第4話. 人生交換
昼下がり、私と山田さんは、学校の屋上にいた。
今思い返せば、この瞬間に私の今後は大きく左右されていたのだと思う。
「人生、、交換??」
山田さんの笑顔は、一段と眩しい。
「そ!人生を交換するの!....興味あるでしょ??」
上目遣いで私の顔を覗き込んでくる。得意げな顔で、山田さんが熱く語る。
なんでも、私と山田さんの中身を入れ替えるというとものらしい。この手の映画を観たことがあるような気もするが、興味があったので、私は騙された思いで、山田さんの話しに乗ることにした。
この時の、山田さんの表情と空の青さは、とても眩しかった。
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