哭の読み方
歌番号373を例にとって、『哭』の読み方について考えてみます.
ただし上代特殊仮名遣は間違いであると仮定しています.
引用しますと、
373 高鞍之三笠乃山尓鳴鳥之止者継流恋哭為鴨
引用を終わります.
前半の読みは省略して、最後の4文字『恋哭為鴨』を読むと、哭は喪の略字なので『も』と読むのが定説になっていますので、『恋もするかも』となりますが、本当でしょうか.疑わしく思っています.喪を崩して書いて、哭になるとは思えません.
それでは、何と読むのか考えてみます.
哭くときは『ウォー』と哭くので、『哭』は『を』と読むのだと思います.
従って、『恋哭為鴨』は『恋をするかも』だと思います.
(了)
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