草枕の読み方

歌番号3134を例にとって、『草枕』の読み方について考えてみます.

ただし上代特殊仮名遣は間違いであると仮定しています.


引用しますと、

3134 里離 遠有莫国 草枕 旅登之思者 尚恋来

引用を終わります.


『草枕』の意味は『徒歩(かち)』であると思います.


『草』を『かや』の『か』と読み、『枕』を『ちん』の『ち』と読めば、『草枕』は『かち』と読めると思います.


私訳ですが、現代語で示せば、

3134 里を離れて遠くに有るわけではないが、徒歩の旅と思えば、なおさら恋いしいなぁ

と云う感じでしょうか.

(了)

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