~~~~~~~~~/ヘソ下で拳をクロスッ溜めて、ゆっくり返し…
≪―――させないわ≫スボッ
「――――――――ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
装武は”超”う●こが漏れそうな感覚に襲われ、哀れ地に伏した…
≪ふっふっふアタシの能力【
装武、ゆみや((……なんて恐ろしい能力))
≪ふう、貴方たち何か勘違いしてない?アタシは貴方たちを仲間にしたいと思って
るわ、炎冠公爵、あの大きな人、倒したの貴方たちでしょ?≫
「あ、ああ」
ゆみや→装武≪ご主人様、今のうちに走ってください、相手の時間稼ぎに付き合ってはいけません!≫
(この距離で仕掛けてこれるなんて!水色だと思って油断してしまった!相手は
≪貴方たちが倒してくれたおかげでアタシが実質この半島の支配者になったわ≫
装武は走り出した!尻の穴に力を籠めながら!
≪ただで力を貸せなんてケチ臭いことは言わないわ。貴方たち能力者が欲しい情報、あるんだけどな~♡……絶倫パワー回復の方法よ!≫
ゆみや≪!! 絶倫パワーは分かりませんが死力を回復させる方法があるのですか?≫
男爵≪視力?目でもち●ぽでも能力の根源は一緒よ、ただアタシを倒したらこの方法は手に入らないと言っておくわ≫
(まさか人間を食べろと?…しかし人間のお腹に人間は入らない別の方法がある…?)
ゆみや≪ご主人様、ご一考の価値があります≫(情報引き出して倒してしまえば…!?)
――――――――――――――――――――――――
「追いついたッ掃討するぞッ」メイスを敵前に降下させつつソードも戦闘開始した
「?」「ココハワタシ二任セテオマエハ装武様ノ元ヘ行ケ」
と言いつつも両脇に抱えただけで倒してはいない
「敵が漏れてる!!頸椎か足の骨を折れッッ」
ソードはこの間に小型5匹を転がした
「ざこノ掃討ハワタシ二任セテ オマエハ装武様ノ元ヘユケ」
「なに?ご命令を無視して行けるわけがないだろう?!」
「装武様ノ偉大サヲ愚民二知シラシメルノダ」
「このまま恐竜をけしかける気か?」
「ナニ スコシ ぴんちヲ演出スルダケサ」
「ふむ…死人が出れば装武様の勝利に傷がつくぞ」
「問題無イ…副団長殿二任セレバイイ」
「ああいたな…わかった。残敵掃討はメイスに一任する」
「了解シタ。」
ソードは再び装武の元へ羽ばたいた。
――――――――――――――――――――――――
装武は走った!メ□スのようにッッ
100メートルを10秒フラットの勢いですでに12キロを走っていた
なにが装武をそこまで駆り立てるのか?
超人的な体力を持つこの男でもスタミナには限界があるのだ
既に息は蒸気機関車の煙の様に
体は長距離走にもかかわらず赤みを帯びるを通り越して真っ赤になっていた
「トンンンファァァアァァアアアアアアアアア!!!!!」
どこからかともなく出した炎冠の骨で作ったトンファーで
すれ違いざまに中型竜人の頸椎を叩き折った!
減速することなく走り出す!
否、さらに加速するのだ人間の限界を超えて
男は皆プライドのためには限界を超えられる!
((((―――――――ぅぅぅうううう●●●●こ漏れそうッッッ))))
戦いはケツの穴で繰り広げられていたッッッ!!!!
――――――――――――――――――――――――
「竜人どもが来るぞ―――ッッ避難しろォォッ――――!!!」
ケンジは叫んだ
装武たちの話を聞いて元学校の集会所には女が大勢きているのだ
米の収穫は終わったが畑に出ているものも多い
「二階以上に上がれッ!!はっはぁ―――もうすぐ来るっ!」
クジューリの集会所には食料を保管するため柵がある、
金網フェンスに近くの廃屋から外壁を立てかけ上に有刺鉄線をつけた粗末なものだ
竜人侵攻前は成田から暴徒がよくでたがそれでもかなり有効であった
2メートル近い高さがあれば中の様子は見えないし有刺鉄線が張ってあれば
登るのも難しい
だがやはり竜人侵攻の際にはほぼほぼ役に立たなかった
――――津波の様なものだ
勢いのまま当たり辺りを食い散らかし退いてゆく
中型以上が群れに含まれる場合、(厳密な種類や特徴ではなく人の身長より大きい
か小さいかの判断でしかないが)門は閉めないほうが避難は早い
話せる竜人が来て男たちを連れて行ってからは襲撃は減った。
が皆忘れたわけではないようだ、スムーズに危機感を持った速さで階段を上る
防火シャッターはベコベコだが階段を上がってくる小型にはまだ有効なはずだ
カンカンカン
簡単に作られた二階の警鐘だが、近くで農作業をしてるものは避難を開始する
近くに似廃屋があればその二階に屋根に、丈夫な木があればその太枝に。
最初期の襲撃は絶望的な数でそれこそ津波を思わせたが
地響きも雄たけびも響いてこない。逆にそれが不気味だった
今朝方あの炎冠を狩って持ってきた男が来た
『ヤバン王』になると言ったあの大男
連れの女は戦いの疲れでお休みになったとか言っていたが戦っているのだろうか?
――――――――――――――――――――――――
!!!
ズギュウウゥゥンンッッッ
装武の戦いはケツの穴で繰り広げられていたッッッ!!!!
――――――――――――――――――――――――
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